待ちに待った寒い時期。秋と冬はキャンプで薪ストーブを使いたい人間にとっては最高の季節です。
今回はずっと使いたかったauvil『ファイヤーウッドストーブ』の初火入れです。とても楽しみで「どんな風に燃えるのかな」「暖かさがすごそう」など想像が膨らんでいましたが・・・単刀直入に言うと物凄く使いにくかったです。
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ファイヤーウッドストーブとは・・・
韓国のガレージブランド『auvil』の組み立て式ストーブで、auvilの特徴のカスタマイズできるテーブルにも設置する事ができます。
本体と煙突だけで約4万円、ミニマルチロングテーブルが約9,000円で合計約5万円の商品です。高い・・・。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
僕が一目惚れしてからずっと欲しかった道具で、auvilにドはまりしたきっかけでもあります。
そんな道具を8月に買ったは良いものの夏真っ盛りにストーブは使用することはできず、自宅待機していました。それが今回やっと使える訳なのでテンション上がりまくりな訳です。
実際にキャンプで使ってみた!
『神石高原ティアガルテン』でのソロキャンプの際に使ってきました。
気温はそこまで低くはなく焚火だけでも何とかいけそうでしたが、せっかくなのでファイヤーウッドストーブを使う事にしました。
運搬は本体と煙突共に専用の収納袋に入っているのでとても楽でした。重量はありますがコンパクトなのがとても良いポイント。
下準備
今回はポーランド軍幕とロシア軍幕の連結パップテント内にインストールします。
初めて設置するのでどこの穴から煙突を出すか、幕には当たらないか色々考えます。
そして設置する前に防護シールを剥がすのを忘れていたので取ります。全部ではなく最上部の一段下のパーツとついていました。
ガラス窓部分の固定テープも剥がしましたが、テープ跡が残ってしまってます。
長らく放置されていたのがわかります。我が家にくるまでもショップ内で放置されていたのだろう。
設置開始
それでは設置していきましょう。
テーブルの枠にはまる真ん中のパーツを設置したら、小さくなる順に他のパーツを組み入れていって最後に本体を乗せたら完了。とても簡単です。
最初ポーランド軍幕のポケット部分から煙突を出そうと思っていましたが、幕と近すぎて燃える可能性があったのでやめて、ポーランド軍幕とロシア軍幕との連結部分から出す事にしました。
ボタンで穴の広さを調節できて、固定するのもボタンを閉めればできます。
ちなみにファイヤーウッドストーブは専用の煙突ガードはないので僕は自作した煙突ガードを持って行きました。
低いサイズのテーブルなら幕と当たらないと考えて一回チャレンジしてみましたが、テーブルが長すぎて断念。
サイズの小さい穴開きテーブルなら丁度良さそう。
設置完了
そしてなんやかんやでやっと満足いく所に置けました。
鉄製の黒色が軍幕と相性抜群でかっこよすぎる。ただの箱型というシンプルさもとても良いです。
左奥に置いていますが黒すぎて見えにくい。
サイズもソロ用テントなら丁度良いくらいではないでしょうか。ファミキャン用のテントでは小さすぎますね。
組み立て中に気づいたが最下部がスライドする事。ガラス窓部分ではなくここを開いて薪の補充等行えそうです。
火入れ開始
この夜までが待ち遠しかった。焚火からファイヤーウッドストーブで移し替えの儀式を行います。
燃えた薪を先ほどの下部パーツに入れます。
焚火台も同じですが、綺麗な物を一気に煤だらけにするのってもったいなさと期待の半々で不思議な気分。
火入れしてまず思ったのがガラス窓小さすぎ!
デザイン的には最高なのですがさすがに小さすぎて中がとても見にくい。とはいえ購入前から思っていた事なのでまだ許容範囲。
ガラス窓から薪がとても入れにくくても許容範囲・・・。
火ばさみを入れて薪の場所調節がしにくても許容範囲・・・。
ひとたび点火すると良く燃えて前幕を跳ね上げていてもすごく暖かいです。
これこそ薪ストーブですね。黒い外見なので赤く燃えあがっているのが写真映えします。
ですが・・・この最下部の薪入れ部分がとても使いにくい。一部ステンレスのパーツが邪魔して薪の出し入れがとてもしにくいです。長い薪だと引っ掛かるし、外そうと思ってもガラス窓が小さくて四苦八苦するし色々大変。
ステンレスのパーツは外した方がよいのかもしれません。
あと写真ではわかりにくいですが、煙が各所から吹き出てます。特にガラス窓付近。
一般的な薪ストーブより換気は頻繁に行わないと危ない。燃やしすぎると炎も漏れてくるのでしっかり見とかないと幕が燃える可能性が・・・。
ガラス窓は速攻で真っ黒。これは想定内ですが焚いている間はどうしても拭けない。
正面に開いてくれたらよかったですがスライド式なので消えるのを待つか、何とか長い物を使って拭くしかありません。
一夜明け・・
約3時間ほど使い火が全部消えるのを確認して残念な気持ちを抱えながら就寝。
翌朝、薪は完全燃焼していました。火力はとても高いようで、薪を入れたらすぐに燃えるので次々入れないと火が消えます。
灰は綺麗に段ごとについています。深さはこれだけあるのにガラス窓が小さいせいでそれを活かせていない印象。う~ん、もったいない。
掃除はとても楽でした。燃焼効率がよくて灰が少ないのと、パーツごとにばらせるのが楽な理由。
全て分解したらまた一つの収納袋に入れれば手も汚れないし灰も散らないので車内が煙臭くなることもなかったです。
良い所、悪い所
それではauvil『ファイヤーウッドストーブ』を使ってみての総評といきましょう。
良い所
・映える外見
・高い燃焼効率
・設置、片付けが簡単
まずは僕が一目惚れしたほどのシンプルで無骨なデザイン。どんな薪ストーブとも被らない外見は他の人と被りたくない方にとってはとても良いと思います。auvil人気ないしね。
使用面からいくと燃焼効率はとても高いので薪の消費は激しいかもしれませんがとても暖かく、薪を無駄なく燃やしてくれます。
そんな外見と性能をもったファイヤーウッドストーブの一番のメリットは設置、片付けの楽さだと思います。以前使っていた大型の薪ストーブは分解できないので本体よりさらに大きい収納ボックスに入れて持って行っていました。それに比べると本体を手に提げて、煙突を肩にかけて、煙突ガードを手で持ってスムーズにサイトに行けるコンパクトさは物凄く大きいメリットです。
悪い所
・小さいガラス窓
・薪の管理が大変
・炎が漏れる
記事中でも触れてきた小さいガラス窓は最悪。スマートなデザインは本当に良いですが使いやすさは両立できなかった模様。薪は入れにくいし、火ばさみは入れにくいし、火の確認もしにくいです・・・。
そのガラス窓からの炎の見えにくさもあって薪、炎の管理が大変です。小さいガラス窓から覗くか、いちいち最下部の薪入れを開けて確認しないといけません。燃焼効率がよいのでいつの間にか消えている事が多々ありました。
そして一番の問題かもしれない炎の漏れです。ガラス窓付近の隙間が大きいのか炎が高く上がると外に漏れます。これはどうしようもないな・・・。
最後に・・・
すごく期待していた道具だっただけに上手くいかなくてショックでした。逆に期待しすぎたのがよくなかったのかも。
最近キャンプ道具で失敗した事がなかったので余計に響きます。全く使えないとか不良品という訳ではなく、元からの問題というのが中々辛い。
『オシャレは我慢』と言いますが、このファイヤーウッドストーブこそ当てはまる言葉だと思います。外見は好きだけど使いにくい・・・。
今年の冬キャンで一通り使ってみて改めて評価してみようかな。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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