クッカー、鉄フライパン、飯ごう・・・キャンプ用の調理器具はたくさんあるのでもう買う必要ないと思っていましたが、また新たな道具を買ってしまいました・・・。
ご紹介する道具はコフランの『ホットサンドクッカー』。一般的なホットサンドメーカーとは大きく違い、なんと鉄製!
今回このホットサンドクッカーのみで1泊2日のキャンプ飯を作ってきました。
『ホットサンドメーカー』とは・・・
簡単に説明すると上下からパンを挟んでホットサンドを作る事ができる調理器具。
キャンプ用のホットサンドメーカーは直火対応で上下が分離できる物が人気です。中にはコンパクトに収納できる物や、ブランドロゴの焼き目をつけられる物まであります。
ただホットサンドを作るだけでなくフライパンとして使ったり、餃子、ハンバーグ、肉まん、焼き蒸しパンが作れるなどレシピも豊富です。
商品紹介
今回購入したのはコフランのホットサンドクッカー。
COGHLAN'S (コフラン) は1959年に創業されたカナダのアウトドア用品メーカーです。日本ではA&Fを介して販売されています。
このホットサンドクッカーはA&Fが日本人に合うようにコフランに特注し完成させた商品です。
スペックは・・・
サイズ:縦36㎝x 横13.3㎝ x 高さ4cm
重量:1Kg
本体:鋳鉄製
ハンドル:木製
このホットサンドクッカーの一番の特徴は『鋳鉄製』の所です。よく見かけるキャンプ用ホットサンドクッカーはアルミ製が大半で、鋳鉄製はとても少ないです。
鋳鉄製は手入れが大変ですが、頑丈なので怠らなければ一生使える道具になります。また熱伝導率が高いので食材全体に熱が通りやすく温度のムラができにくいです。
こちらが本体。鋳鉄製らしく黒々とした無骨なデザインです。
アルミ製と迷いましたがキャンプで使うなら鉄製が映えるし、料理がとても美味しくできるのでこちらにしました。鉄製のお手入れは確かに面倒ですが、焚火フライパンで慣れているのでまぁいいかなと。
先ほど説明した通りA&Fの特注なのでコフランのロゴ下にA&Fのロゴも入っています。
本体は先端のフック部分とハンドルの固定具で固定されており、簡単に取り外す事ができます。
最初にハンドルの固定具を外して片側の本体を持ちあげて外します。
完全に外せば2つのフライパンになります。一気に鉄フライパンが2枚手に入ったと思えば得した気分。
大きさに違いがありますが、縁が段々になっているのは同じ。内側には表面にあったロゴはありません。
閉じる際は先ほどとは逆の順番。
使い方はとても簡単ですが単純に重いです。さすが鋳鉄製・・・。
ハンドルに対して本体に角度がついているのでより強く圧着してくれます。
ハンドル部分がいつか壊れそうで怖い。
少し変わった点としてハンドルの取り外しが可能です。コンパクトに持ち運べるだけでなく本体の掃除がしやすくなります。
実際にキャンプで使ってみた!
先日の『神石高原ティアガルテン』でのソロキャンで使ってみました。
タイトル通り調理器具はホットサンドクッカーのみで1泊2日のキャンプ飯をつくりました。
レシピはちょっと調べたらたくさん出てくるのでとても楽。ホットサンドメーカーの人気の高さがわかります。
ホットサンド
一番最初はシンプルにホットサンドを作ります。
食材は・・・
パン:2枚
ベーコン:4枚
チーズ:適量
オリーブ油:適量
味付けは一切なし。チーズとベーコンの旨味だけで勝負です!
ちなみに僕は電気式のホットサンドメーカーで作った事はありますが直火式は初めて。
パンは超塾の2斤を切って持ってきました。コフランのホットサンドクッカーでは大きすぎるみたい。
パンを置く前にオリーブ油を塗って焼いても引っ付きにくいようにしています。
残りのベーコンとチーズも入れて挟むとこんな感じ。挟む時に少し余裕があるのか具がずれることなく圧着できました。
そして焚火台に置いて焼き開始!
このコフランのホットサンドクッカーは鋳鉄製ならではの『シーズニング作業』がいらないので届いたらすぐに使用できます。
下準備が好きな方はいいですが大体の人は面倒くさいと思うのではないでしょうか?
良い匂いがしてきたので開けるといい焼け具合。
風が強いので片面焼けるのに結構時間がかかりました。焚火だと火力の調節が難しいですね。
そして裏返して表面を焼いていきます。パンの耳がはみ出ているので焦げるの覚悟。
数分後やっと完成。思いの外時間がかかってしまいました。
一部焼きすぎて欠けてしまいましたが最初にしてはまずまずの出来具合。
中までしっかり火が通っています。とてもおいしい!
お酒には合いにくい料理ですがビール一本空きました。
肉まんサンド
ホットサンド1枚だけでは物足りないので次は肉まんを圧着焼きます。必要なのは市販の肉まんだけ。
底の紙を外すのを忘れずに!火事の原因になります。
これはとても簡単。特に油を敷かずに焼きましたが良い感じの焼き目がつきました。
ちなみのこの肉まんサンドはキャンプ漫画のゆるキャン△で取り上げられたレシピなんだとか。
中もしっかり焼けています。正直クッカー蒸し肉まんよりこっちの方が美味しいです。
鉄製の熱伝導率の良さでしっかり焼けたからでしょうか。
ここまで2回使って気になったのがハンドルの緩さ。
しっかり締めても動かしているうちに緩くなっていきます。あと一番きつく締めるとハンドルの固定具がずれて止める事ができなくなります。
これはちょっと残念。
それでも肉まんは美味しいので2個頂きました。
これが一番簡単で手軽にできるので本当におすすめです。
ライスバーガー
暗くなり夕飯は少しガツンとお肉を使います。
食材は・・・
ご飯:適量
唐揚げ:4個
きざみネギ:適量
焼き肉のタレ:適量
唐揚げの所は焼き肉でも大丈夫です。僕はちょうど家に唐揚げの残りがあったので持ってきました。
ご飯は1合半くらい。多すぎないように注意。
まずは油の要領で両面に焼き肉のタレを塗ります。本当はハケなどでご飯に直接塗った方が良いです。
あとはお米→唐揚げ&ネギ→お米の順番で盛り付けたら準備完了。
昼食作りで学んだのは焚火が直撃するくらいが丁度良いという事。中火を狙って火から遠ざけると全然火が通りません。
ボックス型の焚火台を使うか、風防で火力を安定させるかしないと焚火での調理は時間がかかります。
そして完成!手で掴めるバーガータイプを考えていましたが、片面が焼き付いてしまったのでこのまま食べる事にします。
唐揚げまでしっかり火が通っていて普通に美味しいです。もっと味付けをした方が良かった。
普通のお肉を入れる場合は先に炒めて火を通してから挟んだ方が良いですね。
調理後の手入れはガスストーブで行うと簡単です。手入れ方法はこちらで紹介しています。
簡単に説明するとタワシでこすって汚れを落として乾かして最後にオリーブ油を塗ります。
あまりに強い汚れは一回強火にかけて焼き切ってから洗うと綺麗になります。
ホットサンド(ウインナー)
翌朝も同じホットサンドですが具をウインナーに変えてみました。
まずは片面でウインナーを焼いて火を通します。縁が立っているのでウインナーが動かずフライパンとしてとても使いやすい。
ホットサンドはとても簡単ですがまた焼き付いて一部欠けてしまいました。
油をしっかり塗っておいた方がよさそうですね。
ちょっと不格好ですがとてもおいしかったです。チーズが絡まったウインナーがメインですが、ちょっとカリカリになったパンの耳が一番おいしいです。
パン好きなら是非試してほしい。
良い所、悪い所
それではコフラン『ホットサンドクッカー』の総評といきましょう。
良い所
・鉄製
・フライパンとして使える
・ハンドル着脱可能
・安い
熱伝導率が高く美味しく調理できる道具がフライパンとしても使えるのはお得感がありますよね。焚火フライパンの出番が減りそう・・・。
どうしても細長いので邪魔になりがちなホットサンドメーカーの弱点を着脱式のハンドルで解決しています。洗う時も鉄部分だけを洗えるのでとても楽です。個人的にこれが一番良い所。
そして意外と安いのも良いポイント。他の鉄製ホットサンドメーカーは1万円近くするのが大半です。
悪い所
・鉄製
・ハンドルが緩い
・縁の段が邪魔
鉄製ならではの重さと毎回手入れが必要な点が苦手な方は多いでしょう。あとアルミとは違い高い所から落としたりすると割れる可能性があります。
記事中でも触れたハンドルの緩さが一番やっかい。すっぽ抜けることはありませんが毎回締め直す作業が入ります。
地味にイライラするのが内側にある縁の段々。油は塗りにくいし、洗う時に汚れが落ちにくいです。綺麗な焼き目を付ける為に作ったのかもしれないけど、う~ん。
最後に・・・
気になる点はありましたが許容範囲なので大丈夫です。むしろこれから使い倒します。
あまり触れてないですが実はIHでも使えます。印字部分が邪魔になって使えないかと思いきや使える!
この道具は何度も買うか悩んだ物でしたが買って良かったです。キャンプ道具が増えてくると必要か不必要か悩む時間が増えて大変。
昔みたいに気になった道具を速攻ポチる事ができなくなりました。キャンプ沼に浸かる人間あるあるですかね。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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