『Snow Peak』というブランドにはどのようなイメージがありますか?
個人的には「金持ちしか得にならない会員制度があるブランド」という偏見に満ち溢れたイメージがあります。あと有名ブランドすぎてキャンプ場で被りやすい、永久保証だけど高いというのも挙がりますね。
一般庶民である僕は一生Snow Peak商品は買わないだろうと思っていましたが、今回ついにある道具を購入させて頂きました。
それは『オゼンライト』。Snow Peakの中では低価格の商品ですが、実際に手に取って使ってみて感じたのは安心感でした。
購入に至った経緯
最近持って行くキャンプ道具を出来る限りコンパクトな物にしています。理由は2つあって・・・
①軍幕に入りきらない
②運搬、撤収を楽にする
の2つです。メイン幕となっている軍幕は狭いので大きい道具は邪魔になるしゴチャゴチャして汚く見えます。せっかくコンパクトな幕なので綺麗にまとめたい。
あと面倒くさい運搬、撤収作業を短縮させたいのが一番重要。昔はそれも含めてキャンプとして楽しめていましたが、最近は速く設営して速く撤収して帰りたいとしか思えない。
そんな心境の変化から色々な道具が移り変わっていく中でテーブルはいまだに大きい物を使用していました。
それがauvilのブラックラウンジファミリーテーブルで、幕の半分を占める全長はちょっと窮屈。
コンパクトなソロ用ローテーブルという物を持っていなかった事もあり、探した結果今回のオゼンライトを購入しました。
商品紹介
ついに我が家にSnow Peak道具が届くようになるとは・・・。
今回購入したのはオゼン ライト。箱にも書かれている通り270gしかない登山テーブルになります。
価格は5,720円(R4.3月現在)で、高価格な商品の多いSnow Peak商品の中では手が出しやすいです。
ちなみに他の有名なソロテーブルと比べても別段高いという訳ではありません。例えばソトのフィールドホッパーは5,490円、アノバのULソロテーブルは7,600円です。
キャプテンスタッグのアルミロールテーブルはなんと2,000円以下で購入できます。サイズは大きくなってしまいますが荷重に30kgも耐える事ができます。
詳しくはこちらのサイト様がわかりやすかったです。
箱を開けると専用の収納ケースが出てきます。
グレー色で端にSnow Peakのロゴが入っているのがちょっと嬉しい。
収納時は5mmしかないと記載してありましたが本当でした。薄すぎ!
これだけ薄ければザックや収納ボックスの容量を圧迫しないですみます。
収納ケースの中には・・・
①ワイヤースタンド
②天板
③説明書
が入っています。とてもシンプルですね。
天板の素材はアルミ製でとても軽く、2枚を合わせて収納できます。大きさは全長297mm、幅120mm。
触り心地はとても滑らかでシルバー色がとても綺麗。パンチング加工がされている事で水分が流れやすく軽量化にも繋がっています。
表面には『Snow Peak』、裏面には『MADE IN JAPAN』の文字が印字されています。
今まで『MADE IN CHINA』が大半だったので物凄く安心感があります。作り方は同じでも最後の5文字で気分的に全く違いますね。
フレームはとても変わった形状をしており、片方の真ん中がくぼんでいます。
このフレームも天板同様重ねて一本にまとめる事ができます。
組み立て方
このオゼンライトのレビューでよく見かけるのが「組み立てが難しい」でした。パーツが3つしかないのに難しいとは逆に気になる。
説明書を確認してみると、そんなに難しそうに見えませんが実際に組み立ててみると難しいと言われる理由がわかりました。
まずは天板を裏側にして2枚並べます。Snow Peakと印字されている方が表で、MADE IN JAPANが裏です。
あと穴が開いた部分が遠くなるように配置します。真ん中に突起が合わさるように置くとわかりやすいです。
並べた天板にフレームを差し込んで固定すれば完了です。
平らな方が先に、へこんでいる方を後に差し込みます。
斜めから平らなフレームを先にくるように入れていきます。
天板はただ置いてあるだけなので差し込もうとすると動きます。その為他の手で固定するか、そっと差し込みましょう。
写真のように天板側の穴にへこんでいるフレームがぴったりハマるようになっています。
あとは平らなフレームを天板の突起に引っかけたらOK。
このカチッとハマる感じがとても良い。
反対側も同じように固定すればテーブルになります。サイズは全長297×幅210×高さ85。
多分フレームを天板に差し込むのが難しいと感じている方が多いと思います。確かに平らな所であれば簡単ですが山など不整地では少々難しい。
フィールドホッパーのように天板にくっついた脚を開くような作りの方が簡単ですよね。
耐荷重は3kg以内なのであまりに重いダッチオーブンなどは避けましょう。
コンパクトバーナーを置いてお湯を沸かしたり、食材を切るなど荷重を掛けない使い方が良いですね。
そして約270gの激軽さが最高。指一本で余裕で持てます。
ちょっと不安になるくらいの軽さです。
キャンプで置きそうな物を乗せてみました。
レギュレーターストーブがぴったりサイズなのでおすすめ。ソロキャン専用テーブルとしては最低限で丁度良い大きさです。
キャンプで使ってみた!
先日の『てんじくサイト』でのソロキャンプで使ってきました。
今まで使っていたauvilのブラックラウンジファミリーテーブルは今日はお留守番してもらいテーブルはオゼンライトだけで臨みました。
オゼンライトにしたことでレイアウトがとてもスッキリしました。本来ソロキャンはこれくらいの道具量が丁度良い。
一度に取り出して使う道具は限られているので無駄に並べたりする必要ないんですよね。
調理
早速オゼンライトの上でエスビットのクックセットで炊飯。専用の固形燃料一つあれば炊飯できる優れものです。
オゼンライトと同じく今回が初使用です。
そして炊けたお米にストーブで焼いたステーキを乗せて丼にしました。傍らには生ジョッキ缶。最高の環境です。
さすがにお肉を焼く時はテーブル上が狭いので奥にある薪割り匠人で焼きました。
地味に良いのがこの端っこの縁。これがあるだけで安心して物が置けます。
一回ビールに手が当たって「やらかした!」と思いましたが、縁に当たって何とか落ちずに済みました。こういう細かい作りが日本製という感じがする。
外見
アルミ製なので木製の道具との相性はいまいち。
ヴィンテージな軍幕とも個人的には合わない気がしますが、小さくてそこまで目立たないので良かった。
逆に同じアルミ製やステンレス、シルバー色の道具との相性は抜群です。
写真でもまとまって見えて綺麗です。
夜間使用
夜はかえってアルミ製の美しさが目立ってとても良いです。
ランタンの暖かい灯りに照らされるオゼンライトが個人的に好き。
実際の使用も問題なし。
軽いし小さいのでどこでも置いて使用できます。自分が使いやすい適当な所にひょいっと動かせてとても楽。
お酒&おつまみ置きとしては最高。これほどジャストサイズな道具はありません。
パンチ加工されているので水滴が気にならないのもポイント高い。
良い所、悪い所
それではSnow Peakの『オゼンライト』の総評といきましょう。
良い所
・コンパクト
・軽い
・かっこいい
このオゼンライトで個人的に一番良いのが収納時のコンパクトさです。厚さ5mmしかないのでどこでも置けます。僕のように小さいポーランド軍のアンモボックスなんて不便な収納ボックスを使う人間にはありがたい道具です。
薄さゆえの軽さなのですが、急な雨で道具を軍幕内に入れる時など動かす際はこの軽さが本当に助かる。テーブルだと設置場所を固定されがちですがオゼンライトは自由です。
そんなコンパクトで軽いオゼンライトは意外と見た目がかっこいいんです。同じタイプのフィールドホッパーとオゼンライトどちらかを選ぶなら見た目でオゼンライトです。小さいながらSnow Peakらしい魅力を秘めています。
悪い所
・小さい
・価格が高い
・組み立てにくい(?)
メリットで挙げたコンパクトさは時にデメリットにもなります。今までの大型テーブルでは適当に置けていた重い道具はオゼンライトでは置けないし、使わない道具はちゃんと仕舞わないといけません。物理的な問題なのでしょうがないですね。
購入する時に迷ったのは約6,000円近い価格。6,000円以下でオゼンライトより大きいテーブルはちょっと検索したら無数に出てきます。結果良かったですが、これでいまいちだったらと思うと・・・。
問題の組み立てですが僕はそこまで気にならなかったです。脚が元から天板についているタイプと比べると2段階くらい手間があるのは確かです。急いで組み立てる必要がある時は煩わしく思うかもしれませんが、キャンプでそんな時はあるのかな?
最後に・・・
今回で多数のキャンパーがSnow Peakにハマる理由がちょっとわかりました。made in japanの安心感と細かい所まで使う人の事を考えたデザインが本当に良い。
とはいっても一部商品はいまだに高すぎると思ってしまう。その辺の貧乏性があるおかげでお財布がまだすっからかんじゃないのかも。
キャンプ中にAmazonを見ると普段の倍は新しいキャンプ道具が欲しくなります。キャンプ道具の買いすぎには注意。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
↓こちらの記事もおすすめ↓
最後まで読んでいただきありがとうございます!
現在ランキングに参加しております。1ポチリでテンションが最高潮になるので出来ればポチっとお願いします!!