皆大好き冬キャンプ!虫いないし人少ないし何より薪ストーブを楽しめるのが良い所。僕は四季の中で冬キャンプが一番好きで寒さを耐え抜く非日常感がたまらない。
でも冬キャンプは気温の低さから生じる問題や防寒対策が必要になるので慣れるまで何度も失敗して、その度に道具を増やしたり対策してきました。
そこで今回は僕の冬キャンプでの失敗談を10個ご紹介します。
- ①シンプルに寒い
- ②隙間風を舐めていた
- ③ガスストーブが点火しない
- ④石油ストーブだけでは寒い
- ⑤薪ストーブの薪が足りない
- ⑥煙突の隙間から雨が入ってくる
- ⑦一酸化炭素中毒だったかも・・・
- ⑧寒くて寝れない
- ⑨朝に薪が濡れてる
- ⑩結露がすごい
- 最後に・・・
①シンプルに寒い
「当たり前だろ!」と思われるでしょうが冬キャンプは本当に寒いです。初めて冬キャンプ行った時上半身は長袖に登山用のレインウェア、下半身は厚手の靴下とズボンはジーンズ。その日は寒すぎて焚火から一歩も動けませんでした。
設営している時は身体を動かすので暖かいですがキャンプはじっとしている時間の方が圧倒的に長いです。服装に気をつけないと凍えます。
対策
現在は上半身はヒートテック→長袖→モンベルフリース→アークテリクスダウンという登山ブランドで固め、下半身もアークテリクスの防寒タイツを着用するようになりました。寒いとせっかくのキャンプが思う存分楽しめないので冬キャン用の服にはお金かけた方が良い。普段使いもできるし。
②隙間風を舐めていた
冬キャンはテント内に籠りキャンプする方が多いと思いますがその時に気をつけたいのが隙間風。フロアレスであればテント下からスーッと冷たい風が入ってきます。
僕が最初冬キャンしたDODのパップフーテントは隙間風があまり気にならなかったですが次のノースイーグルワンポールテントは隙間風が凄まじくて石油ストーブを焚いても全然ダメでした。そこで対策せずどうしても欲しかったギギ‐1を購入したらこちらもフロアレスで隙間風がビュンビュン入ってきて寒いばかり。
対策
冬キャンプする時のテントはインナー付きの物か、テント下にスカートが付いた物が絶対良い。
学習せず何度も凍えたのでギギ‐1は春、夏専用にし冬にはスカート付きのサーカスコットンかフロアレスだけど高さ調節で疑似スカートができる軍幕を使うようになりました。
③ガスストーブが点火しない
ガス缶は寒さに弱いので気温が低いと上手く点火してくれない事があります。キャンプに特化したOD缶ならまだしも一般家庭でも使われるCB缶は点きにくい。
僕は主に使っているSOTOのレギュレーターストーブはCB缶でも安定した火力を出してくれますが、気温が低すぎるとそもそも点かない時があります。
対策
冬キャンでは寒冷地用のCB缶を使うようにしています。少々値段は上がりますが寒さに強いプロパンが含有されているので気温が低くても火力が安定します。今の所気温の下がりやすい早朝だろうが深夜だろうが問題なく点火してくれます。
あといざという時の為に固形燃料などガス以外に安定して火が点いてくれる道具を追加購入しました。
④石油ストーブだけでは寒い
最初「薪ストーブは上級者」というイメージがあったのでトヨトミレインボーを購入しましたが、広いテントに石油ストーブ単体では下半身が寒い。
また先ほど紹介した隙間風が入るテントならせっかく溜まった暖気が抜けていきます。
対策
対流型のストーブは上に暖気があがっていくのでサーキュレーターなどでコントロールすればテント全体が暖かくなります。
僕は夏キャンプ用に購入した首掛けサーキュレーターをポールに固定して自分の方へ暖気が向くようにしていました。そうするだけで隙間風の入るギギ‐1でも大分変わります。
今年はCLAYMORE fanV600+があるので冬キャンで活躍してくれそう。
⑤薪ストーブの薪が足りない
薪ストーブのガラス窓越しに見える炎が楽しくて昼からガンガンに燃やしてたら夜に足りないくらいに薪が減りました。結局その時はキャンプ場の薪を追加購入する事に・・・。
冬キャンの夜は身体の芯まで冷えるので暖房器具が無いと本当に辛いです。
対策
それから薪ストーブを持って行く時はいつもの倍以上薪を準備するようになりました。余るの覚悟ですね。
あと昼は出来る限り焚火で暖を取るようにして薪を節約。薪ストーブは火力が弱まると一気に冷えてくるので出来る限り薪は温存しています。
⑥煙突の隙間から雨が入ってくる
以前使っていたホンマ製作所のAF-60は煙突の径が太くて、煙突ガードも装着すると幕に大きな隙間が出来てしまいます。
問題の日は雨予報じゃなかったのに急に雹が降ってきて隙間からテント内に入ってきました。急いでその辺にあったスパッタシートやらで防いだので良かったですが、一部道具がびしょ濡れました。
対策
キャンプ用の太めのクリップを使って隙間を出来る限り塞ぐようにしました。あと煙突の径が細いauvilのファイヤーウッドストーブに切り替えてます。
最近の薪ストーブはガラス窓付き、煙突フルセットで2万円くらいで買えて良いですよね。正直薪ストは冬にしか使えないから安く済むのならそっちの方が良い。
⑦一酸化炭素中毒だったかも・・・
薪ストーブを使っている時に一度だけ眩暈がして気分が悪くなった事があります。すぐに外に出て深呼吸してたら治ったけど多分一酸化炭素中毒だった。
一酸化炭素警報器を置いているけどその時は何も反応しませんでした。やはり中華性の安い物は良くないのか、家庭用の警報器だから鈍いのか、一応置くけど気休め程度に思ってます。
対策
薪ストーブを使う時は前幕を開くか、定期的に開けて換気するようにしました。せっかくの暖気がゼロになりますが死にたくない。
あと寝る時は必ず薪スト内の炎が全て消えたのを確認してから寝てます。グルキャンやファミキャンであれば異常に気づきやすいですがソロキャンは全て自己責任。暖房器具を点けながら寝るなんて恐ろしい事僕は出来ません。
⑧寒くて寝れない
一度体験した方なら分かると思いますが、寒さに震えながら寝ると翌朝全身筋肉痛になっているんですよね。痛くてダルい中片付けをするのは本当に面倒くさい。
というかそもそも寒いと本当に眠れないです。写真はコット→激安マット→ラグ→3シーズン用シュラフとその時の最強装備で冬の夜に臨んだのですが寒くてダメでした。
対策
自宅で使っている毛布を持って行ったりしましたが荷物になるので結局冬用シュラフを買いました。
今はコット→激安マット→冬用シュラフ(足元ダイソー湯たんぽ)→寒ければブランケット追加、に進化しています。ブランケットはキャンプ中も使えるので便利。ほぼ剥き出しの軍幕でもこれで暖かく眠れました。インナーテントなら暑いかも。
ちなみに僕が使っている冬用シュラフはたった1万円というコスパ最高なのでおすすめ。有名ブランドなら4~5万はします。
⑨朝に薪が濡れてる
冬は霜や露で外に道具を出していると濡れてしまいます。特に薪はそのまま外に置いている事が多いので翌朝水分を吸収して楽しい朝焚火に少々時間がかかります。
一度湿った薪は普通の薪より長めに火に当てないと燃えてくれないのでひたすら焚き付けをナイフで作っては焚火台に放り投げる作業を続けます。あとナイフで削って濡れてない部分を出すしかない。
対策
寝る時に薪をテントの前幕内に移動させたり、地べたに置かないようにしました。単純な事ですが重要。
こういう時に薪キャリーバッグが活躍します。最近オレゴニアンキャンパーのロガーバケットを買って、正直使う前はそこまで必要性を感じませんでしたが動かす時楽だし、常に地面から薪が離せて便利。あと荷物入れになったり何かと出番が多い。
⑩結露がすごい
結露は外部と内部の温度差で生じるので、気温が一桁の中テント内で暖房器具を焚く冬キャンプの結露は凄いです。
ポリエステルよりコットン生地のテントの方が結露しにくいと聞いてサーカスコットンを購入しましたが水滴にならないくらいで普通にびしょ濡れになりました。結露で濡れるとテントを完全に乾燥させるのが面倒なんですよね。
対策
寝る時に暖房器具を消したり、前幕を少し開けてテント内と外の気温差を無くしてます。普通に寒いので寝床の防寒対策を十分にしないと凍える。
これでも翌朝少し結露で濡れている事があるので、朝一番にベンチレーション全開、前幕&後幕全開、サーキュレーターがん回しておけば結構早く乾きます。
最後に・・・
今考えると昔の僕は無知で無謀で、よくそんな装備で冬キャンしてたなって思います。それで実際に痛い目見てるのでまだ良かったかな。
キャンプに慣れるまでは使わなくても色々な道具を持って行った方が良いですね。それでキャンプをするごとに段々減らしていけばいい。最初から最低限の道具でキャンプするのは難しいと思います。
シーズン毎で準備する道具を変えたり対策するのもキャンプの楽しい所。冬キャンプもしっかり楽しませてもらおう。まずは薪ストの準備!!
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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