サーカス コットンを購入してから石油ストーブと一緒に1回、薪ストーブと一緒に1回ずつ使用しました。
サーカスコットンの基本的な事と、フルコットンの感想、最後に良い所&悪い所をまとめてみました。
サーカスコットンの基本スペック
素材:コットン100%(表面撥水加工)
裾部(スカート):ポリエステル
ポール:スチール製Φ32mm
組立サイズ:約4,200×4,420×2,800mm
重量:約13.5kg
付属品:収納ケース、ペグ、張り綱、設営用ガイドセット
数々の人気キャンプギアを生み出している『テンマクデザイン』のテントです。
大人気ポリコットンテントのサーカスTCのフルコットン版がこの『サーカス コットン』です。
サンドカラーからコットンらしい白色に変わった事以外に大きな変更点はありません。
冬キャンプ用テントとして悩みに悩んで購入しました。
他の候補テントも良かったのですが一つは入荷待ちの為、一つは薪ストーブが使用できない点が引っかかりやめました。
サーカスコットンは各収納袋全てがコットンで出来ているのも嬉しいポイント。
白色だと高級感が出てきますね。
問題は重量。女性が一人で持って行くには中々辛い重さになっています。
テントの設営はとても簡単。
付属の設営ガイドを使ってペグを打ち込めば初めてでも20分程度で建てれる事ができます。
建て方についてはこちらでご紹介しています。
一番大変なのはポールを建てる時です。
先ほど挙げた重量がダイレクトにくるので僕は足が小鹿のように震えながら建てています。
物凄く重い。
設営ガイドに合わせて建てるととても綺麗に設営できます。
ジッパーがついている前後は完全開放したらテントに付いている紐で写真のように巻き上げる事が出来ます。
幕をくるくる巻いて、二か所の紐で固定します。
コットンなので折り皺ができやすいので長時間の巻き上げは気を付けた方がいいかもしれません。
ちなみに先ほどの紐は使用していないと簡易フックとして使えます。
重い物は難しいので僕は軽量なランタンやハンギングドライネットを掛けていました。
これが意外と便利。
巻き上げる以外にポールがあればタープ状に広げる事ができます。
前後を広げるととても開放的。
スカート近くの穴にポールを刺し込み開きます。
これもまた重いので太めのポールや頑強なポールをおすすめします。
細いポールだと角度によっては重さでしなります。
あとタープ状にしている時にテントのガイロープにテンションがかかると皺ができます。
これが個人的にはとても気になりました。
リング部分の紐をもやい結びにすると解決するという話を聞いたので今度実践してみます。
スカート先端には輪っかがついているので風が強い時にはペグダウンして固定する事ができます。
スカートの標準装備は寒い時期のキャンプにはとてもありがたいですね。
天井は2.8mもあるのでランタンを掛けたり、ベンチレーションを開放する時は必ず建てる前にしておかないといけません。
一度ベンチレーションを一カ所開放し忘れた時は試行錯誤しましたがどうしても届かなかったので諦めました。
フルコットン&スカート付きと冬キャンプ向けですがテント内は火気厳禁の注意書きがあります。
本来は危ない事なので薪ストーブや石油ストーブを扱う際は注意しましょう。
フルコットンの感想
コットンのメリットといえば・・・
・遮光性が高い
・断熱性に優れる
・結露しにくい
この3つが大きな特徴だと思います。
今までポリエステルテントしか使った事ないので「結露しにくい」のは一番嬉しいメリット。
結果、どうだったか感想を3つにわけて書いていきます。
遮光性
このキャンプの時に西日が物凄く強く当たる時間がありました。
写真で撮ると盛大に白飛びしてしまうのでシャッター速度やF値をいじって光量を落としています。
やはり白いので光の影響は受けやすいと感じました。
逆に写真映えはするし、遠くから見てもとても目立つのは良い。
先ほどのテント内写真。
見ての通り遮光性は抜群。良すぎて暗く感じてしまう程です。
断熱性
【石油ストーブ使用】
時期は10月中旬で、大山の麓のキャンプ場です。
大きく気温は下がりませんでしたが夜中にテント外に出ると肌寒いくらい。
深夜になっても騒いでいたお隣の大学生グルキャンから「寒い」とよく聞こえていたので防寒道具が乏しければ寒かったんだと思います。
スントの温度計は22℃を記録してます。
センサーが内側についているので僕の体温も混じっていると思いますがテント内はとても快適でした。
石油ストーブを消してもシュラフにくるまればそこまで寒さは感じませんでした。
【薪ストーブ使用】
時期は11月中旬で、神石高原町のキャンプ場です。
www.shirodango.comこの日はGoogle天気予報だと深夜に-1℃を記録していました。
日中は肌寒いくらいでしたが、日が暮れてからは急激に気温が下がってブルブル震えるほどでした。
そこで薪ストーブを着火してみると・・・
29℃という暑さ。
薪ストーブの傍にいると暑いので少し離れた位置でくつろいでいました。
ちなみに一度外に出て数分後に入ると17℃まで下がっていました。
ストーブの差はあるもののやはりフルコットン、スカートのおかげで断熱性は高いという事がわかりました。
ポリエステルのギギ‐1やノースイーグルワンポールテントでも各ストーブを使った事がありますがここまでの暖かさはなかったです。
結露しにくい?
これは正直微妙です。
毎回ベンチレーションは開けて寝ているのですが物凄く結露してます。
「えっ?結露しにくいんじゃないの?」というくらい濡れていました。
そうなると乾かすのが大変で、石油ストーブの時は前後室を開いて中で焚きましたが完全には乾かず、薪ストーブの時は全く乾きませんでした。
結露は換気が大事みたいなので寝る時に寒いですが前後室をオープンにするしかないです。
それでも結露はする可能性は十分にあるので僕みたいに「コットンって結露しないからラッキー」とは思わない方が良いです。
レイアウトご紹介
最後に無駄に道具の多いソロキャン人間の僕がサーカスコットンでのレイアウトをどうしたかご紹介します。
【石油ストーブ使用】
まずは石油ストーブを使った大山キャンプの時。
石油ストーブと個人的に気に入っている軍用フードコンテナを正面に置いて足元の目隠しに使っています。
テント正面は人が通る道があるので椅子は側方を向くようにしています。
テーブルを後方に置くか、前方に置くかでだいぶレイアウトが変わります。
ポール横のウッドテーブルを中心にサイドテーブル、木製ラックをセット。
ハンガーラックは後方に置き、コットは空いた所に設置してます。
困るのが収納ボックスです。本当は並べておきたかったのですが隙間に埋め込む形になっています。
【薪ストーブ使用】
薪ストーブが場所を取るだろうと思って荷物は少し減らしました。
煙突の存在感がたまらないですね。
薪ストーブが大きいので先ほどとは違い全体的に正面側に道具を置いています。
テーブルを中心に後方にラック、奥側に薪ストーブとコットを置いています。
ラックは手が届く範囲にあったほうが料理する時なんかはとても楽です。
ここでも邪魔になるのが収納ボックス。車に置きに帰っても良いのですが面倒ですよね。
良い所、悪い所
サーカスコットンの総評といきましょう!!
良い所
・フルコットン&スカート
・ソロでもちょうどよい広さ
・設営しやすい
・キャンプ映えする外見
・お手頃なお値段
何度も言いたいのがフルコットンによる断熱性、スカートによる防風により冬キャンプをするために開発されたような素晴らしいテントです。
性能だけでなく真っ白で大きいキャンプ映えな目立つ外見の割に設営はわりかし簡単な所も最高。
そして約4m越えのサイズ&フルコットンのテントを5万円以下で購入できるコスパの良さは異常です。
悪い所
・フルコットン
・白い外見
個人的には悪い所は良い所でも挙げたフルコットンです。
まずとても重い。他に使っているポリエステルのギギ‐1が約4kg程度なので、10kgを余裕で越えるフルコットンの重さは運搬や設営に多大に影響しています。
コットンなので結露したり濡れてしまった時の手入れも大変です。水分を含んだ事でさらに重くなったテントを物干しに掛けたり普通のテントと比べて乾燥まで時間がかかる所は辛い。
しっかり乾燥させないとカビが生えてきますので管理に関してはとても気遣います。
あとはコットンらしい白い外見の為、汚れがとても目立ちます。
キャンプは自然の中で行う物なのでどうしても砂汚れなど付きやすいです。今はまだ2回しか使ってないので汚れは少ないと思いますが今後が大変そう。
最後に・・・
寒い時期のテントとしては最高の部類だと思います。
ファミリーで使うには少し狭いのでソロ or デュオキャンでの使用になるでしょう。
色々悩んだけどこのテントを買って良かったな。
これで夏はギギ‐1、冬はサーカスコットンでいくことになりそうです。
サーカスコットンで夏場いくなら幕を跳ね上げるだけでは物足りないのでタープが欲しいですね。
秋、冬キャンプでは薪ストーブをインストールして思う存分楽しみたいと思います。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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