キャンプ人気は1990年代に「第一次キャンプブーム」が起き一時収束、その後2013~2015年頃から再び人気が出始めSNSへの「映える」写真投稿や有名キャンプアニメ、有名YouTuberの活躍、新型コロナの影響もあり2018年から現在まで「第二次キャンプブーム」が起きています。そのブームも新型コロナが落ち着き自粛が解除された事でやや下火になっているようです。
僕はまさにブームが起き始めた2018年頃からキャンプをし始めどっぷりハマったのが2020年頃です。そこで今回は現在と比べて昔のキャンプがどうだったか、昔はこれが流行っていた、などのあるあるを書いていきます。
- 「DOD」ではなく「ドッペルギャンガー」
- バーナーは「イワタニ」か「ソト」
- ヘリノックスのパチモンばかり
- 鉄製、チタン製道具は少ない
- 今ほどテントが安くない
- オシャレキャンパーはノルディスク
- ユニフレームのファイアグリルが頑丈
- 昔の中華商品は本当に危ない
- 店舗にキャンプ道具が置いてない
- パップテントの既製品が無い
- キャンプ場の利用料が安い
- キャンプ場のサービス、設備が違う
- 昔は芝生焦がし、ゴミ放置が多い
- サーカスTCをよく見かける
- 冬キャンはがら空き
- 「ゆるキャン△」からハマる人続出
- 最後に・・・
「DOD」ではなく「ドッペルギャンガー」
現在物凄い速さで独創的なキャンプ道具を開発、販売しているDODは2018年までドッペルギャンガーというブランド名でした。名前が長いとか同社のサイクルチームと名前が被るから、という理由で名称変更したらしいです。
当時のドッペルギャンガーの印象はライダーテントやコンパクトランタンなどバイク乗り向け道具を販売しているイメージ。あと他メーカーと比べて安価な道具が多かった。今はそこまで安くはないし、面白い名前や奇抜なデザインの道具が増えて数年前とは印象がガラッと変わった。
バーナーは「イワタニ」か「ソト」
これは今も変わってないかもしれませんが、僕の周囲含めネット情報でもバーナーはこの2大メーカーが大人気でした。イワタニならジュニアコンパクトバーナー、ソトならアミカスかレギュレーターストーブ。そしてガチ勢はMSRを使っているイメージでした。
今は国産メーカーから外国ブランド、中華性の激安ストーブまで様々ですよね。ちなみに僕がキャンプし始めに買ったのがこのレギュレーターストーブ。多分最古参。
ヘリノックスのパチモンばかり
ヘリノックスは当時からオシャレキャンパーの中で人気チェアでパチモンがAmazon、楽天に溢れていました。現在はさらにパチモンの数が増えてますよね。
僕は有名YouTuberが本家とパチモンを比較する動画を見て「別にパチモンでいいや」と2,000円くらいのやつを買いました。その動画は目隠しした数人に座ってもらって比較するという動画だったのですが「違いが分からない」「何ならパチモンの方が良い」と答えていて面白かったです。
まぁその考えも数年後には変わっちゃうんですけどね。
鉄製、チタン製道具は少ない
今チタン製の道具は凄く人気ですよね。大手メーカーも元がステンレス製の道具のチタンバージョンを出すなど力を入れています。2018年にもチタン製の道具はありましたが今ほど種類は多くありませんでした。
鉄製道具もスキレットやダッチオーブンはありましたが今みたいに焚火台やラックなどの鉄製品は少なかったです。ガレージブランドの影響がめちゃくちゃ大きい。
今ほどテントが安くない
テントはメーカー品が大半で今みたいに中華性の激安テントやパクリテントは少なかったです。人気だったのはコールマンのツーリングドームやタフワイドドーム、DODのワンポールテント、snowpeakのアメドをよく見かけました。特にアメドはソロキャンパーからファミキャンまで使われている人がいたのでキャンプ場で見かけない日は無かったです。
オシャレキャンパーはノルディスク
キャンプ場でも雑誌でも当時最先端のオシャレキャンパーさんはノルディスクテントを使っていたと思います。アスガルドが多くてウトガルドを見かけると「おっ!」となってた思い出。
今は海外ブランドかガレージブランドのマイナーで高価なテントが大半でメジャー所を使う人少ないですよね。そこまでのハイブランド品はInstagramか雑誌でしか見た事ありませんがそこまで揃える方凄すぎます、何の仕事してるの?
ユニフレームのファイアグリルが頑丈
スノピの焚火台、鹿番長のヘキサステンレスと共におすすめ三大焚火台としてよく挙げられていたユニフレームのファイアグリル。この焚火台がネット記事や雑誌で「めちゃくちゃ頑丈!」とひたすら紹介されていた記憶があります。
当時は「へぇ~」と感心してましたが今は他の焚火台でもそんなに変わらなくない?と思っちゃう。あと使う人がどれくらい手入れするかにもよりますよね。
昔の中華商品は本当に危ない
現在でもあまりに安い中華製キャンプ道具は良くないと思いますが、昔は本当に酷かった。ストーブやバーナー系は爆発する恐れがあったり、メッシュ製焚火台はすぐに壊れるなどまさに安物買いの銭失い。
レビュー見てて一番怖かったのは中華性の石油ストーブ。アルパカストーブのようなコンパクトなタイプで価格は数千円。燃料タンクが不安定で灯油が漏れる、燃焼効率が悪く黒煙が上がる、灯油臭が酷い、などいつ事故が起きてもおかしくない品質だったみたい。そのレビューしてる人は注意喚起目的で投稿されていました。
店舗にキャンプ道具が置いてない
キャンプ人気により普通のデパートやアウトレットモールにもキャンプ道具が置かれだし、以前から販売していたホームセンターやスポーツ用品店もキャンプコーナーの範囲が広がったり商品の数が増えました。ガレージブランド専門のショップも出るくらいだからキャンプ人気凄い。
これが数年前はキャンプ道具はどこも置いてなくて実物を見ずに買うのが当たり前。あってもコールマンかロゴス、キャプテンスタッグでsnowpeakは意外と少なかったです。ヘリノックスはモンベルショップにしか置いてなかった。
パップテントの既製品が無い
ソロキャンパー御用達のパップテントも昔は既製品が全然無かったです。買うとしたらDODのパップフーテントくらいしかなかったと思う。人気の発端となった軍幕は最初格安で売られていたのにいつの間にか1枚5,000円~数万円まで跳ね上がりました。
現在フリマアプリでは昔ほど出品数は多くありませんが価格はそこまで変わってません。
キャンプ場の利用料が安い
コロナの影響もありキャンプ場の利用料が昔に比べて上がっています。中にはキャンプ人気により設備を増やしたり改修した為に値上がっている所もあるのでそれはありがたいです。
あまりに安い所や無料キャンプ場はマナーの悪いキャンパーも多いので少々お金がかかっても落ち着いてキャンプできる所の方が良い。
キャンプ場のサービス、設備が違う
先程と被りますがフリーサイトだけだったのにオートサイトが出来たり、ペット同伴出来たり、電源付きになってたりと設備が良くなったキャンプ場が増えました。一番嬉しいのがトイレ関係で和式便所が圧倒的に多かったのに洋式便所が増えてきています。あと新しく出来たキャンプ場はやや価格が高い傾向にありますが、その分サービスや設備がとても良く、洋式便所は基本でシャワーが24時間使えたり併設してあるプールやサウナが使えるなど素晴らしすぎます。
昔は芝生焦がし、ゴミ放置が多い
昔はシンプルにマナーの悪いキャンパーが多かった。無料で開放しているキャンプ場は平気でゴミが捨ててあったり、川に流してる人もいました。
有料キャンプ場でも芝生を焦がしたり、山火事に発展する事があったので「焚火は焚火シートを敷かなければNG」の注意書きをよく見るようになりましたよね。そんな注意書きやアナウンスがあっても守らない人もいるようで・・・。
サーカスTCをよく見かける
テンマクデザインが誇る元祖コスパ最高テントは人気すぎてキャンプ場で見ない日は無かった。最大4張り見た事があります。
設営しやすいワンポールで焚火が楽しめるポリコットン製、自然に映えるサンド色、大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ感、それが当時3万円くらいなのでそりゃ売れますわ。僕もサーカスTC欲しかったけど被りたくなかったのでフルコットンバージョンのサーカスコットンを購入しました。今廃番なのが本当に残念。
冬キャンはがら空き
今も春や秋に比べると冬は利用客が少ないですが、冬キャンするソロキャンパーさんは増えたと思います。冬キャン装備は高額で寒い時期にしか使えないし、荷物が増えて積載が大変なので用意する道具が一人分で済むソロキャンが人気になったのでしょう。
昔の冬場は本当にがら空きで最高でした。一部キャンプ場では炊事場が使えない、などの制限はありましたが逆に利用料が安かったりサイトが選び放題だったりしました。
「ゆるキャン△」からハマる人続出
「ゆるキャン△」とはキャンプを題材とした漫画で、2018年にアニメ化されています。このアニメが爆発的人気となりキャンプブームの火付け役となりました。実は僕もキャンプを始めたきっかけの一つがこのアニメ。
舞台となった山梨県身延町のふるさと納税が2013年が21件だったのに、2020年は728件と急増しています。ほんと凄いね。
身延町へのふるさと納税は、2017年度(2017年3月から2018年3月)が前年度と比べて件数が約12倍、納税額が約8倍に増加している。翌2018年度はふるさと納税の返礼抑制もあって前年度と比べて金額は減ったが件数は増えており、2019年度は前年と比べて件数も納税額も増加している[42]。
最後に・・・
冒頭でも書いた通りこの第二次キャンプブームも終わりに近づいているらしいです。リサイクルショップには大量にキャンプ道具が並ぶようになったんだとか。個人的にはブームがただ去るだけでキャンプという趣味が無くなる訳じゃないからそこまで気にしてません。
それでも3つ怖い事があって、新しいキャンプ道具が開発されない、キャンプ場が閉鎖する、キャンプショップが閉店する、全部可能性の話ですが現実に起こると怖い。これからもキャンプ道具買ってキャンプしてキャンプ業界に貢献しよう。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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