1年で一番キャンプ人口が多い時期は秋ですが、春も気候が安定しておりキャンプがしやすいです。
暑さの厳しい夏や寒さ対策が必須な冬と比べると春は適度に暖かく、虫もそれ程多くないので初心者の方も行きやすいと思います。
個人的には初春がこれからソロキャンプを始めようという方におすすめ。昼は暖かいけど夜は場所によっては冷え込むのでキャンプを十分に楽しめます。
今回はそんな春キャンプに向けて購入しておいた方がよい道具を7つご紹介します。
太めのポール
春は空気の温暖差が激しいので一年で強風が吹く日数が一番多いです。キャンプ場の多くは山間部や海沿いにあり、より強い風が吹きやすいのでとても危険。
強風によってテントやタープが倒壊する事も良く起こります。倒れるだけなら良いですがポールによっては折れてしまう事も・・・。
特にタープで使用するポールは径25mm以上の太いポールを使いましょう。張り方にも要注意です。
FLYFLYGO / アルミテントポール
僕が実際に使用しているでプッシュボタン式なので高さ調節がしやすくアルミ製で軽いので持ち運びも楽です。
平地のキャンプ場で夜通し強風が吹いても全く問題ありませんでした。約4年間メインポールとして使っているので耐久性も抜群です。そしてコスパが良すぎる。
DOD / ハイパームテキポール
径が35mmという極太のポールです。名前の通りどんな強風も耐える『ムテキ』さを発揮してくれます。
タープだけでなくワンポールテントのメインポールとしても使いたい1本です。
鍛造ペグ
強風にるトラブルで怖いのが風で道具が飛ばされる事です。軽い物であればまだ安心ですが、風で引っこ抜けたペグが飛んでいくのが一番怖い。
実際に『他のキャンパーのテントのペグが抜けて当たりそうになった』なんていう体験談を聞いたことがあります。
そんな事になれば故意ではないにしても傷害事件になってしまうので強風時のペグは鍛造性の頑強な物がおすすめです。またクロス打ちしたり重りを置いたりと絶対抜けないようにしましょう。
エリッゼ / 鍛造ペグ
鍛造ペグといえばSnow Peakのソリッドステークかこのエリッゼのペグに分かれるでしょう。
ソリッドステークと比べると価格が安いですが性能は十分で、僕が約3年使ってきて一度も抜けた事はありません。カラーバリエーションも豊富なので自分好みの鍛造ペグを選べます。
SALTAHIKE / BITE STAKE
一風変わったアーク型の鍛造ペグ。この特徴的な形状によって地面に食い込み一方向に対して最大の抵抗力を生み出します。
商品提供して下さった物を実際に使ってみた所、ヌノイチの3本ガイロープが掛かる場所でもびくともしませんでした。外見もかっこいいのでおすすめです。
ポールエンドロック
初めて名前を聞いた方もおられるかもしれません。ポールの先端に差し込めるゴム製の道具で、風抜け防止、雷除け、タープの傷つき防止で使われます。
過去のキャンプで深夜に前幕が強風で何度も外れたせいで寝不足になった経験があります。それからこのポールエンドロックを取り付ける事にしました。
今ではロシア軍幕とポーランド軍幕を連結する際に必須な道具なので重宝しています。
JULANIE / ポールエンドロック
僕が購入したのはチェスの駒のような形状のポールエンドロック。メリットとしては底が広いので雨がポールを伝わずに流れてくれます。
基本的な性能は問題ないし、4個セットで1,000円以下はとても安い。雑な扱いをしていますが意外と耐久性が高いです。
ロゴス / ポールエンドロック
こちらは球状のポールエンドロックです。チェス状は首が長いので最悪折れてしまう事もありますが、球状であればひび割れない限りは問題なし。
チェス状とは違いポールの先端を出す事ができます。
冬用シュラフ
暖かい春といえど夜は冷え込む事がしばしば。僕みたいに甘く考えて寒さによる震えで翌日全身筋肉痛にならないように冬用シュラフを準備した方が良いです。
4月中旬にフロアレスのギギ‐1でキャンプした時に3シーズン用のシュラフだけで寝たら物凄く寒かったです。
『念のため』が大事なのが春キャンプです。
コールマン / マルチレイヤースリーピングバッグ
こちらのシュラフが一つあるだけで春夏秋冬どの季節でも対応できます。
冬用シュラフは冬キャンプでは最高の道具ですが、夏場は暑すぎて使えません。このシュラフは3層構造になっているので夏場はフリースだけ、冬場はアウトレイヤーまで持って行く、という使い方ができます。
唯一の問題点は収納時が分厚過ぎる事・・・。
LMR / ICE-SHOW1500
僕が絶賛冬キャンプで使用しているシュラフです。羽毛が1500gも入って1万円を下回る激安シュラフですが、これは本物です。
安い理由は商品紹介欄にも書いてある通りの『獣臭』みたいですが僕は全く感じませんでした。
よく「この性能で何でこんな安いの?」と思うシュラフは山ほどありますがこれは本当に使えるのでおすすめです。
マット
冬用シュラフを購入するだけではまだ安心できません。睡眠時の底冷えほど怖いものはないです。少し寒かったり、寝心地が悪かったりすると眠りが浅くなり翌日の撤収作業がとても辛くなります。
マットはウレタン素材であれば地面に敷いてお座敷スタイルにしたり、物置きとしても使えて汎用性が高いです。
キャプテンスタッグ / EVAフォームマット
僕が最初期に購入した道具ですがいまだに現役。正直高いウレタンマットと比べると断熱性は低いし収納性も良くないですが、ウレタンマットとしての最低限の機能は問題ありません。
ひたすらに安いので雑に扱っても全く気にならないのも良いポイントです。
WAQ / 車中泊マット
バルブを開けておけば自動で膨らんでくれるインフレーターマットです。細かい所までキャンプに特化しているWAQらしく底面に滑り止めがついていたり、ウレタン部分がひし形に加工されている事で睡眠の質を高めてくれています。
公式HPでも販売しています→WAQ インフレータブル式マット 8cm
コット
コットとはアウトドア用の組み立て式ベッド。底冷え対策を完璧にするにはコットの存在が不可欠です。
僕は冬キャンプをする際はシュラフ、マット、コット、湯たんぽ、ブランケットを使用しています。春キャンプではコットまではあった方が良いと思います。
コットは睡眠時以外にチェアや荷物置きとしても使えるので、いくら荷物が多くても手放せない道具です。
FUTURE FOX / ローコット
僕が使用している柄付きローコットで、適度な張り具合で寝心地がとても良いです。
4脚で安定しているのでチェアとしても十分使用できます。とてもコンパクトに収納でき重さも2.5kgと片手で持てる重量です。これで1万円以下はコスパ良すぎます。
Helinox / コットワン
言わずと知れたヘリノックスの有名コット。
過去に友人が使っていて軽く横になった事がありますが寝心地が本当に良い。生地から全然違うんですよね。
価格が3万以上とお財布には厳しいです。
ブランケット
せっかくのキャンプなので暗くなってからも焚火を楽しみたい方や、星空を眺めたい方がおられると思います。夜は気温が下がりやすいのでブランケットが1枚あると過ごしやすいです。
焚火の火の粉で焼けないようにウールかコットンが配合してあるブランケットがおすすめ。火の粉がついても表面しか焼けないので手で払って処理できます。
グリップスワニー / Fire Proof Blanket
革製グローブでお馴染みのグリップスワニーの難燃性ブランケット。焚火用のバックルがついているので腰などに巻きつけて使用する事ができます。
キャンプに合う茶系の色でとてもオシャレです。
スイス軍ブランケット
僕が使っているブランケットで、スイス軍のレプリカ品です。ウール60%、ポリエステル40%が使われており火の粉にも強いです。
ウール生地なので虫食いには要注意ですが、保温性が高くふんわりとした触り心地がとても良いです。
最後に・・・
まとめると春は寒さ対策と風対策が大事です。風対策は道具以外に防風林のないサイトや海に近いキャンプ場は避けたり、天気が荒れる日はキャンプをしないなど予約の段階から考えておいた方が良いです。
あと強風時の焚火は細心の注意を払いましょう。風で飛んだ火の粉がポリエステル製のテントに穴を開ける事がよくあります。他のキャンパーさんに迷惑をかける可能性もあるのでそもそも『焚火をしない』という考えも大事。
春キャンプは楽しさもサバイバルさも学べるので初めてキャンプをする方には最適だと思います。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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