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焚火台は何製使ってる?ステンレス・チタン・鉄製のメリット、デメリット比較してみる!!

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焚火台は素材で3種類に分けられます。一番商品が多く安価な「ステンレス」、ガレージブランドを中心にデザインが奇抜な「鉄製」、軽量性が特徴な「チタン製」の3種類。

そこで今回はその3種類の焚火台を使ってきた筆者が個人的な感想も含めてメリット、デメリットをご紹介します。

 

ステンレス製

まずは一番オーソドックスなステンレス製から評価していきましょう!筆者はキャプテンスタッグのヘキサステンレスTokyoCamp焚火台、ノーブランドのボックス型焚火台を使っています。

 

メリット

・安価

ステンレス製は鉄製やチタン製と比べると価格が低く購入しやすいです。安価の割には頑丈で使いやすい物が多いので、これからキャンプを始める方に一番おすすめしやすい素材。

ソロなら2,000円、ファミリーなら5,000円くらい出せば対応したステンレス製焚火台が購入できます。

 

・種類が多い

安価で加工しやすい素材だからこそ、マイナーブランドから大手メーカーまで開発、販売しています。大手メーカーの焚火台を買った方が保証や修理がしっかりしていますが中華性の激安焚火台でも十分使えるのがステンレス製の良い所。

購入する際はレビュー等を確認してからにしましょう。

 

・雑に扱える

個人的に安いからこそ雑に扱ってしまいます。壊れても買い替えしやすいのが一番の理由。他の鉄製だと調味料がこぼれたり、手入れを忘れるだけで錆びだらけになるのでステンレス製が一番楽。

 

・二次燃焼できる焚火台が多い

「二次燃焼」とは焚火で出た煙まで燃やす程の燃焼の事を言います。要するにめちゃくちゃ燃料効率が良い!という事なんですが、この二次燃焼できる焚火台はステンレス製かチタン製しかほぼないです。

有名な商品だとソロストーブ系やDODのめちゃもえファイヤーなど。燃焼効率が良いと薪の消費量が増える分火おこしが楽だったり後片付けが楽になります。

 

デメリット

・変形しやすい

個人的に一番感じたのは高熱による変形のしやすさ。僕が使っているヘキサステンレスは組み立ては出来ますが、細かい部位が熱による変形で歪んでます。分厚いパーツは大丈夫ですが細いパーツは変形しやすいです。他のボックス型焚火台もスムーズに組み立て出来なくなりました。

 

・デザインが一辺倒

奇抜なデザインの多い鉄製は頑丈で熱に強いからこそ色々な形状にする事ができます。ステンレス製は鉄と比べると耐熱性に劣るのでシンプルな形状の焚火台が多いです。

大体が四角形、円形で違うメーカーでも似たような形状の焚火台ばかり。個性を出したい方は鉄製の方がおすすめです。

 

・偽物が多い

先ほどの「デザインが一辺倒」と似たデメリットですが、有名なステンレス製焚火台のピコグリルはその人気の高さとシンプルな形状からコピー品が大量にあります。

しかも本家は1万円超えなのにコピー品は2,000~4,000円程度で購入でき、本家であれば別売りのパーツもセットだったりします。メーカーやブランドからすると「デザインの盗用」となるので大変だと思います。

安いから良い!という訳ではなく偽物と気づかずに購入したら粗悪品だった、という事も起こりうるので注意しましょう。

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チタン製

最近大人気の「チタン」。今やカトラリー、マグカップなど小物類から薪ストーブのような大型の物までチタン製が増えていますね。

僕はベルモントの焚き火台TABIを使っています。

 

メリット

・青焼けが美しい

チタンを高温で熱する事で酸化被膜ができ、それにより青く鮮やかに変色します。これが青焼け、チタンブルーとも言うようです。よくバイクや車のマフラーを青焼けした物に変えている方がおられますよね。

チタン製焚火台でも使っていく内にこの青焼けが見れるようになり、鉄製品のような経年劣化が楽しめます。

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・軽量

チタンは他の素材に比べて密度が小さく軽いので持ち運びや組み立てがとても楽です。その為道具を少なくしたいソロキャンパーやバイクキャンパー、徒歩キャンパーの方に人気。

僕が持っている焚火台TABIは30㎝の薪が入る幅広な形状ですが約400g程度でとても軽いです。これくらい軽くコンパクトであればザックに入れて持って行けるので楽なんですよね。

 

・錆びにくい

チタンは耐食性が優れており、特に汗や海水に対して強いです。その為海洋建築物に使われている程です。

僕は鉄製焚火台以外は手入れする事がほぼないので、ステンレス製のヘキサステンレスは錆びだらけですが焚火台TABIに錆びはほぼありません。

 

デメリット

・価格が高い

そもそもチタンは高価な素材であり、さらに強度が高く加工がしにくい為商品が高くなりやすいです。同形状でもステンレス製の倍くらい高い。

例えば同じサイズのワンティグリスのミニ焚火台でもステンレス製は2,100円くらいですが、チタン製になると4,290円に設定されています。

 

・大きいサイズが少ない

先ほど書いた通り高価な素材で、軽量重視のキャンパーに人気な事もあり大きいサイズのチタン製焚火台が少ないです。あったとしてもガレージブランドなど限られたブランドにしかなく価格も数万円する物ばかり。

 

・ザラザラした感触

個人的にチタン製のザラザラした感触があまり好きでなく、独特の金属音が鳴るとぞわぞわします。気になる方は一度店頭で確認した方がよいでしょう。

 

鉄製

ガレージブランドを中心に人気の鉄製。特徴的なデザインの焚火台が多く価格もさることながらキャンプに慣れた方におすすめしたい素材です。

僕はトリパスプロダクツのグルグルファイヤーMを使用しています。

 

メリット

頑丈

「鉄」といえば頑丈!なので少し踏んだり、落としても変形しないです。熱にも強いのでガンガン焚火を楽しめます。

過去にステンレス製の焚火台を誤って踏んで壊した事があるのでこの頑丈さは魅力的です。

 

・特徴的なデザインが多い

鉄製の焚火台は本当にオシャレなデザインが多くキャンプ場で見かけると二度見します。くり抜いて柄を浮かび上がらせたり、隙間だらけにしたりと頑丈な鉄製じゃないと出来ないデザインばかり。

この特性によって個性を出したいガレージブランドの先駆けの道具になったと思います。

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・燃焼効率が良い

鉄は熱伝導率が高く、先ほど挙げた空気を取り込みやすい形状に出来る事から燃焼効率が高い焚火台が多いです。

その為焚火での調理がとても楽しく豪快にできます。鉄製フライパンと合わせたら最強ですよ!

 

・経年劣化が楽しめる

後述のお手入れによってどんどん黒色化していくのはとても楽しいです。未使用状態の鉄の綺麗さも良いですが、個人的には使い込んだ今の真っ黒な状態の方が好きです。

鉄製フライパンが手入れ次第で一生物と言われるように鉄製焚火台も長く使い続けられると思います。

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デメリット

・重い

当たり前ですが鉄は重い。グルグルファイヤーMは本体だけで7.2kgもあり、僕はそこにFUBOU NEWverとトリバサミも一緒に持って行くので約9kgになります。

チタン製の焚き火台TABIが400g程度なのでその約22倍の重さ・・・。なのでずっとグルグルファイヤーを使った後にたまにTABIを使うと軽さに感動します。もちろんコンパクトな鉄製焚火台もありますが同サイズのステンレス製やチタン製と比べると重いのは確実です。

 

・毎回手入れが必要

中には手入れをしないという方もおられますが、手入れしないと速攻で錆びだらけになり見た目が汚くなります。使わずに放置しているだけでも錆びるのでグルグルファイヤーの場合は専用の防錆袋が備わっているくらいです。

手入れは僕の場合、全パーツ洗浄→乾燥→乾性油塗り、を毎回しています。この手入れを徹底しても錆びは必ず出てくるので綺麗なまま使いたい!という人には向いていません。最初から経年劣化を楽しむという感覚で買った方が良いです。

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・価格が高い

ガレージブランドの商品が多いという事もあり鉄製焚火台は価格が高いです。僕のグルグルファイヤーでも26,000円程で、一番安いXSサイズでも16,000円もします。

メリットで挙げた「特徴的なデザイン」の鉄製焚火台が欲しいのであれば1万以上は確実にするので、ただ焚火がしたいだけであれば他の素材を選んだ方が良いです。

 

初心者におすすめは・・・

これからキャンプを始める方におすすめなのは「ステンレス製」一択です。種類が多く安くて身近のショッピングモールでもホームセンターでも購入できますからね。キャンプにすぐ飽きる可能性も考えたら安く済ませるのが一番良いです。

 

逆に一番おすすめ出来ないのは「鉄製」。重いし手入れが必要な点がキャンプ好きじゃないと面倒くさく感じると思います。とはいえ僕も手入れは面倒くさく感じてますが、手入れ後の変化が本当に綺麗で、自分だけの焚火台になっている感じが良いんですよね。

 

最後に・・・

長く使う事を考えたら鉄製が良いと思うんですが、実家に自分が子供の時から使っている錆びだらけのステンレス製バーベキューグリルがあったりするからどんな形でも使えたら良いのかもしれませんね。結局は素材なんかより同じ物をずっと使い続ける気持ち。

僕のように色々な道具に浮気するような人間が一番よろしくないです。買った道具は最後まで面倒見よう!

 

それでは今回はここまで!

皆さんも良いキャンプライフを!!

 

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