コロナによりキャンプ場が営業中止していても変わらず僕を魅了している『軍幕』ですが、個人的に思うデメリットが多数あります。
前回は良い所を7つ紹介しましたので今回も7つ悪い所をご紹介します。
軍幕を傷つけるのは辛いですが、これから軍幕沼に足を入れようと思っている方の参考になれば嬉しいです。あと絶賛軍幕沼に浸かっている方には共感してほしい。
↓良い所まとめ↓
一部カスタマイズが必要
軍幕は基本的に複数の幕と連結して設営する事になります。例えばロシア軍幕でパップテントにしようとすると4枚の幕を連結します。
その際に基本的にボタンで連結するのですがボタンとボタン穴が合わなかったり、ボタン自体が無い箇所があるので追加でボタンを取り付ける作業をしないといけません。それが1,2個であれば良いですが僕は合計47個も取り付けました。
慣れたら案外楽しかったですが個数が多いので時間を取られるしボタンも別途必要になります。
細かい作業が嫌いな方や早く使いたい!と思われている方は注意してください。アメリカ軍幕やフランス軍幕などのハーフパップテントタイプでも跳ね上げの為にミシンでジッパーを取り付けないといけないのでどの軍幕もカスタマイズは必要になると思って良いでしょう。
設営が難しい
最近のテントには必ず説明書が入っています。テンマクデザインのテントで設営の為のガイドロープが入っていたのは感動さえしました。
軍幕の設営に説明書なんてものはなく、今までの経験や勘で設営する事になります。複数枚の軍幕を使用する際は特に注意した方が良いです。
僕が困ったのはロシア軍幕とポーランド軍幕の連結パップテントの時。ハトメが小さくてペグが入らない、ポーランド軍幕の頂点にハトメがなくポールで固定できない、ペグダウンする場所、ガイロープの長さなどなど挙げればキリがないです。
こういう時は先駆者が残した情報を頼りにするのが一番良いです。人気のポーランド軍幕のティピーやアメリカ軍幕の設営などは紹介している方が多いです。
ですが設営する軍幕によっては情報が少ない可能性があるので、その時は自分の力を信じて頑張るしかないです。
隙間だらけ
軍幕は幕同士を連結して設営するのでどうしてもボタン付近は隙間が開きます。夏なら風通しが良くなりますが冬は隙間風が辛いです。
大体のパップテントはソロキャンサイズなのでコンパクトな暖房器具でもすぐに暖まりますが、隙間風のせいで暖気がなくなる事もしばしば。
また雨による雨漏りもあるので天候には注意した方が良いです。気になる方は別途タープや他軍幕を使って防ぎましょう。
好き嫌いが激しい
軍幕は僕のようにドはまりしていれば「かっこいい!!」と興奮しますが、人によっては「あんな汚い幕でよくキャンプできるな」と思われる方もいます。
僕のキャンプ友達は地べたスタイルで軍幕キャンプしている方を見て「乞食みたい」と言っていました。その時僕はまだ軍幕にハマっていなかったので良かったですが、今はなんて言われるやら。
ちなみに僕の妻も「そんな汚い布買って何に使うの?」と言っていたので興味の無い方からするとその程度の物としか思えない訳です。
個人的には軍幕含めキャンプ道具はただ自己満足するだけの道具なので無理やり他者に共感を求めない方が良いと思います。軍幕は特に異質な方だと思うので注意。
破損・汚れは当たり前
軍幕は長らく倉庫に保管されていたデッドストック品なので擦れ、汚れ、落書き、ボタンの破損、ハトメのサビなど多少状態が悪い物があります。
レプリカ以外で完全に綺麗な状態の軍幕が届く事は100%ないです。僕が購入した軍幕の中ではポーランド軍幕は質がとても良かったですがボタンの破損がとても多かったり、ルーマニア軍幕もパっと見綺麗ですが近くで見ると糸のほつれが大量にあります。
こんな経年劣化をヴィンテージ品として楽しめるか、ただの中古品として不満を持つかは個人次第。
元から数十年前の中古品を購入するという事を念頭に置いて購入しましょう。ネットで購入する時は必ず商品紹介欄などを見ておいた方がよいです。
価格が高い
昔は軍放出品として500円で投げ売りされていた事もある軍幕ですが、現在はキャンプ人気のおかげで一枚5,000円以上はします。
僕が購入したロシア軍幕がコットン製の軍幕の中では一番安くて5,000円。ですがパップテントとして使うには4枚必要なので結局2万円かかってます。
人気のアメリカ軍幕やフランス軍幕はセットで3万円、ファスナー加工で5万円。ノルウェー軍幕やポーランド軍幕の指揮官用などの希少性の高い物は10万円以上の値が付いたりします。もはやハイブランドのテントが購入できますよね。
これからキャンプ人気が下がらない限りは値段が上がり続ける可能性があるので購入するなら早めが良いかも。
出費が増える
軍幕を購入してキャンプを楽しむ・・・だけで満足できないのが軍幕沼の恐ろしい所。
せっかく軍幕を手に入れても他のキャンプ道具が軍幕と合わなければおかしく見えます。ゴリゴリミリタリーな軍幕とポップな道具や原色カラーのまぶしい道具は合いません。やはり軍物や鉄製の道具で揃えた方が見栄えが良い。
このような考えに陥ると僕のようにひたすら出費が増えます。最悪一から道具を揃えるような状態になるかもしれません。
僕は元々大きいサイズのテントでソロキャンしていたので色々買い換えました。ポーランド軍、デンマーク軍のアンモボックスやノルウェー軍のフードコンテナなどミリタリーヴィンテージ系の道具か、真っ黒な鉄製を集めています。
これは完全に個人的な考えなので「こういう人間もいるのか」程度におさめといてください。色々な軍幕のスタイルがあって良いと思います。
最後に・・・
良い所の紹介より文字数が多くてびっくり。色々デメリットはありますが軍幕を手に入れる時に事前に頭に入れておいたり、購入してから慣れれば気にならない事ばかりです。そしてデメリットが全く気にならない程かっこいいのが軍幕です。
軍幕を購入してから軍物やヴィンテージ品に興味が出てきたし、今までとは全く違うキャンプスタイルを楽しめるようになりました。
これから先、僕のキャンプスタイルがどのように変化していくのか全然わかりませんが当分軍幕で楽しみます
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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