単純な寒さが辛い冬キャンプですが、楽しい事といえばテント内で薪ストーブを使うことではないでしょうか。
僕は薪ストーブを使いたいが為に冬キャンプに行っています。あの暖かさ、心地よさは癖になる。
そんな薪ストーブを楽しく安全に使用する為に大事な点がいくつかあるのでご紹介します。
薪ストーブインストールについて
基本的に火器をテント内で使用する事についてテントメーカーは推奨していません。
それは薪ストーブメーカーも同じです。
理由として一酸化炭素中毒になる可能性があるからです。最悪死に至る症状なのでテント内で使う際は細心の注意を払いましょう。
インストール方法についてはこちらでまとめていますのでご参考にどうぞ。
僕の方法が完璧という訳ではないですが、今の所火事もなく一酸化炭素による気分不良等もありません。
薪ストーブをテント内で使う為にお金はかかるしリスクもありますが、それ以上に冬キャンプを最高に楽しめます。
悪いランニングコスト、手入れが面倒くさい、運搬・保管の大変さがあっても薪ストーブの虜になっている事には相応の理由がある訳です。
見落としていた5つのポイント
煙突の高さ
どこまで高さを上げるか問題があります。
個人的に結構高いと思っていたら他キャンパーの方から「もうちょっと高くした方がよいのでは?」とご指摘を受けました。
確かにその通りで、その時のキャンプで火事はなかったですが灰がテントに付着してしまいました。
その次のキャンプでもう一本煙突を追加すると灰が前回ほどつきませんでした。
テントより煙突を高く上げるのが一番良いと思いますが、テント自体が高いと中々厳しいですよね。
煙突の太さ
僕の煙突はΦ106mmもあり、キャンプ用薪ストーブの中では太い部類に入ります。
太いと何が困るかというとテントから出す場所に隙間が大きく開きやすくなります。
煙突の106mmだけなら良いのですが火事対策にスパッタシートや煙突ガードを装着するので太さは倍になります。
その太さでテント内から煙突を出すとサーカスコットンのダブルジッパーがギリギリまで閉まらなくなり、結果隙間が開くのです。
一酸化炭素対策には最適ですが、雨が降った時は普通にテント内に入ってくるし、暖気も逃げやすくなります。
他の薪ストーブがなぜ細いタイプが多いのか今まで疑問でしたが、使ってみてわかりました。細い方が無駄に場所を取らないので逆に快適なんですね。
安全を取るか、快適さを取るかだと安全第一なのでこれからもグルグル巻き煙突で頑張ります。
薪ストーブ下
これは「薪ストーブのインストール方法」で少しご紹介しました。
テント内インストールする為に煙突の火事対策に目が行きがちですが、薪ストーブ本体からも当たり前ですが熱が発生しています。
幕から離せば大丈夫と思っても、意外に見落としていたのが薪ストーブ下。
それでも対策にレンガの上に乗せてスパッタシートを敷いていましたが撤収時に確認するとスパッタシートの下が少し焦げていました。
いかに薪ストーブの熱が強いかわかります。
今はスパッタシートを敷いた上にキャンピングムーンのフィールドラックを乗せて、その上に薪ストーブを設置してます。
レンガの高さ以上に地面から引き離される事で焦げる事はなくなりました。
薪ストーブの種類によると思いますが脚付きの薪ストーブでも下の火事対策を徹底しましょう。
運搬方法
薪ストーブをどうやってインストールするかばかり考えて、どうやって車に入れて運ぶかあまり考えていませんでした。
使用後の薪ストーブや煙突はいくら振り払っても灰が残っています。その灰が粉塵となって車という密閉空間にバラまかれている可能性があります。お子さんがいる場合は、粉塵で肺を傷つける可能性もあるので要注意。
僕は寒くても窓を開けて運転しています。薪ストーブ本体はホームセンターで購入したボックスに入れていますが煙突はそのまま。
長い煙突を収納する物がないです。欲張らずに短いタイプの煙突を購入しておけば本体と一緒に収納できたかもしれません。
薪が入るかどうか
ソロキャンプだから「コンパクトな薪ストーブがいい」と思って小さいサイズを購入すると薪の問題で困る事になるかもしれません。
コンパクトな物は持ち運びが楽で価格も下がる分、全長が短いと薪の長さ調節が必要になります。
僕の薪ストーブは無駄に大きいので薪を割るだけで良いですが、友人のウッドストーブSは割った後に切る作業をしないと入りません。
コンパクトなのも良いですが大きさによっては薪割り用の斧意外に鋸も必要になるかもしれないです。
最後に・・・
改めて薪ストーブという物を考えるとデメリットの方が多い気がします。
「使っていて楽しい」という点が突出しすぎているので、まさに「ロマン」という言葉が合っていますね。
ただでさえ1年で行けるキャンプ回数が少ない上、さらに秋~冬しか出番のない薪ストーブは使える時に思いっきり楽しむに限ります。
楽しく使う為にも安全面には徹底的に気を付けていきましょう。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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