冬キャンプといえば「寒い!」「雪降る!」「高い装備がいりそう!」などネガティブなイメージが多いかもしれません。
ですが寒い冬ならではの良い事もたくさんあって僕は冬キャンプが大好きです。
そんな冬キャンプのメリット、デメリットを個人的感想を交えてまとめてみました。
冬キャンプの時期はいつから?
キャンプ場によりますが、僕の近隣のキャンプ場だと主に11月以降からオフシーズンとなる所が多いです。
通年営業しているキャンプ場があれば良いですが、冬場も営業しているけど管理人さんがいないキャンプ場などもあるので行く前にHPをチェックしたり問い合わせしましょう。
冬キャンプのメリット
人が少ない
夏の時期と比べキャンパーがとても少ないです。
冬キャンプは装備を揃える必要があったりするのでキャンプに傾倒していないと出来ないと思います。
お子さんがいるとより装備にお金がかかってしまったり、冬の寒さが心配で来ないファミキャンパーさんが多い印象。
その為冬場のキャンプ場を見回すとお子さんがいるファミキャンが減って、ソロキャンや成人グルキャンが増えている気がします。
人が少ないと他人の目気にせずにキャンプを楽しめますし、いつもは先を越されている良いテント場を使えたりと良い事ずくめです。
夜はとても寒く皆さんテント内に籠るので、夜遅くまで騒ぐ人も少ない気がします。
冬用の暖房器具が使える
主に楽しいのは薪ストーブと石油ストーブです。
特に薪ストーブがあると本当に楽しい。テント内で火を扱えるのが最高!
ガラス窓の薪ストーブだと火を見ながら寝そべってボーっとするのも良いです。お酒を加えるとと尚良し。
小さいながらガスストーブの暖かさにも助けられる事もあり、ストーブ系は雰囲気作りも含めて冬キャンプの生命線です。
虫がいない
真夏はブヨ、蚊、ハチ、ムカデ、羽蟻、蛾など虫だらけ。
テントを収納した時にいつの間にか入っていた蟻が自宅内を闊歩している事もありました。ランタン目掛けて特攻をしかけてくる虫が多いのでランタンの掃除も増えました。
危険な虫に噛まれないように虫対策費用もかかります。
そんな虫達も冬の寒さには勝てず全く出てきません。
対策する必要がないので無駄な荷物が減りますし、虫を気にして出来なかったタープ泊も出来ます。
虫が苦手な僕の彼女も冬の時期はキャンプについてくる時があります。
キャンプ場の料金やチェックイン時間が変わる
場所によりますが繁忙期と比べて値段が安くなる所があったり、チェックインが速く出来るキャンプ場があります。
利用料が安いと助かりますし、チェックインが速いとより長くキャンプを楽しむ事ができます。
サバイバル感が楽しい
あえて寒く電気もない不便な所で1泊するというのがサバイバル感あってとても楽しい。
ほとんど道具に頼りっぱなしですが「この寒さに対応してやったぜ!」という謎の自信が湧いてきます。
大雨の富士山を下山している時にも同じようなサバイバル感が出て楽しかった思い出。
日常では味わえない非日常感を味わえるのがキャンプの醍醐味ですが、さらに特化したのが冬キャンプだと思っています。
冬キャンプのデメリット
圧倒的に寒い
冬なので寒いのは当たり前ですが、キャンプ場は標高の高い所や街から離れた所にあるのでとてつもなく寒いです。
暖房器具は必須。冬用シュラフや布団を持参したり、底冷え対策のコットなども大事です。
初めて冬ソロキャンプした時は街からそこまで離れていないキャンプ場を選択しました。
ですが寒すぎて何もできず、すぐにシュラフにくるまって就寝。
そして翌朝寒さに震えていた為か全身筋肉痛になってしまいました。
この時は石油ストーブを持って行っていたのですが、軍幕様のテントとは相性が悪く全く使い物にならなかったです。
このように知識が浅いと冬キャンプを楽しめず大変な事になるので寒さ対策は完璧にしましょう。
冬用のキャンプ道具が高い
先ほども少し書きましたが、 寒さを耐える為の道具が多々必要です。
テントはスカート付き、冬用シュラフ、コット&マット、暖房器具、暖かい服、カイロなど多いに越した事はないです。
そんな冬用道具は比較的価格が高いです。
例えば・・・
キャプテンスタッグの封筒型シュラフ フォルノは最低使用温度12℃でAMAZON価格1400円(R2.9現在)。
同じくキャプテンスタッグのエクスギア(EXGEAR) フリースラップ 1200は最低使用温度5℃でAMAZON価格5200円(R2.9現在)。
最低使用温度が7℃下がるだけでここまで値段が変わります。正直5℃ではシュラフだけで寝ると多分寒いと思います。となるとさらに最低使用温度を下げるとなるとお金が・・・。
このように『冬用』というのは基本高いので、出来る限り最初は家で使っている物で代用する事をおすすめします。
場所を取りますが羽毛布団など持って行けば十分寝れます。
運転に注意
冬といえば雪。標高が高い所にいけば積もっています。
その為車はスタッドレスタイヤは必須でタイヤチェーンも携帯しておいた方がよいでしょう。
一度軽自動車で冬の山間部を通った時スタッドレスタイヤを履いているにも関わらず2回スリップして死ぬ!と思った事がありました。
僕は雪道の運転に慣れていないので基本雪が多く積もるようなキャンプ場には行きません。
冬のキャンプ場に行くときは天気予報のチェックとTwitterでリアルタイム情報を確認してから行くようにしています。
スリップして事故起こすと怖いですからね。
荷物が多い
冬用道具や念のための道具を持って行くと夏キャンプと比べて荷物がとても多くなってしまいます。
冬キャンプになると引っ越しレベルで僕の車に道具が積み上げられます。ルーフボックス欲しい・・・。
特に石油ストーブや薪ストーブは場所を取りやすいですし、念のための羽毛布団も畳んでも大きい。
馬力の弱い僕の車では坂道が辛い時があります。冬になるといつも四駆が欲しくなります。
テントが乾きにくい
僕がよく使っているギギ‐1はフロアレスなので結露しやすく、さらにテント内で暖房器具を使う事で幕がびしょ濡れになります。
冬は日照時間が短く、気温も上がらないので夏場は勝手にサラサラになるのが冬では乾くまで時間がかかります。
乾くまで気長に待つか、僕のように半渇きでも車に積めて家で干しても良いと思います。
あまりにも結露が酷い場合は水切りワイパーを使って水気を取った方が乾くのが速いです。
時々キャンプの実感湧かなくなる
外は寒いのでテントに籠る時間が増えます。
そのテント内で家と同じような事をしていると僕はキャンプ感が薄れてくる事があります。
夏キャンプでもキャンプらしい事をあまりしていない僕ですが、冬キャンプだと「これって別に家でもできるよな」とふと思います。
自由な事をするのも良いですがキャンプらしい事をするのも大事なのかもしれないですね。
キャンプ場の使用制限
冬場は水道管の凍結対策などでいつもは使える水道やトイレなどが使用不可になっている所があります。
僕は以前トイレが使用禁止になっていて真夜中にトイレ探しの旅に出かけた事があります。
結局テントを張っていた近くに仮設トイレがあって無駄な労力を消費。管理人さんからちゃんと変更点がないか聞いておきましょう。
さいごに・・・
寒さをいかに耐え凌ぐのが冬キャンプの大事な点であり、楽しい所です。
僕は職場の人に「冬にキャンプして何が楽しいの?寒いだけじゃん」と言われた事があります。キャンプをしない人からしたらわざわざ寒い所で辛い事をする人と思われているのかもしれませんね。
寝床がしっかりしていないと本当に眠れないので暖房器具含めて道具選びは慎重に。
一度焚火だけで頑張ろうと思った事があります。寒さは大丈夫でしたが、逆に焚火から離れる事ができなくなってしまい他にしたい事ができなくなりました。
それも含めて楽しいんですけどね。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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