以前ムラコのテント『NORM3P(ノーム3P)』を紹介しましたが、今回は同ブランドのタープ『Octa 4 Spark(オクタ4スパーク)』についてご紹介します。
このタープを購入した決め手はかっこよさでも、色でも、形状でもなく「タープの下で焚火ができる」事でした。
↓ノーム3Pレビューはこちら↓
ムラコとは・・・【※過去記事引用】
1974年創業の埼玉県狭山市にある金属切削加工会社「株式会社シンワ」の個人ブランドとして2016年に設立されました。
現社長の村上卓也さんが作られたブランドで、インタビュー記事を見ると設立当時の周囲の冷たい視線を跳ね除けて努力されて「ムラコ」が出来た事がよくわかります。
製品の特徴は冒頭でも挙げた通りモノトーンデザインです。ただ「黒い」「白い」だけでなく今までのキャンプ道具の常識に捉われない道具を多数開発されています。
購入する際は公式HP以外にAmazonや楽天でも購入できます。
公式HP:OUTDOOR GUILD MURACO
商品紹介
今回購入したのはムラコのOcta 4 Spark(オクタ4スパーク)です。
基本スペックは以下の通り
カラー:Rock Grey
重さ:2,7 g
サイズ
展開時:W420 × D388 cm
収納時:W44 × D17 × H17 cm素材:ポリエステル/ コットン、撥水コーティング / 耐水圧 500 mm
ムラコはタープも複数種類があり「スパーク」という名前が付く物は火の粉に強いポリコットン素材となっています。
他にはナイロン素材で軽量のオクタ4グレーや、ムラコタープの中で最大となるオクタ8などキャンプ人数や用途に合わせたタープを販売しています。
収納袋は一般的なジッパータイプで、ノーム3P同様収納袋側面にロゴが印字されています。
このロゴがやっぱりオシャレで大好き。
本体は真ん中を紐でくくって固定されています。
畳まれている状態ではわからないですが、オクタ4スパークは8角形という珍しい形状をしています。そして8角形の長辺側に2箇所「m」のロゴがプリントされています。
本体以外に付属品が入った小袋があります。中には・・・
タープ固定用のロープが合計8本。この内2本が2又ロープになっています。普通のロープと違って若干太いのでわかりやすいと思います。
ロープにはロゴ入りの自在金具がついています。形状はよく見かける2穴タイプではなく三角形タイプです。
こういう小物までこだわっていて嬉しいです。
重さはコットンが入っているとはいえ2.7kgなので片手で持てます。女性でも持ち運びに苦労しないと思います。
重さが気になる方は先ほど紹介したナイロン製のオクタ4グレーであれば約1kgとさらに軽くなります。
あとは収納袋内に注意事項とタグ裏に商品説明が書いてあるくらいでした。8角形という変わった形状なので張り方やアレンジ方法が公式からあれば良かったです。
実際にキャンプで使ってみた
キャンプで2回ほど使ってきました。1回目は晴れ、2回目は雨の日です。
メインポールは純正ポールが高かったので、他社製のΦ32mm極太ポールを購入しました。
サブポールはDODのヌノイチの150cmポールを使用しています。出来ることならムラコらしい黒いポールで合わせたいですね。
最初にキャンプでの使用感を紹介した後、オクタ4スパークの個人的な良い所・悪い所を挙げていきます。
1回目
初使用のこの日はノーム3Pと組み合わせて小川張りにしました。
正直八角形は張りにくくて苦戦。あと僕が小川張り初めてだったのもあって大分時間がかかりました。
真っ黒のノーム3Pとグレーのオクタ4スパークなので合うか不安でしたが杞憂に終わりました。『m』のロゴが揃ってめちゃくちゃかっこいい!
4人用タープなのでソロキャンでは余裕の広さ。道具も多数置けますが小川張りなのでやや幅が狭い。
出来る限り黒系で揃えたかったですが結局いつものミリタリー系になってしまいました。
夜はグレー色がランタンで照らされてとても良い雰囲気。白だと明るすぎて写真撮影するときに白飛びしやすいのですが、このグレーは丁度良い明るさです。
2回目
2回目はノーム3Pとは分けて単独で設営しました。個人的には小川張りよりこっちの方が設営しやすいし写真映えします。
小川張りの時は幅の狭さを感じましたが、今回は余裕で幕内に道具をレイアウトできました。雨で濡れる事は全くなかったです。
この日は雨だったので雨が流れるように片側を跳ね上げたり工夫しています。一般的なヘキサやレクタと比べて8角形は自由度が上がる分、慣れないと調節が難しいです。
耐水圧は十分。綺麗に水玉となって溜まれば勝手に流れてくれます。染みることはあっても水滴となって垂れることはなかったです。
翌朝撤収する時に他のキャンパーさんから「白と黒でかっこいいですね。どこのブランドですか?」と聞かれました。SNS以外で、しかもキャンプ場で聞かれたのは初めてだったので素直に嬉しかったです。
良い所
それでは評価していきます。まずは良い所から・・・。
オシャレすぎる
購入前から「オシャレな幕だな~」と思っていましたが、実際に張ってみると想像以上にオシャレでかっこいいです。
黒でも白でもないロックグレーという絶妙な色と特徴的すぎる八角形は被ることはないでしょう。あと一目でブランドがわかる「m」のロゴマークがとても良い。
他のムラコテントや道具との相性も抜群です。
安心して焚火ができる
ポリコットン素材なので直接火に当てない限り燃える事はなく、火の粉がついても表面だけ燃えて消えるか最悪穴が開く程度で済みます。
ムラコはポリエステル素材の軽量テントしかないので、タープでポリコットンがあるとは思ってませんでした。ムラコも焚火も好きなキャンパーとしては大変ありがたいタープです。
影が濃い
コットン配合なので影がとても濃いです。グレーといっても白に近い色なので日差しを防げるか不安でしたがさすがはコットンです。
これだけ暗ければ真夏の炎天下でもキャンプが楽しめそうです。
自由度が高い
8カ所もあるハトメにメイン以外はロープだけで固定してもよいし、サブポールで高さを出して複雑な形にしてもよいです。
人数に合わせて、太陽の位置に合わせて、道具の配置に合わせて、目隠しとしてなど普通のタープ以上に八角形は自由に張る事ができます。
悪い所
良い所があれば悪い所ももちろんあります・・・。
八角形が難しい
先ほどメリットとして挙げた八角形はデメリットでもあり、シンプルな形状のタープと違い設営に慣れが必要です。また毎回11カ所もペグダウンするので時間がかかります。
同じサイズのタープと比べると角が多い事で有効面積も若干狭くなっています。同人数用のレクタタープの方が広いと思います。
価格が高い
巨大メーカーとは違い大量生産出来ない点、デザイン性を考えるとしょうがないのですがほぼ3万円は高い。
最近は同じポリコットンのタープが1万円以下で購入できるので余計に高く感じてしまいます。
ポールが別売り
そして3万円も出すならポールもセットだと嬉しかった・・・。純正ポールは1本約1万円もするので純正品で揃えようと思ったら合計5万は必要。さらにペグもとなると・・・考えたくない。
汚れが目立ちやすい
先ほど書いた通りこのタープは黒より白に近いグレーです。その為土汚れがつくと目立ちます。
特に幕下で焚火する為に購入した人は煤汚れが早い段階で目立つかもしれません。
最後に・・・
使いやすさは後で慣れていくとして、この渋いかっこよさとオシャレさで大満足です。形状も好きですがやっぱり一目でわかる『m』のロゴが最高。
ムラコは製品も素晴らしくて好きですが、このロゴマークが一番の発明だと思います。それくらいキャッチ―なロゴ。
オクタ4スパークにはこれからもノーム3Pと共にムラコ同士活躍してもらいます。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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