キャンプをする上で必須になりつつあるアウトドアチェア。
僕は今まで安めのローチェアを使用していましたが、今回ちょっと奮発してオンウェーの『コンフォートローチェア』を購入しました。
価格分の実力を発揮してくれるのか、良い所、悪い所を含めてレビューしていきます。
購入した経緯
最初はヘリノックスやカーミットチェアを購入しようと思っていました。
ですがヘリノックスは人気過ぎて被る可能性が高く、カーミットチェアは単純に高すぎて手が出せずやめました。
かといって昔ながらのポリエステルチェアは嫌なので散々悩みました。
そこで見つけたのがこのオンウェーのコンフォートローチェア。
帆布生地の背もたれに竹製の手すり、何といっても外見がキャンプでも自宅でも使用できるデザインで気に入りました。
世界的に有名なブランドですが僕はキャンプ場でこのチェアを使っている人を見たことがありません。そこもお気に入りポイント。
やっぱりキャンプ道具で他のキャンパーさんと被るのは恥ずかしくて嫌ですよね。
価格はヘリノックスと同程度で他のアウトドアチェアと比べると少し高めな部類に入ります。さすがに2万円まではいかないのがまだ救い。
商品紹介
開封する前から思っていましたが、「意外と大きい」です。
収納時でW60.5xD16xH72cmと場所を取ります。CB缶と比べてもその大きさがわかると思います。
使用時は約W60.5xD82xH75cm。
やっぱりこのカーキ色が良いですね。
背もたれは帆布で出来ています。
帆布(はんぷ)の良い所は耐久性がとても高い事。名前通り船の帆に使われたり、カバンやパラシュートにも使われています。
最近は化学繊維が発展した事で昔ほど需要は減っていますが化学繊維では真似できない触り心地の良さがあります。
背もたれを見てみると折り返しの縫い後があったりと丁寧に作られている事がわかります。
頭が来るところにはヘッドレストがあり中にはクッション材が入っています。
丁度良い反発があり覆っている帆布によりゆったり頭をあずけることができます。
ヘッドレストは動かす事が出来るので使わない時は外せます。
でもあんまり外す事はないかな。収納して持ち上げるとこのヘッドレスト部がパカパカ浮いてしまうのでちょっと邪魔。
手すりは珍しい竹製。今まで触ったチェアのどれにも当てはまらない感じ。
以前ナチュラムとコラボした少し安いタイプのローチェアがありましたが、それは手すりが竹製ではなくプラスチック、背もたれも帆布ではなかったです。
約5千円程安いチェアでしたが、それなら今回のローチェアを買いますね。
継手はよくわからないけど頑丈に見える。この低い座面で耐荷重100kgも納得です。
ですがカーキ色で自然味溢れる外見でこの部分はとても目立ちます。
底にはチェアの脚が地面に着かないようにクリップが固定されています。
これが本当に機能するかは実際に使って検証しましょう。
3.5kg程あるので持つとずっしりきます。
持ち運べないくらい重い訳ではないのですが、地味に大きい事もあり運搬、収納には少し困るかも。
実際にキャンプで使ってみた
先日行った『羽高湖森林公園キャンプ場』のキャンプで使用してみました。
地面は前日に雨が降ったので水分を含んでいます。どこまで汚れてしまうかもしっかり確認しましょう。
↓キャンプはこちら↓
他のキャンプ道具と並べてもカーキ色なので変に目立つ事もなく、むしろしっくりきます。
少し困った事としては置き場所。大きいので適当に置くと動線を塞いでしまったり、他の道具と当たったりして考える必要があります。
タープ下やファミキャン用テントなど広い所で使用するには問題ありません。
実際に座ってみると常にリクライニングしているので身体の力を抜けて気持ちいい。
柔らかい帆布が身体を優しく包み込んで次第に睡魔が襲ってきます。
一番良かったのがこのヘッドレスト。もうチェアが「寝てください」と言っているような気持ちよさがあります。
身長180㎝の僕がしっかり座った状態でヘッドレストがこの位置にきます。写真だとしっかり当たっていないように見えますが、頭をヘッドレストの上に置けるのでとても楽です。
座り心地が良い反面、リクライニングしている為身体を起こす時は大変です。
「よっこいしょ」とついつい口に出してしまいます。
前方で作業する時はもっと大変。
チェアが奥にかけて傾いているので身体を起こすと常にお腹が締まった状態になります。
薪割りもしてみましたがやはりやりにくい。力も入りにくいです。
室内外で使用するチェアは変えようかと思っています。そうなるとソロなのにチェアが二つになってしまうので面倒。
夜の雰囲気はまた良いです。
光を反射しやすい明るめの色なのでランタンの暖色がよく似合います。
日中は作業したりして長時間座る事がなくて気づきませんでしたが、竹製の手すりがとても良い。
前腕を置きやすいように弯曲しているので手も楽に置けます。
一度座ると中々起きられない。起きるのが面倒なのもありますが何より心地よすぎる。
目の前に薪ストーブなんてあると・・・最高。
先ほどご紹介した汚れ防止と思われるクリップをキャンプ後に確認。
うん・・普通に他の所も汚れています。完全に地面に接するよりかは汚れていないので良いのかな。
でもクリップを固定しているネジ穴部分に土が入り込んで汚い。
良い所、悪い所
それではオンウェー『コンフォートローチェア』の総評といきましょう。
ちなみに写真はインスタでよくみる・・・
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こちらの真似をしてみました。いつかスポーツカー手に入れたいな。
そうなるとキャンプには積載的に行けなくなっちゃうけど。
良い所
・最高に座り心地が良い
・外見がおしゃれ
・耐久性が高い(はず)
アウトドアチェアは座り心地と動きやすさのどちらかに力を入れている物が多く、コンフォートローチェアは圧倒的に前者です。
絶妙なリクライニングと包み込まれるヘッドレスト、手が吸い付く手すりと眠気を最大にする程の座り心地です。あと座面が低いので足を楽に投げだせます。
機能性だけでなく外見も主張しすぎず、浮いた存在にならない色、デザインなのも良い所。個人的には「おしゃれ」というより「渋い」という風に思っています。
あと帆布と金属製の継手による耐久性の高さは今後気になります。特に一番荷重のかかりやすい帆布はすぐに弛まない事を祈るばかりです。
悪い所
・作業がしにくい
・大きい
・値段が高い
記事中に何度も言っていますが作業のしずらさはNO.1。前傾姿勢になると身体が折り畳んだ姿勢となるため不向き。ちょっと前の物を取るとか、向きを変えるとかが面倒になります。
一般的なチェアに比べると大きい部類になるので邪魔になる時や配置場所を考える場面が出てきます。ファミキャンなら良いですが、ソロキャンで使うなら大きめのテントでないと確実に浮きます。
良い点で挙げた機能性、デザイン性、素材があればやはり価格は上がってしまいます。チェアに1万円をかけるのはどうでしょうか?僕は高くても使用回数が多ければ良いと思う性格なのでこれから使えばいいや~という考えに収まっています。
最後に・・・
買った後に思ったのがソロキャンで使うチェアではないのかな、という事。
どちらかというと大きいテントやシェルター下、タープ下で使うのがベストだと思います。そうなると結局ファミキャンになるのかな。
自分が好きで買ったので今更後悔はありませんが、最近「ソロキャン用テント欲しい!」と言っていたのでここまで大きいチェアを買うと今後出番が減ってしまいそう。
ソロキャン用テントは少し待って、サーカスコットン、ギギ‐1でしばらくは頑張ってみます。もし買ってしまったら追加でヘリノックス買っちゃおうかな。
また欲が深まってしまった。
それでは今回はここまで!
皆様も良いキャンプライフを!!
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