僕は現在トリパスプロダクツのグルグルファイヤーにドはまりしています。今まで4つも焚火台を買い替えてきましたがこのグルグルファイヤーから他の焚火台に浮気する事がなくなりました。
ですが大好きなグルグルファイヤーでも気になる所はいくつかあります。その内の一つが「風に弱い」事。今回はそんなデメリットを解決するオプションパーツ「FUBOU NEWver」をご紹介します。
なぜ風に弱いの?
グルグルファイヤーは4つのリングパーツとフレームで構成された鉄製焚火台で、トリパスプロダクツの象徴の鹿角パーツが特徴的です。サンゾクマウンテンのマウンコルとガレージブランド焚火台の先駆けとして有名ですよね。
そんなグルグルファイヤーは見ての通り隙間だらけ。全方位から風が侵入してくるし、燃えて崩れた薪が隙間からこぼれる事もあります。
この隙間と薪が縦置きになるデザインによって高い燃焼効率を誇るのですが風がある日は危険です。
商品紹介
こちらがFUBOU NEWver。トリパスプロダクツの純正オプションパーツなので安心して使えます。
簡単なスペックは以下の通り・・・
組立サイズ:W220×H205mm
重量:1.4㎏
材質:鉄
「NEWver」という名前の通り以前からあった「FUBOU」を使いやすくリニューアルした道具です。
四角形だった無印版から楕円形状になった事でグルグルファイヤーにもたれかかるように設置でき薪の投入量が変わらず熾火なども出来るようになりました。
公式オンラインショップから購入する事ができます。
本体に2つのホールが備わっており上部は火ばさみで持ち上げる用、下部はバーナーなどで点火する用です。
ド真ん中にあるトリパスプロダクツのロゴマークがオシャレで良き。
設置する際は目皿に引っ掛けてパタンっと外側に倒すだけ。全部で4枚ありますが一枚だけ外してリフレクターのような使い方もできます。
風防として使う訳ですがシンプルに外見がかっこよくなります。グルグルファイヤー買う時にセットで買っても全然良いレベル。
以前のFUBOUは設置すればいかつくなる印象でしたが、NEWverは楕円なので本体に綺麗に収まって美しい。
実際に使ってみる
それでは実際に焚火していきましょう。
以前は隙間から薪を適当に入れられましたが、FUBOUが邪魔して上からしか投入できません。これはちょっと窮屈。
バーナー用のホールは着火時に役立ちます。以前は薪と同じく隙間から着火できたのでここは変わりないように備えてくれたのかも。
着火してから薪に火が点くまではめちゃくちゃ速くなりました。風の影響が軽減するだけでこんなに速くなるんですね。
燃焼効率がえげつない。薪を入れるとすぐに燃え上がり、熾火になるスピードも速いです。
FUBOUが邪魔になって綺麗な炎が見えにくいのかな~と思ってましたが、そんな事は微塵もなく豪快な焚火を楽しめます。
たき火フライパンで調理もしてみました。ちょっと火力が強すぎて所々焦げちゃいましたが風の影響がない分しやすかったです。
夜になるとFUBOUのロゴから漏れる炎が写真映えします。元々風防として買ってるのでこのかっこよさは嬉しい裏切り。
これが1万円以下で買えるのはありがたすぎます。
お手入れもしてみる
1泊2日キャンプでここまで汚れました。高温の炎が直接当たる分汚れがひどいですね。
たった一回の使用で錆びが出てます。このまま放置すると錆びだらけになってしまうので使用後は必ず手入れをしましょう。
家に持ち帰ってから洗浄→乾燥→油塗りをします。これはグルグルファイヤーも同じ。
錆が進行すると嫌なので僕はその日の内に必ず手入れします。
外で洗ってしっかり乾燥させたら中に入れてサラダ油を塗り伸ばします。
以前オリーブオイルを塗っていましたが、米油や荏胡麻油、サラダ油などの乾性油が良いと聞いたので変えました。
鉄は酸素と化合する事で錆びるので油を塗る事でそれを防いでるわけです。他の鉄製フライパンやスキレットなども同じですね。
あと手入れする事で黒く変色する経年変化を楽しめます。
僕のグルグルファイヤーも最初の頃と比べて明らかに黒くなりました。最初の綺麗な姿も好きだけど、今の厳つい感じも大好き。
保管する際は付属の防錆袋に入れておけばOK。4枚全て重ねて保管できるのでそのままグルグルファイヤーのトートバッグにも収納できます。
僕は専用のトートバッグにグルグルファイヤー、トリバサミ、FUBOU NEWver全部入れて持って行ってます。大分重い・・・。
良い所
それではトリパスプロダクツの「FUBOU NEWver」の総評と行きましょう。まずは良い所から!
燃焼効率が高くなる
風を防ぎ、熱を一方向のみに逃がす事で燃焼効率が格段に良くなります。焚き付けから薪に火が点くまで速く、一度火が点けばあとは適当に薪を入れるだけ。
個人的にはグルグルファイヤーの普通の焚火に飽きた方にもおすすめできる程豪快に燃えます。
調理がしやすい
FUBOUなし状態で調理した事がありますが少しの風で炎が揺れて火力が安定しませんでした。
それが火力が安定して調理がしやすくなるだけでなく、高火力の調理が楽しめます。火力の調節がしにくいので焦がさないように注意。
熾火が維持できる
今までは隙間から落っこちてた炭がFUBOUがあるおかげで目皿に堆積していきます。熾火調理ができるだけでなく風で燃え落ちた薪が飛ぶ心配が減るので安心して焚火ができます。
見た目がかっこいい
記事中に何度も言っていますがFUBOUを装着する事でシンプルに見た目がかっこいい。これが最初からセットで売っても良いレベルに美しいデザインです。
ハマるべく所にハマったと言いますか、元の状態を崩す事なく綺麗に収まっているのが良い。
経年劣化を楽しめる
グルグルファイヤーと同じく鉄製なので経年変化が楽しめます。その為に毎回使用後に手入れをしないといけませんが使う度にかっこよく退化していくのはとても面白い。
最近めちゃくちゃ汚れたグルグルファイヤーとFUBOUを洗うのがちょっと楽しくなってきてます。溜まった洗い物を全部洗った後のようなスッキリ感がある。
悪い所
次は個人的に気になる所をご紹介します。良い所は5つもありましたが、悪い所は3つ!
薪が自由に置けない
以前は薪をリングの隙間から通して入れる事ができましたがFUBOUを付けると全部上からのみ。薪の位置を細かく変えたい時や長い薪を燃やす時はちょっと困る。
旧FUBOUはNEWverほど広くないのでさらに窮屈なんでしょうね。デッドスペースも気になりそう。
上のホールは使わない
下のホールは着火する際に助かりますが、上のホールは正直使わない。一応火ばさみで持てるように開いていますが、一枚だけでも火ばさみで持つにはしんどい重さなので僕は革手袋で持ちます。
使い道としてはロゴマーク同様隙間から見える炎が良いくらいかな。
手入れが必要
「手入れをする事で経年変化が楽しめる」とメリットで挙げましたが、逆に手入れをしないと錆びだらけで汚くなります。気にならない方なら良いけど僕は凄く気になるので半強制的に手入れしてる感じ。
せっかくかっこいい焚火台なので極力錆びなく使いたいんですよね。
最後に・・・
このFUBOUは普通に風防として買ったので見た目はあまり考えていませんでした。それが装着してみるとあまりのかっこよさにニヤニヤが止まらなかったです。こういうオプション品がさらに増えて欲しい。
グルグルファイヤーに取り付けるサイドテーブルとかあったら良いのにな~。
ちなみに今回FUBOUの使用前の写真も撮っていたのですが間違って全部消えたので残った写真や動画の切り抜きで何とか作成しました。データ管理大事!!
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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