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【ベルモント】チタンの青焼けを楽しむ焚火台TABIが最高すぎた!徹底レビュー!!

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先日のキャンプで踏み壊してしまったTokyoCamp焚火台と代わる新しい焚火台が届きました。

その焚火台はベルモントの『焚火台TABI』

収納時はコンパクトで、軽く、本体にチタンが使われている焚火台です。悩みに悩んだ結果行きついた焚火台なので期待大!

今回はそんな新しい焚火台TABIのスペックと実際にキャンプで使用した感想をご紹介します。

 

↓悩んでた時期↓

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商品紹介

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冒頭でも紹介した通り今回購入したのはBelmont(ベルモント)焚火台TABIです。

 

Belmont(ベルモント)は新潟県三条市の金属製品メーカーで焚火道具を中心に多数の独特な商品を開発、販売しています。

僕が以前ご紹介したポンプ付きの火吹き棒の焚火ブロウパイプもこのベルモントの商品です。

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僕が購入したのはTABIの収納袋付きの物です。他にグリルエクステンション付きの物もあるので購入時は注意しましょう。

収納袋はいたってシンプルなナイロン製の袋です。

 

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開封してみると・・・

①側板

②ステンレス網

③フレーム

④本体

と説明書が入っていました。

基本スペックは以下の通り。

材質/本体:チタニウム、18-8ステンレス、収納袋:ナイロン

使用時サイズ: 237×360×170㎜

収納時サイズ: 178×360×15㎜

重量:約423g(本体:約299g、側板:約29g、網:約96g)

耐荷重:火床15㎏、網5㎏

https://amzn.to/3JEFRt5

一般的な焚火台はステンレスか鉄製の物が多いですが、焚火台TABIは本体がチタン製です。チタンは軽く、錆に強く、熱が加わると「青焼け」と呼ばれる特徴的な焼き色がつきます。

最近何かと話題のチタン製道具は初めてなのでとても楽しみ。

 

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チタンなのは本体と側板。触るとザラザラします。

パッと見て思ったのが「物凄く綺麗」という事。今まで新品の状態で汚したくない道具は多数ありましたが、このTABIは本当に使いたくないくらい美しいです。

 

組み立て方

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まずは本体を合わせて火床を作ります。ベルモントのロゴが対角にくるように並べます。

 

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2つを合わせます。この状態では手を離すとバラけるので保持しておきます。

 

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本体を保持しながらフレームを端の隙間にはめて固定していきます。3本あるフレームの内真ん中から固定すると良いそうです。

これが慣れないと難しい。フレームを左右の隙間にはめながら、底の突起に引っかける必要があり、しかもテンションをかけながらこの作業を行います。

 

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もっと細かく見ていきましょう。

写真のような本体の端に三カ所隙間があり、ここにフレームの先端を当てておきます。

 

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そして底の2枚の本体が重なる所にはめながら、テンションをかけて反対側の隙間に固定します。

新品の状態でこれなので本体が歪んでしまったらさらに難しくなるかもしれませんね。

 

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そして完成。真ん中のフレームを固定したらあとの2本はすんなりできました。

見た目はやっぱり綺麗ですね。本体は傾斜がきつめに作られている印象。以前のTokyoCamp焚火台はほぼフラットに近かったです。

 

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本体の対角上にベルモントのロゴがきます。

 

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本体は組み立てる時に指が切れそうになるくらい薄いです。結構危ないので組み立てる時は軍手か革手袋は必須。

 

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一応耐荷重は15kgあるらしいですが、ピコグリルしかりこういう形状の焚火台は薪の重みで変形しやすいです。

手で軽く上から押さえる程度では全く動きませんでした。

 

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大きさは全長約36㎝との事で、CB缶約2本分といった所でしょうか。

これくらいあれば大型の薪も横置きでいけますね。

 

側板をセット

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この薄いチタン製の板はTABIに取り付ける事で風の影響を和らげてくれます。これも指が切れそうなくらい薄いので注意。

 

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取り付け場所は本体両端の隙間で、しっかり固定するというよりは軽く差し込む感じ。

セットしても側板の下は空いています。

 

ステンレス網をセット

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調理する時に役立つステンレス網はフレームに綺麗にはまるようになっているのでぐらつく事はありません。

左でも右でも好きな所に置く事ができ、TABIの半分を占めます。

 

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本体と側板、ステンレス網を全てセットした状態。綺麗にまとまってかっこいいですね。

全て含めて約400g弱しかないのでとても軽いです。片手で余裕で持てます。

 

収納

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TokyoCamp焚火台は天板に角度がついていたので収納する時に全て同じ向きに合わせる必要がありましたが、TABIは全て平らで薄いので何も考えずに収納できます。

 

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意外に良かったのが収納袋。

あえてなのか本体より少し大きめに作られていました。おかげで楽に片づける事ができます。

 

 

実際にキャンプで使ってみた

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先日のキャンプで初使用してきました。

www.shirodango.com

まず思ったのが、本体の角度が強いので薪の置き方が定まらない。

TABIは底が深いので普通に薪を置いていくと勝手にずり落ちて全て横置きになります。ガスバーナーなどで一気に点ける方は気にならないと思いますが、ファイヤースターターなどで焚きつけから燃やしていく方は薪の設置を工夫する必要があります。

 

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僕はいわゆる『差し掛け型』と呼ばれる1本の薪に対して直角に数本の薪を掛けていく形にしました。焚き付けは薪を掛けている下の隙間に置いて火種で点火させます。

 

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火が点いてからも薪が底に溜まって密着しやすいので間に短い薪などを置いて空気の通りを良くした方がいいです。

 

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一度点灯するとよく燃え上がってくれます。

本体側面の複数の空気穴が良いのかもしれません。

 

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その結果すぐにチタンが初青焼けしてくれました。こんな色が変わってくれるなら轟轟に燃やしたくなりますね。

ヴィンテージ品や革製品のエイジングのような楽しさがある焚火台です。

 

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側板や空気穴から灰が落ちるとレビューで見かけまして、確かに溜まってくるとポロポロ落ちてきます。その為焚火シートは必須です。

このTABIに限らず焚火台を使うなら焚火シートは必ずセットで使った方が良いです。

 

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薪を多めに入れても半円状の形状から落ちる事もなくただ炎が勢いよく上がってくれます。

側板がなくても縦に積み上げない限りは落ちないと思います。

 

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大きさは見ての通り展開してもコンパクトなのでやはりソロキャン用ですね。

 

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夜もしっかり使ってきました。風の影響を受けにくいのと薪が横置きになりやすい為、炎が横に広く上がってとても綺麗です。

 

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翌朝はコーヒーを淹れるためにステンレス網を使用しました。この網がある事で確かに調理はしやすいですが、薪の管理が難しくなります。

この網を使う時は側板は外した方が良いでしょう。

 

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網自体は本体にしっかり固定されており、少々ケトルを動かしても網がずれる事はなかったです。

 

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いちいち網を使わずともケトルをそのまま突っ込んで野営スタイルで楽しんでも良いですね。

フレーム3本で支持面が広いので多少雑に扱ってもびくともしません。

 

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TABIは背が低いのでテント近くで焚火をしても火の粉が高く舞いにくいので安心です。

完全にロースタイルになるので軍幕との相性は良さそう。早く軍幕で使いたい。

 

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灰を捨てる時は物凄く楽です。焚火台を持ってそのまま滑らすように捨てれます。

 

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合計約4時間以上使用した結果、しっかり青焼けだらけのTABIになりました。この自分だけの焚火台になっていく過程は本当に楽しい。

 

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スパッタシートを下に置くだけで地面の影響はゼロです。

TABIはフレームが地面に接しているだけなので熱による焦げは起きなさそう。ですが先ほど挙げた灰の落ちがあるので必須なのは変わりないです。

 

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使用した後はやはり本体が反りました。これはしょうがないですね。長時間曲がった状態で固定して、さらに重い薪を置き、燃やしてる訳なので・・・。

 

 

良い所、悪い所

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それではベルモント『焚火台TABI』の総評といきましょう!

 

良い所

・コンパクト

・安定性が高い

・焚火の管理が楽

・灰が捨てやすい

・青焼け

収納しても展開してもコンパクトな形状はソロキャンにはぴったり。側板と網を除いた本体は全て固定されているので崩れる心配がなくて安心です。

安定性が高いので焚火台上で薪を自由に動かす事ができるし、炎が綺麗に上がってくれるので焚火の管理が本当に楽。そして焚火が終わったら本体を傾けるだけでスルっと灰が下に落ちてくれます。

一番僕が思う良かったのは『チタン製』という所。値は張りますが軽いし、耐久性が高いし、何より高熱で青焼けしてくれます。チタン製の道具が流行る理由が今回でよくわかりました。

 

悪い所

・本体が鋭い

・組み立てが難しい

・薪が置きにくい

・長くは使えない?

組み立てが一番の問題。本体と側板の隅が全て鋭いので本当に指が切れます。それなのに本体を固定しながら3つの箇所にフレームをテンションをかけながら固定するという組み立て方で尚更指を切りそうになる。

良い所で挙げた『安定性』を出してくれる3本フレームですがデメリットもあるという事ですね。

本体の傾斜が強いので薪が滑り落ちて全て横置きになってしまいます。ティピ―型など薪を立てて細長い炎を上げたい方にはあまりおすすめできません。

今回4時間使っただけで本体が反っているので、これから長く使用しているとさらに反りが強くなりしっかり使えるか疑問。こればっかりは今後使って検証ですね。

 

 

最後に・・・

色々デメリットも書きましたが、大満足です。何度も言いますが『青焼け』が最高です。ステンレスや鉄製の焚火台以上の満足感が得られますよ。

ですが指を切りそうなほど鋭利な本体なのでキャンプ初心者の方には勧められません。あとソロ用焚火台にしては高価な部類なので・・・。

 

どうしても先代のTokyoCamp焚火台と比べてしまいますね。あと他の候補だったピコグリルなどもどうだったか気になる。

本来焚火台なんて1個で十分なのに複数欲しくなるのは十分沼に沈んでいる証拠でしょうか。これからもキャンプに投資していくぞ!

 

それでは今回はここまで!

皆さんも良いキャンプライフを!!

 

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