キャンプの薪割りにあると嬉しい道具が『薪割り台』。
薪割り台といえば短い丸太を使っている方が多いですよね。使用後もランタン置きなど写真映え要員としても使えて便利。
そんな事を知っておきながら僕が購入したのは丸太ではなく、パーティクルボードを使用した『薪割り板』です。
キャンプに薪割り台は必要?
個人的に薪割り台は6割必要で、4割別にいらない。という考えです。
あると便利だけど、なくても何とかなるみたいな感じ。
皆さんはどのように薪を割っていますか?
多いのは薪に刃物を刺して上から硬い物で叩く割り方、いわゆる『バトニング』という方法。
この割り方だと刃物やバトニングする物が重要になると思いますが、さらに薪割り台のような硬い台があればさらに割りやすくなります。
キャンプ場で地面がコンクリートはほぼないでしょうし、大体芝生や土の地面だと思います。
緩い地面でバトニングすると段々地面に薪が埋まっていってしまいます。
僕は今まで太い薪を薪割り台の代わりとして使っていました。
それでも割れるのですが、完全に平らな薪はないので不安定なんですよね。
割っている最中に動いて足に鉈が刺さるなんて事があったら大変です。
そこで購入したのがこの薪割り板という訳です。
商品紹介
僕が購入した薪割り台は『ARTLAB』さんの薪割り板です。
ご丁寧に購入のお礼が書いた紙が貼ってあります。
あとオイル塗料のべた付き注意の説明も裏に書いてありました。とても親切で好感が持てます。
本体はこのような感じ。取っ手の付いた「板」です。
色は4色から選べてミディアムウォルナット、オルム、シャルボン、チェリーから選べます。
名前聞いて色味が想像できないのは初めて。僕が購入したのはオルムになります。
どの色もキャンプ映えしそうな渋い色です。
右下には『ARTLAB』さんのロゴマークが印字されています。
薪割り板以外にはスパイスボックスや座れる収納ボックスなど木製の道具を販売されています。
大きさは縦20×横25(cm)。手作業なので微妙に差が出てしまうとの事。
縦はちょうどCB缶と同じくらい。原木のような太さではなく市販されている薪であれば割る時にはみ出る事はないと思います。
厚さは親指1本分くらいでとても薄いです。
薄くて強度が気になりますが、この薪割り板はパーティクルボードを使用していているので強度は抜群との事。
パーティクルボードとは・・・
木材のチップを加圧圧縮した板の事で、壁や床、屋根の下地材、家具の素材に使われる物。
そんな素材のおかげでこんなに薄くできるのですね。
他の薪割り台は丸太の物が多く高さ10㎝以上はあるので収納面に関しては薪割り板は大変良いですね。
重量は約700gと片手で持てます。
取っ手が付いているのでザックにかけて持って行っても良さそうですね。
最後にこの薪割り板のお値段は・・・
1500円(R2.11月購入時)
安すぎですよね。
この値段通りの性能なのか、それともコスパ最高!な道具なのか実際に使ってみた感想をどうぞ。
実際にキャンプで使ってみた
『神石高原ティアガルテン』でのキャンプで使いました。
この日は薪ストーブを使ったので薪割り板の機能を試すにはもってこいでした。
↓その時のキャンプはこちら↓
時刻は夕方。
辺りが冷え込む前に割って夜の薪ストーブ用の薪を確保しようと思います。
ちなみに薪割り用の鉈は冒険倶楽部 なたとのこを使っています。
他の鉈や斧と比べれば激安ですが問題なく使えます。安く済ませたい方にはとてもおすすめ。
鋸付きなのも大変嬉しい。
最初はシンプルに薪に鉈を刺して薪割り板に打ちつけて割ってみる事に。
「カンッ!!!」と高く響く音がしてちょっとうるさめ。
あと薪割り板自体が軽いので打ちつける度に板が動きます。
次はちょっと工夫して両足で抑えてバトニングしてみます。
これならすんなり割れました。やはり地面が硬いと割やすいですね。
普段なら諦めるような太い薪や真ん中で曲がっている薪でも余裕で割れます。
板なので地面と高さがほぼ変わらないのも良い点だと思いました。
よくある薪割り台だと狙いが逸れたり、バトニング中に薪が台から落ちると危ないですよね。
薪割り板だと薪が地面に落ちても高さがないので安全ですし、さっきのように両足で固定する事も可能です。
あと視点が下になるので狙いが定めやすいのと、力がとても入りやすいです。
高さの違いだけで使いやすさは変わるもんですね。
頑張って割っていると鉈が薪割り板に当たってしまいました。
普通に傷がつくので綺麗に使いたい人は気を付けた方がよいでしょう。
薪を打ち付ける事による傷はほぼなかったです。土や砂汚れが着くくらい。
これで薪割り終了。ついつい楽しくて薪を2セットも割りました。
バトニング棒がないのでいつも写真右の太い薪で叩いています。次はバトニング棒を買おうかな。
これだけ割れました。ちょっと多すぎ。
割りすぎてこの日仲良くなったキャンパーさんから驚かれました。
使用しなくてもテントの正面に置いておけばインテリアとして使えます。
ザックなどあまり地面に置きたくない物はこの上に置いたりしてました。
薪割り道具以外でも汎用性の高い板だと思います。
良い所、悪い所
最後に『ARTLAB』の薪割り板の総評といきましょう!
良い所
・軽くて薄いけど頑丈
・薪割りが安全にできる
・キャンプ映えしやすい外見
・汎用性の高さ
・安い
しっかり使えるのに安い、要するにコスパ最高!な道具でした。
個人的には性能面以外でのデザインや色味が気に入りました。
丸太の薪割り台もおしゃれでかっこいいですが、この薪割り板も十分キャンプ映えします。
悪い所
・固定しないと動く
・叩いた時の音が大きめ
・別にいらない・・かも?
これは実際に僕が実際に使ってみた感想なので場所や人によって感じ方は違うと思います。
先ほどご紹介した通り支えが無いとバトニング中によく動きます。
良い所で挙げた薄くて軽い点が原因だと思います。足で固定すれば問題なく使えるので気にしなければ大丈夫といった感じ。
音に関しては薪を台変わりにしてた時よりはるかにうるさいです。
普通の「カンッ!」という音でなく「カンッ!!!」とビックリマーク2個追加したくらい高い音が出ます。
固定すれば少しは音が和らぎますがそれでもちょっと気になります。
あとは冒頭でも書いた通り薪割り台自体いるのか?という疑問です。
あれば便利だけど無くても困らないレベルの道具。その点を含めるとキャンプへ重きを置いている方向けの道具なのかもしれないです。
最後に・・・
正直僕は焚き火をあまりしませんし、薪の出番は今回の薪ストーブが超久々でした。
でも薪割り板とストーブのおかげで今後はちゃんと焚火をしようと思いました。
せっかくもっている焚火台もいつまでも倉庫番はかわいそうですし。
毎回キャンプに行くたびに道具が増えているのは悪い徴候なのかな。
最近キャンプ道具を選抜するようになってきているので今後はさらに慎重に道具を買わないといけませんね。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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