「キャンプで使える調理器具が欲しい!けど普通はおもしろくないな」という方に最適なのがたき火フライパン。
見た目は普通のフライパンですがハンドルがないので自分でハンドルを調達してくる必要があります。
なぜハンドルを無くしたのか、そんな変わったフライパンを手に入れたのでレビューしていきます。
商品紹介
たき火フライパンはBush Craft Inc.から販売されています。
注目すべきは冒頭でも紹介した「ハンドルがない」という所。
わざわざ自分で調達する事は一見デメリットに感じますが、実はそうではないのです。
パッケージ裏に説明されており、ハンドルを自分好みの長さにすることで火から離れて調理ができます。要するに長さを自由に調節できるので用途に合わせた使い方が出来るという事。
ハンドルを一から作る「手間」を「遊び」と変えてくれる代物です。
その作業を面倒くさいと思うか、キャンプっぽいと考えるかは人それぞれ。個人的には童心に帰るようにわくわくします。
中を開けると本体、ハンドルを固定するネジ、収納袋、説明書が入っています。
収納袋まで付いているのは大変ありがたい。
説明書は適切な使い方が細かく書かれています。
たき火フライパンは他の鉄フライパンとは違い、焼きつけて油ならしが元々されているのですぐに使用する事ができます。
普通の鉄フライパンにはサビ防止の為にクリアラッカーなどが塗装されているので、使う前にそれを焼き切る『シーズニング』という作業が必要になります。
本体はハンドルがないのでとてもコンパクト。
直径は約225mm、深さが約18mmでフライパンとしても小さい部類になります。
本体には焼き入れの痕があります。初期不良ではないのでご注意。
そしてこちらがハンドルを差し込む所。
径は約24mmでだいたいSDカードと同じくらいの大きさです。
上部にネジで固定する穴が2つ。大きい方が8mm、小さい方が5mm。
ハンドルは実際にキャンプ中に作ってみました。
ハンドルを固定するネジは2本入っています。つまむ部分が小さいので回す時は苦労しそう。
こんな小さいネジでしっかり固定できるか少し不安です。
ネジ穴のサイズはわかっているので自分の好きなネジを合わせてもいいかもしれないですね。
収納袋はただの麻袋なので、ネジをなくさないようにする必要があります。
大きさ的に本体が入って少し余裕が出るくらいなので作成したハンドルもギリギリ入るかもしれません。
正面左下にBush Craft Inc.のロゴがあるのがオシャレ。
実際にキャンプで使ってみた
先日行った『羽高湖森林公園キャンプ場』でのソロキャンプで使ってみました。
この日はタイトル通りたき火フライパンをよく使ったキャンプでした。
昼食
テントを設営してレイアウトも決まればお楽しみ昼ご飯。薪ストーブの天板を外してほぼ直火で作ります。
キャンプ前から漬け込んでいた食パンを焼くだけ。マーガリンを油の代わりに引いて焼いています。
鉄フライパンの熱伝導が良い為か初心者の僕でも簡単に使えます。
2枚目を焼く時のマーガリンが足らずフライパンが少し焦がしてしまったのは失敗。次から気をつけねば。
フレンチトーストは中はふわっと外はカリカリでとてもつもなくおいしかったです。2枚なんてペロリと食べれました。次も作ろう。
↓レシピはこちら↓
夕飯
夕ご飯にはステーキを焼きます。
昼ご飯後に新しいハンドルを作成して実践中。前のハンドルが長いので今回は短い物にしました。こうやって自由に取り替えれるのはとても良いですね。
お肉は牛ミスジ。牛の肩甲骨辺りについている部位でステーキには最適です。
オリーブオイルを先に引いて温まったら思いっきり肉を置く!
薪ストーブ×たき火フライパン×肉の構図は最高ですね。
焼いている段階でよだれが出てきます。味付けはシンプルに黒瀬のスパイスのみ。
せっかく持ってきたにんにくを使うのを忘れていたけどおいしそうなのでOK。
火力の調節は特にせず、ひたすら薪を入れて燃やしていました。お肉は薄かったのもありますが深部までしっかり焼けています。
たき火フライパンで一つ良い所を発見。
ハンドルを外せばそのままお皿に早変わりします。普通のフライパンだとハンドルが邪魔になりますよね。
でも使用した直後は熱いですし、底は煤で汚れているので鍋敷きは必須。
朝食
そして翌朝には目玉焼きとウインナー!これは定番ですね。
昨日使うのを忘れていたにんにくも入れています。朝からスタミナ全快なメニューとなってしまった。
油をしっかり引けば焦げる事はありません。もし焦げてもたわしでごしごしすれば簡単い取れます。
お手入れ
毎回使用後にたき火フライパンの手入れをしました。この手入れを怠ると鉄フライパンはすぐにサビてしまうので要注意。
逆にしっかり手入れしていくと油が馴染み長期間使用できます。
必要なのは・・・
- スポンジ
- オリーブオイル(R4.11/4修正)アマニ油やえごま油など乾性油
- ガスバーナー
- キッチンペーパー
お手入れ方法はこちらのサイト様を参考にしました。
使用後はすぐに汚れをふき取りスポンジで水洗いします。頑固な汚れはたわしを使用しますが鉄たわしは傷がつくのでダメ!
そして水分を飛ばす為に火にかけ乾燥させます。焦げなどがある場合はバーナーなどで焼き切りましょう。
完全に乾いたら油を引いてフライパンに馴染ませます。
油は何でもよいらしいですが、僕は匂いの少ないオリーブオイルにしました。
(R4.11/4修正)
オリーブオイルより乾性油のアマニ油やえごま油の方が良いです。
キッチンペーパーなどがあるとフライパン全体に油を塗りこみやすいのでおすすめ。
キャンプ中にどうしても出来ない場合でも油汚れなどは絶対に取りましょう。そして帰ったら即お手入れ。
これを毎回繰り返します。
良い所、悪い所
それではBush Craft Inc.の『たき火フライパン』の総評といきましょう。
良い所
・ハンドルが自由自在
・鉄製の熱伝導の良さ
やはりハンドルが無い事によるメリットがとても大きいです。
手元でフライパンを扱いたい時は短いハンドル、火元から離れたい時は長いハンドル、お皿として使いたい時は外したりと自由すぎる。
元々の大きさが20㎝程な上にハンドルがないのでどこでも収納できるのもポイント高いです。
料理初心者なので深くはわかりませんが、簡単に焼き料理ができます。
その辺が鉄製ゆえの熱伝導率の高さなのかなと実感しています。
悪い所
・ハンドルを現地調達
・外見の癖が強い
・お手入れが必須
長所で挙げたハンドル無しは好き嫌いがとても分かれると思います。
僕は自分でハンドルを作れるのはとても楽しいと思いますが中には面倒に思う方もいるでしょう。
その辺の木でハンドルを作成するとビジュアルが野性味あふれてしまいます。キャンプスタイルや所持している道具の系統によっては似合わない可能性もあります。
あとは一番問題の毎回使用後のお手入れ。これは苦手に思われる方が多い気がします。
現に僕は時々するキャンプだから良いですが、頻回に使うようだとさすがにお手入れが面倒に感じます。
「調理器具」というよりは「キャンプ道具」として認識する必要があります。
最後に・・・
これでやっと本格的なキャンプ飯が始動しました。
少し前まで買ってきた物ですませてきた自分が情けない。これからは調理器具をどんどん増やしていきます。
最近自宅での料理当番を半分担うようになったので、料理も単純に勉強中です。
色々作っては「これキャンプでも作れるぞ!」と発見しています。
本当になんで今までキャンプ飯を作ってこなかったのだろう・・・。
それでは今回はここまで
皆さんも良いキャンプライフを!!
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