最近「キャンプブームが終わりに近づいている」という記事やSNSでの投稿を見かけます。個人的には「終わる」というより「落ち着いた」という印象でそこまでネガティブには考えていません。
とは言ってもSNSの「映え写真」と共に急成長し、ゆるキャン△で加速した第二次キャンプブームが以前ほどの盛り上がりが無くなったのは事実。という事で今回はキャンプブームが落ち着く事で生じるメリットとデメリットについてまとめてみました。
↓以前の記事↓
メリット5つ
キャンプ場が予約しやすくなる
ブームが収束する事でシンプルにキャンプ人口が減ります。流行ってるからしていた人、これからしようと思う人は確実に減る。そのおかげで以前よりキャンプ場の予約がしやすくなると思われます。
数年前は春や秋でも数日前から予約が取れていたのに最近は取れなくて一週間以上前から取っておくのが基本になりました。これからは少し余裕が出てくるかも。キャンプする人の減る晩秋~冬にかけてはもっと減ると思われます。
道具が安く手に入る
最近特にSNSで見かけるのがこの類。実際に僕もキャンプショップに行ってみたらベアボーンズのランタンだけでなくヘリノックスやロッジなど色々な道具が安く売られていました。特に安かったのがプライベートブランドの道具。
しかも「売れ残り品」と題して一番目に付く所に置かれている道具達もあったりして本当にキャンプ道具を安く購入できます。個人的にヘリノックスチェアとauvilのテーブル、オルカのクーラーボックス(2個目)、ペトロマックスの焚火台はマジで買おうか悩んだ。
手に入りにくい道具が手に入る
一時期手に入らずSNSで発見情報が出回っていたゴールゼロやガレージブランドの抽選商品は以前より手に入りやすくなると思います。
ゴールゼロは普通にショップに売っていたし、抽選系はそもそも購入希望者が減ったら当たる確率は上がります。一時期人気すぎて抽選販売だったゼインアーツ商品が在庫があればオンラインショップで買えるようになっています。
この調子で他のガレージブランドも簡単に買えるようになったら嬉しいです。
迷惑キャンパーが一部減る
このキャンプブームでマナー違反者やルール違反者は確実に増えたと思っています。僕自身キャンプしていて深夜まで騒ぐ人達や大音量で音楽を流す人達を見かけました。中にはキャンプ場の木を切ったり、進入禁止の所に入って荷下ろしをする人まで本当に様々。
そういう人たちはレンタルテントだったり、設営に慣れてなかったり、大学生だったりキャンプに慣れていないというのがよくわかります。キャンプ初心者だとしても騒音やキャンプ場のルール違反は本当にやめてほしい。せめてキャンプ場のルールは守ってくれないと、最悪キャンプ場の利用が出来なくなるかもしれません。
そんな迷惑キャンパーがブームの終焉と共に消えるのはありがたい。
キャンプ利用料金が下がる?
「冬季も開くから」「繁忙期は忙しいから」などの理由で利用料金が上がったキャンプ場がいくつかあります。もしかしたらそれらがブームの終焉で以前の料金に下がるかもしれません。
個人的にはそれに伴ってサービスや設備が良くなった所もあるので、下がったらラッキーくらいにしか考えていません。逆にキャンプ場が無くなる事の方が怖い・・・。
初心者は道具が揃えやすくなる?
ちょっとデメリットにも繋がる話なんですが、残念な事にブックオフやセカンドストリートなど買取ショップにキャンプ道具が大量に売られているらしいです。フリマアプリでも「キャンプ引退するのでセット売り」みたいな紹介文を見かけるようになりました。
キャンプをこれから始めようと考えている人にとっては安く手に入るので良いと思います。
デメリット6つ
新しいブランドが誕生しにくい
ブームに乗っかるのが商売人の考えな訳で全然関係ないアパレルブランドからキャンプ道具が販売されたり、ガレージブランドが色々誕生したのもブームのおかげです。
それで僕達キャンパーは珍しい道具や奇抜な道具を楽しめていますが、ブームが終わるとそんな新しいブランドが誕生しなくなるかもしれません。さらに最悪なケースが次のデメリット・・・。
現在あるブランドが無くなる
特にガレージブランドなど中小企業や個人で作られているブランドは撤退、廃業する可能性があります。あのsnowpeakですら収益が前年と比較したら激減しているレベルです。
一応商品の在庫過多が理由との事ですがタイトル通りブーム終焉による影響が大きいと思います。
みんな大好きなブランドが消えないように正規品を購入して支えましょう。
新商品が減る
大手メーカーが倒産する可能性は低いと思いますが以前ほど新商品は開発、販売されないかもしれません。一部キャンパーにしか刺さらないような奇抜な商品は特に出て来なくなるかも。
キャンプ道具大好き人間としては悲しい。
ショップの品揃えが悪くなる
ブーム前はスポーツ量販店の一部にコンパクトに置かれていたキャンプ道具が、ブーム中は他のアパレルやスポーツ道具を押しのけて勢力を拡大していました。それが元のコンパクトな状態に戻ってしまうかも。
この前定期的に見に行くキャンプショップが明らかにアパレル系に浸食されていてショックでした。
キャンプ道具の価値が下がる
手に入りにくい、珍しい、販売数が少ない、からこそ価値の高かったキャンプ道具が今後手に入りやすくなると自然と価値は落ち着きます。これで転売ヤーが消え去るのでメリットかもしれません。
でも逆に自分が売る時に今まで程の価格では買い取ってくれない可能性が高いです。僕もこの前1年前だったら25,000円で売れていたテントが17,000円まで下げないと売れませんでした。もうキャンプしないな~、という人は早めに売った方が良いです。
キャンプ場のサービスが減る
メリットで「キャンプ場の利用料金」について書きましたが、あれはデメリットでもあって例えば僕が利用していたキャンプ場でブーム前は冬季は水が出ませんでしたが、ブーム中は出るようになりました、これがブームが収束すると元に戻るかもしれません。
こういう変更で一番多いのが冬季の利用で、冬は閉鎖してるとこや管理人が常駐しなくなるなどデメリットがありました。逆にその分利用料金が安くなるのがメリット。
サービスが減るくらいなら良いけど冬季閉鎖になると悲しすぎる。
最後に・・・
ブームが終わる事でキャンパー的にはキャンプ場が行きやすくなるので嬉しいですが、キャンプ道具好きとしては新しいブランドが出て来なかったり、今あるブランドが無くなる可能性があるのは悲しい。
間違ったらいけないのが「ブームが収束する」だけであって「キャンプという趣味が無くなる」という訳ではないという事。全国的に流行ったおかげで新しい道具がたくさん出来て、革新的なブランドも誕生して、色々なサービスを提供してくれるキャンプ場が増えました。
ここまで偉そうに書いてる僕だって「ゆるキャン△」らへんからキャンプ始めたのでブームに乗っかった人間です。我ながらここまでハマるとは思いませんでした。
これからもキャンプ楽しんでいこう!
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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