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ガソリンランタンと灯油ランタン買うならどっち?各メリット・デメリットから考える!!

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燃料系ランタンの代表格が『ガソリンランタン』と『灯油ランタン』。僕は両方とも持っていて毎回どちらもキャンプで使って楽しんでいます。

少し調べると「ガソリンランタンは初心者には難しくて灯油ランタンは比較的扱いやすい」という言葉をよく見かけますが、個人的にこの言葉は少し疑問あり。

今回はどちらのランタンをどんな方におすすめできるか特徴も一緒にご紹介します。

 

 

 

『燃料系ランタン』に手を出すタイミング

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僕はどうしても使いたいならキャンプし始めに購入しても良いと思います。もちろん点火方法や注意点を購入前から頭に入れておくのは基本。

いくら知識を入れても誰もが実際に使うのが初めてな道具なので「まず最初はLEDランタンから使おう!」なんていう段階踏みは必要ないです。そもそもLEDランタンとオイルランタンは全く違う道具なので段階にもなりません。

僕も最初ガソリンランタンを点火させた時は炎がベンチレーターを越えて上がり焦りましたし、マントルを間違って付けていないか毎回ドキドキしてました。それに慣れると点灯するのがキャンプの楽しみの一つになりました。

燃料系ランタンは使い方によっては一生物の道具になるので一緒に楽しみましょう!

もう一度言うと点火方法、注意点は必ず頭に入れておく事。ガソリンランタンならコールマンから点火方法の動画もあるのでしっかりチェックしておきましょう。

 

 

ガソリンランタンとは・・・

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主にはホワイトガソリンを燃料として点灯するランタンの事で『Coleman』のランタンがとても有名です。

Colemanは現在市販されているランタンも良いですが、数十年前のヴィンテージランタンやシーズンズランタンという毎年販売している限定ランタンもオシャレでかっこいいです。

古いガソリンランタンでもメンテナンス次第では現役で使えるのが魅力の一つ。ちなみに僕が使っているガソリンランタンは僕が生まれた1994年に父親が購入した288Aというランタンでいまだに問題なく使えています。

 

点灯に必要な物

ガソリンランタンの点灯に必要な物は以下の3つ。

・ホワイトガソリン

・マントル

・マッチなど

マントルは小さい巾着のような布で、このマントルにホワイトガソリンを吸収させて点灯させてます。

ガソリンランタンはColeman公式の物が推奨されていますが、僕はガレージゼロの物を使用しています。

 

公式ガソリンより安く今の所問題なく使えています。いつも4L×2缶を購入して倉庫にしまっています。

マントルも公式ではなく大王マントルを使用しています。

 

こちらも別段問題なく使用できています。マントルは少しの衝撃でもすぐに破けて交換の頻度がとても多いので安い大王マントルはとてもありがたいです。

消耗品は公式が良いのかもしれませんがサードパーティー製でも今の所全く問題ないので僕はこのまま使い続けていく予定。

 

点灯方法

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点灯が簡単なオイルランタンと比べガソリンランタンはいくつか手順を踏む必要があります。

1.ガソリンを入れマントルを取り付ける

2.マントルを空焼きする

3.ポンピングを行いタンク内の圧を高める

4.バルブを捻りマッチ等で点火させる

5.マントルに火が点いたら追いポンピングをする

点火させる時にガソリンの量が多いと勢いよく『ボッ!』と炎が上がるので落ち着いて追いポンピングをして炎を安定させましょう。

空焼き後のマントルはとても脆いのでうっかり当たったりしないように注意しましょう。少しでも破損しているマントルは上手く点灯しない原因にもなるので毎回交換する事をおすすめします。

文章で見ると難しそうに見えますが全手順を問題なく行えれば失敗する事はないです。それでも点灯しない場合は部品に問題がある可能性があるのでメンテナンスします。

 

メンテナンス用道具

ガソリンランタンをメンテナンスにあると良い物は・・・

・スーパーレンチ

・リュブリカント

僕が持っているランタンは20年以上前の物ですが今の所使用したのはこの二つのみ。

スーパーレンチが一つあればガソリンランタンの分解に困る事がないです。

 

消耗品であるポンプカップの交換をする時にも使いますし、定期的なメンテナンスでも活躍します。使わなくても家に置いておくだけでトラブルが起きた時に安心します。

リュブリカントは消耗品のポンプカップを長持ちさせる潤滑油で、ポンピングが滑らかになります。

 

ポンピングがぎこちない時や圧が高まらない時に一応注入してみると直る事が多々ありました。

僕はここでもケチを発動して公式品ではない物を購入しましたが問題なく使えています。

僕は気になった時にメンテナンスするくらいですが、それでも大きな故障もなく使用できているあたりコールマンのガソリンランタンの頑丈さがよくわかります。

 

 

良い所

ガソリンランタンの良い所は以下の5つ

 

大光量

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メインランタンとして使えるランタンなので物凄く明るいです。広範囲に広がる明かりなのでソロキャンでは余るくらいです。

僕のようにキャンプ写真を撮ったり、動画を撮影する方にとっては外見のかっこよさも含めて無くてはならない道具です。

 

頑丈

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約20数年前の物で倉庫に入れっぱなしの状態でも少し油をさせば復活するほどの頑丈さです。使い方次第では一生物の道具になること間違いなし。僕のように親子二代で使っている、という方をよく見かけます。

単純な構造なのでガラス製のグローブ以外は簡単な修理で直る事が多いのも良いポイントです。

 

低温下でも使える

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ガソリンは他の燃料と比べ外気温が低くても使用できます。燃料に圧をかけて噴出して燃焼させるので気温に左右されません。

キャンプ場は標高が高い所や山間部にある事が多いので、冬キャンプではガソリンランタンは重宝しています。

 

雰囲気が良い

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ただ明るいだけならLEDランタンでも最近は光量がとても大きい物が増えました。ですがガソリンランタンの出す雰囲気には絶対敵わない。

明るいけど眩しすぎない暖かい光と「シュー」と言うガソリンが吹き出す音がたまらなく良いです。

100年以上愛される理由がわかります。

 

ヴィンテージ品が豊富

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現行のガソリンランタンもかっこいいですが、Colemanは100年以上の歴史がありヴィンテージランタンが豊富でどれもかっこいいです。

さらに大きく構造が変わっていないので今でも問題なく使用できて、グローブや消耗品もいまだに手に入ります。

 

 

悪い所

良い所と同じく悪い所も個人的には5つあります。

 

重い

本体だけでワンマントルランタンで1.4kg、ツーマントルランタンだと1.8kgもありガソリンが入るのでさらに重くなります。

オイルランタンだと軽い物で300g程しかない物もありザックに吊り下げたりと扱いやすいですが、ガソリンランタンでは無理。

 

すぐに点灯できない

先ほど書いた手順でやっと点灯できるので早く点けたい方は少々やっかいに感じる事もあるでしょう。一度うっかり暗くなるまで昼寝してしまった時はマントルを点けるのがとても面倒でした。

慣れると点灯作業が一種の儀式のような楽しさに変わるのですがスイッチ一つで点灯するLEDランタンから乗り換えた方には面倒に感じるかも。

 

メンテナンスが必要

LEDランタンなら電池交換で済む問題がガソリンランタンではそうはいきません。

点灯しなければ潤滑油が切れたか、ポンプカップの交換時期か、ジェネレーターの故障か、色々可能性が出てきます。それらに対応できる道具と知識がなければ使えなくなるかもしれません。

 

消耗品が多い

点灯に必要なマントルやホワイトガソリンだけでなくポンプカップやジェネレーターも故障するので消耗品といって良いでしょう。

「ホワイトガソリンはコスパ良い」とよく他の方の紹介記事で見かけますが他の消耗品も含めるとそんな事はないと思います。

そもそもコスパを考えると圧倒的にLEDランタンに軍配が上がります。

 

価格が高い

ガソリンランタンは1万円以上するのが基本。もしヴィンテージランタンを購入しようとすればピンキリです。

元々コスパがあまり良くなく、定期的なメンテナンスが必要な道具で、1万円以上もするとなると少し手が止まる方が増えるかもしれませんね。

逆に「一生使えるかもしれない道具」と考えれば安く感じます。案外実家の倉庫を探せば出てくるかもしれない。

 

 

灯油ランタンとは・・・

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灯油やパラフィンオイルを燃焼させて点灯するランタンです。ペトロマックスの加圧式やフュアーハンドなどの灯油が染みた芯に火を灯す非加圧式のランタンがあります。

フュアーハンドは歴史がとても古く、100年以上前からランタンを作っており代表的なベビースペシャル276はデザインが変わっていません。

僕が持っているのはまさにこのベビースペシャル276のジンクです。

他にはテーブル上に置くテーブルランタンもあり、メーカーやブランド、種類はガソリンランタンより豊富です。

 

点火に必要な物

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今回は有名なフュアーハンドランタンの事についてご紹介します。

点火するのに必要な物は以下の2つ。

1.灯油 or パラフィンオイル

2.芯

3.マッチなど

燃料は灯油の方が安価ですがパラフィンオイルがおすすめ。灯油を使用すると煤が出やすかったり、独特の灯油の匂いが出てきます。

調節次第では煤が出にくいとは言われていますが、メンテナンスの頻度が高くなる可能性があるので無難にパラフィンオイルを使った方が後々楽。

僕は購入してからずっとスターパラフィンを使用しています。

 

ガソリンランタンと違って灯油ランタンは消耗品が少ないのでパラフィンオイルが高いといってもそこまで痛手になりません。

他に虫除け効果も含んだパラフィンオイルもあるので状況に合わせて使い分けても良いでしょう。

芯は長時間持つので一度の使用で交換する事はまずありません。一応購入して自宅で保管しておく程度で大丈夫。

 

太さは純正が12.5mmですが13mmでも合います。芯が短くなってきたら炎が二又になったりと見た目でわかるのでその時に交換しましょう。

 

点火方法

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ガソリンランタンと比べると手順がとても簡単です。

1.灯油 or パラフィンオイルをタンクに入れる

2.10分程度放置し芯に灯油を染み込ませる

3.ホヤを持ち上げマッチなどで点火

2番は初使用の時だけなので、二回目以降は10分待たなくても大丈夫です。一回目の時点で芯に灯油が染みているのでタンクに灯油がなくても点火します。

この手軽さが灯油ランタンのとても良い所ですね。

 

メンテナンス道具

灯油ランタンの唯一のメンテナンスは煤の掃除です。その為必要な物は煤を拭くティッシュかキッチンペーパーくらい。

メンテナンスとは少し違いますが、ピカールを使ってジンクを磨けば汚れ落としだけでなく光沢が出てとてもオシャレになるのでおすすめです。

www.shirodango.com

 

 

良い所

個人的な灯油ランタンの良い所は5つあります。中にはガソリンランタンと被っている所がちらほら。

 

雰囲気が良い

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ガソリンランタンは力強い雰囲気でしたが、灯油ランタンは必要最低限の光で楽しめる雰囲気の良さがあります。

あえて他のランタンの光を消してフュアーハンドランタンのゆらゆら揺れる炎を肴に飲むお酒は本当に美味しいです。

レトロで愛着の湧くデザインがまた良い。

 

軽い

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約300g程しかないので持ち運びがとても楽。ガソリンランタンのようにわざわざ専用の箱に入れていく必要もなく、ザックに掛けて持って行けます。

灯油を入れていくと漏れる可能性があるので僕はパラフィンオイルも別に持って行きます。1Lのペットボトルなのでそこまで荷物にはなりません。

 

扱いやすい

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ホヤ部分は守られており、構造が簡単で軽いので少々雑に扱っても問題ないです。最初は丁寧に使っていましたが、ザックに取り付けるようになってからは気づかないだけであちこちにぶつかっています。

点火もオイルを入れてマッチで点けるだけで何の苦労もいらないのでとても気に入っています。

 

ヴィンテージ品が豊富

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ガソリンランタンと同じく歴史が古いのでヴィンテージランタンが多数あります。フュアーハンドはもちろん、アメリカの鉄道関係者に使われていたレイルロードランタンや炭鉱で使われていた炭鉱ランプがあります。

復刻している物やレプリカも販売されており、ベアボーンズリビングのレイルロードランタンはLEDながら外見はヴィンテージのレイルロードランタンにそっくりです。

 

価格が安い

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僕が購入した276ジンクは約4,000円程度で購入可能です。これもヴィンテージ品などを含めればピンキリではありますが比較的安価に手に入ります。

ですがそれゆえ人気が高いのでAMAZONや楽天では高騰している時もあり注意が必要です。

 

 

悪い所

灯油ランタンの悪い所はとても少ないです。

 

光量が少ない

フュアーハンドランタンなどの非加圧式のランタンはメインランタンにはなりません。テーブルランタンやサブランタンとして使うのが基本的。

その為メインはガソリンかLEDにしてキャンプらしさを楽しむ時だけに灯油ランタンを引っ張り出してくるというのが一番良いと思います。

僕はお酒をしっとり飲みたい時や寝る前のベッドサイドランプのような使い方をしています。

 

オイル漏れがある

灯油を入れたままにしておくと漏れる可能性があります。僕も一度オイルを抜くのを忘れて持って帰ってシートが汚れた経験があります。

タンク部分に合うパッキンを装着すれば漏れないみたいですが、オイルを抜いて持って行けば漏れの心配はありません。

 

 

どっちのランタンがおすすめ?

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有体にいうと・・・

メインランタンが欲しい方はガソリンランタン

既にメインがある又はサブでも良いという方は灯油ランタン

が良いと思います。複数ランタンを持っていても使うのは2個くらいなので「メイン1個、サブ1個」で穴を埋める形で考えた方が良いです。

 

個人的なおすすめは灯油ランタンです。

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ガソリンランタンは確かに点灯する時は楽しいし、大光量で文句なしだし、メンテナンスで愛着が湧いてきますが使う時にオイルランタン程手が出しやすくないんですよね。

「ちょっとランタン点けたいな」と思った時にわざわざガソリンランタンを点灯させるよりパッと点けれる灯油ランタンに手が伸びます。軽くお肉を焼く時に後でお手入れの必要な鉄製フライパンを使うより、洗剤でゴシゴシ洗えるテフロン加工のフライパンを使う感じ。

 

あと初心者の方でもガソリンランタンはおすすめ。冒頭でも書きましたがガソリンランタンは誰もが初めて使う道具なので早い遅いは関係ありません。

自分が使いたいランタンを使うのが一番なので、色々なランタンを見て好みの物を見つけると良いです。購入する前に点火方法やレビューやらは必ず見ておくように!

 

 

最後に・・・

ランタンはたくさん必要ではないし夜にしか使用できない道具なので選ぶのが本当に大変です。

現に新しい灯油ランタンを購入するのに迷いまくっている人間がここにいます。今の所ヴィンテージランタンのアドレイクが第一候補ですが、他にColeman275やデイツのD80も気になっています。

デイツ以外は高額なランタンになるので中々手が出しにくい。やはりヴィンテージ品は高いですね。

この迷い期間も含めてランタンを楽しませてもらってます。

 

それでは今回はここまで!

皆さんも良いキャンプライフを!!

 

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