キャンプは春夏秋冬、どの時期でも楽しめる趣味です。気温が高い春から初秋まではある程度の道具が揃えば楽しめますが、晩秋から冬にかけての気温が低い時期はしっかり道具を揃えないと危ないです。
今回は初めての冬ソロキャンプに行こうと考えている方へ、どのような道具を揃えるのか9割ソロキャンパーの僕がご紹介します。
テント
床のないフロアレスのテントやシェルターより、ドーム型のテントがおすすめです。
フロアレスだと底冷えがきつかったり、積雪が溶けて水浸しになったりすることもあります。あと底冷え対策でコットを購入したり、他にラック、暖房器具を追加で購入するなど他の道具の出費も出やすいです。
ドーム型テントであれば室内に籠って外気を遮断できるので比較的過ごしやすいです。
僕も最初はドーム型テントで冬キャンをして、道具が揃ってからフロアレスのテントやシェルターに変えました。
フロアレスでも幕内にドーム型テントを入れるカンガルースタイルで楽しむのも良いでしょう。
↓おすすめその1↓
スノーピーク / アメニティドーム
一周回って最近欲しくなってきたドーム型テント。有名すぎて被る率はとても高いですが、高い耐久性、快適性、使いやすさは最高レベルです。
同ブランドで長年愛されているだけはある素晴らしいテントです。あと価格の高いスノーピークの中で手が出しやすいのも良いポイント。
↓おすすめその2↓
僕がよくカンガルースタイルで使用している登山テントです。国内アウトドアメーカーで有名なモンベルが開発、販売しておりシンプルな形状からは考えられないほど細かい工夫がされています。
多くの登山者たちが使うテントなのでどんな環境でも耐えれる耐久性も魅力です。
マット
どんなテントでも冬場は必須の道具です。先ほども紹介した『底冷え』から防いでくれます。
睡眠時は底冷えで中々寝付けない事もありますし、軍幕使用時などの地べたスタイルの時は長時間座るのが辛くなります。
マットは主に凸凹したウレタンマットと空気で膨らむエアーマットの2種類があります。
ミニマムなキャンプの方はエアーマットがおすすめ。多少場所を取っても良いのであればウレタンで十分です。
↓おすすめその1↓
サーマレスト / ベースキャンプ
オールシーズン使用できるエアーマット。収納時はレギュラーサイズで全長54㎝×直径18cmでとてもコンパクトです。
友人が持っていたので一度使わせてもらいましたが寝心地がとても良く底冷えも全くなし。欲しいけど値段が・・・。
↓おすすめその2↓
キャプテンスタッグ / EVAフォームマット
僕がかれこれ3年は使用している激安ウレタンマット。底冷え対策には十分で、安いからこそ雑に扱えます。
3年間で穴が開いたり、欠けたりしてますが問題なく使用できています。
コット
主には快適な寝心地の為に使用しますが、マット同様底冷え対策や虫対策にも使えます。
特にフロアレスのテントを使用するのであれば購入した方がよいでしょう。ソロキャンプだとテント自体が小さいのでコットの大きさに注意。最近のテントはコットがどれくらい入るかを基準にしている物が多いのでHP、商品紹介欄でしっかり確認しましょう。
以前脚がスチール製の頑丈なコットを使っていましたが場所を取るし、重くて運搬が辛いので軽量のFUTURE FOX ローコットに変えました。
軽い方が運搬、設営、撤収がとても楽で寝心地も大きく変わらないのでおすすめです。
↓おすすめその1↓
ヘリノックス / ライトコット
コットやチェアといえばヘリノックスと言っても良い程人気の商品。他に模造品が多数販売されていますが生地、ポールの頑丈さはオリジナルだけです。
下手に派手ではないシンプルなデザインも人気ですね。
↓おすすめその2↓
ネイチャーハイク / ローコット
その模造品の一角を担うのがネイチャーハイク。見た目が似ているだけでなく性能、大きさ共にほぼ同じ。それなのに価格は半額以下とコスパが良すぎです。
先ほど紹介したFUTURE FOX ローコットと最後まで悩んだコットです。
冬用シュラフ
冬キャンプの生命線のシュラフ。何とかなると思って3シーズン用のシュラフで眠った時は翌朝全身筋肉痛になりました。
あと単純に寝れません。常に震えている状態。ソロキャンでなくても冬キャンプで使うシュラフにはお金をかけた方が良いです。
出来れば登山メーカーのシュラフが良いですが、価格的に厳しい場合はせめてダウンを使ったシュラフを購入しましょう。
激安価格で冬用シュラフと名乗っている物はちょっと怪しいのでレビューをしっかり確認した方が良いです。
↓おすすめその1↓
コールマン / タスマンキャンピングマミー
ダウンではないので収納性は悪いですが、ヨーロッパ規格で-15℃まで耐えれるシュラフです。見た目のごつさからわかる通り保温性がとても高く、使う季節を間違えると暑すぎるほど。
価格も1万円と少し出せば購入できるのが嬉しいです。有名メーカーでもあるので安心して購入できます。
↓おすすめその2↓
LMR / マミー型ダウンシュラフ
僕が入念な下調べの結果、購入した冬用シュラフ。1万円を下回る価格で不安しかなかったですが物凄く暖かったです。
安い理由は「臭い」。注意書きでもあるように生臭さがある為です。僕はあまり感じませんでしたが人によっては臭すぎて使えないというレビューも見受けました。多少の臭いは干せばなくなります。
ストーブ系
冬ソロキャンでリフレクターを焚火台の後方に置いて、焚火だけで暖を取る方がおられますが初心者には中々厳しいと思います。
初めの頃はストーブ系を使用して寒さを乗り切った方が安全で楽しく過ごせます。
ガスストーブ
ストーブ系の中で一番コンパクトで取り回しがしやすいのがガスストーブです。使用するのは主にCB缶なのでお財布にも優しい。
幕全体を暖めるというより、足元や背中など一部を暖めるのに向いているのでコンパクトなテントを使用する事が多いソロキャンと相性は抜群です。
↓おすすめその1↓
センゴクアラジン / SAG-BF02A
ガスストーブでは珍しい対流式のストーブ。アラジン伝統のブルーフレームを受け継いでいるので暖房器具だけでなく観賞用としても楽しめます。
ガスストーブの中では大きいサイズですがこれ一つで幕内を暖められると考えると丁度良く思えます。
↓おすすめその2↓
wetanly / ポータブルヒーター
シンプルな形状のガスストーブで畳めばとてもコンパクトになります。同系統のガスストーブを僕も使用しており足元を暖めるのに重宝しています。
約2kg程しかないので片手で楽に持ち運べて、動かしたい所にすぐ運べます。
石油ストーブ
ガスストーブより一回り大きくなり灯油を燃料とするのが石油ストーブ。子連れのグルキャンやファミキャンでは安全面から人気ですね。
僕はソロキャンで大きめのテントを使用する際に持って行っていました。運搬が大変ですが点火すれば他に触る事がないですし、寒さを忘れて過ごせます。
石油ストーブは種類が少ないので選びやすいです。大型でも良ければトヨトミ、コロナ、アラジンで小型だとアルパカ、フジカハイペットを選ぶと良いです。
中華性の激安石油ストーブは異臭がするなど燃焼効率が悪い物が多いのでちゃんとしたメーカーのストーブがおすすめです。
↓おすすめその1↓
アルパカストーブ
かわいい名前とサイズ感からは考えられない程高火力で幕内を暖めてくれる韓国製の石油ストーブ。
大きさは高さ405mm×幅350mm×奥行350mmとソロキャンで使うには一番丁度良いサイズです。
↓おすすめその2↓
トヨトミ / レインボーストーブ
ギリギリコンパクトでソロキャンでも持って行ける大型石油ストーブだと思います。
僕自身使っているのがこのレインボーストーブで点火時にガラスに映る炎が虹色に見える事から名前がつけられています。
石油ストーブ系は冬に向けて購入する方が多くAMAZONや楽天では品切れになる事が多いので早めに購入しておきましょう。
薪ストーブ
最大火力を誇るのが薪ストーブ。幕と接触しないように煙突を出すのでテント内への設置が初心者の方には難しいストーブですが、薪を燃焼させれば真冬でも上着を脱いで長袖になるほど暑くなります。
最近は様々なキャンプ用の薪ストーブが販売された事で、価格が安くなっており手が出しやすくなっています。
実際に使用する際は設置方法をしっかり予習、予行練習してから望むようにしましょう。
↓おすすめその1↓
ウィンナーウェル / ノマドビューS
国内企業が手掛けるステンレス製薪ストーブで側面のガラス窓が特徴的。まるでテント内で焚火をしているような錯覚に陥るほど没頭できる薪ストーブです。
Sサイズは想像より小さいですがソロキャンにはぴったり。友人はパンダTCにインストールしていました。
↓おすすめその2↓
笑's / 焚き火の箱
珍しい完全組み立て式の薪ストーブ。全て分解して畳む事ができるので手軽に持ち運べます。
別売りの煙突も組み立て式なので全てがコンパクトでソロキャンプには最適。
最後に・・・
冬ソロキャンはしっかり装備を揃えないと本当に凍えてしまうので、下準備と下調べはしっかりしておきましょう。
寒すぎると何もできずにただ我慢するだけのキャンプになります。一度冬を舐めていた僕は楽しみにしていた映画鑑賞や食事もできずシュラフの中でくるまるだけの時間を過ごした事があります。
僕のようにならないよう道具だけでなく知識もしっかり入れて楽しい冬キャンプをしましょう。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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