6月に大山で初の2泊3日キャンプをしてきました。
1日目は大山登山&ソロキャンプ、2日目は友達達とグルキャン、3日目の昼前に撤収といった流れでした。
普段1泊2日のキャンプばかりしている人間が1日増えて思った事をまとめてみました。
良かった事
最初に言うと良い事の方が大半を占めます。
2泊3日キャンプは最高!
まだ帰らなくていい嬉しさ
いつも通りなら帰るはずの2日目を越して3日目があるのでキャンプ初日からテンションぶち上げ状態です。
しかも2日目は久々に学生時代の友達と現実世界で会う予定だった訳なのでそれはテンション上がりますよね。
1日目は登山終わりだったので疲労感が凄まじかったですが、中々寝付けなかったのを覚えています。
時間の余裕が生まれると楽しさが倍増します。
他キャンパーに対する謎の優越感
僕がキャンプに行った日は土、日、月なので、大半のキャンパーは2日目には帰ります。
そんな暗い顔で片付けている他キャンパー方を眺めながら居座るのは謎の優越感が生まれます。
最終的には残ったのは僕ら以外は1組だけだったのでほぼ貸し切り状態です。嬉しい。
これは僕の気持ち悪い性格のせいなのですが、やはり「余裕」というのは人に幸福を与るようです。
キャンプ道具を長時間使える
家でもキャンプ道具を使用している人は少ないのではないでしょうか。
僕も全く使わないので使う時はキャンプの時のみ。そんな日陰にいるキャンプ道具達を長時間楽しめるのは幸せです。
特にランタン系は一回のキャンプでこんなに長く点灯する事はないので光に癒されます。
寝る前に点灯して、次の日の夕方にはまた点灯する。そんな電気が普及する前の生活を少し体験できます。
困った&困りそうな事
良い事を書いてきましたが、ここからは現実に戻りましょう。
1日多いキャンプはどんな困りごとがあったのでしょうか。
ご飯に困る
一番はこれですね。まず生物は高価なクーラーボックスでもない限りダメです。
しかも僕の場合キャンプより前に約6時間登山をしているので尚更ダメ。
仮クーラーボックスとして軍用フードコンテナを持って行きましたが、生物は暖かい時期怖いです。
その為持って行ったのはカップラーメンやお菓子系ばかり。あとはお酒。
少し車を動かしたら商店があったり、キャンプ場の受付で軽食が食べられるのですが盗難が怖くてテントからあまり離れたくなかったです。
近くのカップルキャンパーから匂ってくる焼き肉の匂いが拷問でした。かき消すように豪快にカップ麺をすすりました。
2日目は友人達が豪華な食材を持ってきてくれたので良かった。1日目の拷問があったおかげで倍おいしかった。
これがソロキャンだと2泊3日カップ麺になりそうなので、近くの商店や受付などで食材は売っているかなど下調べが必要だと思います。
それか保冷力の強いクーラーボックスを買って自宅から食材を持って行くかですね。
ソロだと色々と面倒そうなので2泊3日キャンプは家族か友人と行く事をおすすめします。
お風呂がないと大変
約2日間人間がお風呂に入らないとどうなるでしょう?正解は、臭くなります。
暑い時期ならすぐに汗をかきますし、砂、土汚れもつくでしょう。
なので2泊3日キャンプでお風呂は必須。
僕が今回キャンプした『森の国キャンプ場』はキャンプ宿泊者は無料でキャンプ場内にあるシャワーが利用できます。
混みそうな夜前を避けて入りました。徒歩20秒くらいの場所にシャワー室があったので長時間テントを空ける事もなかったです。
よく聞くのが近くに温泉があるから車で行くケース。これだと移動時間が本当に面倒くさい。あとテントを長時間空けるのが心配。
個人的な考えなのですが、キャンプ中は出来る限り車は使いたくないんですよね。車を使う時はキャンプ場に来る時と帰る時だけにしときたい。
そんな考えを持っている僕なのでキャンプ場内にシャワー室があるキャンプ場は大変ありがたい。入場料が若干高めですが、ホテル代と考えたら安い物です。
暇な時間をどうするか
一通りやる事が終わったら僕は読書か映画鑑賞、PSVitaをしています。
いつも多めに本やkindleを持って行くのですが色々やっていると見る時間がほとんど無い事が多いです。
それは1泊2日の話なので、そこから1日増えてしまうと存外暇な時間が生まれます。
僕の場合2日目の昼までがまさに暇な時間でした。
外が暑くてゲームや読書はする気にならず、映画は明るすぎて見る気にならない、さらに前日の登山の筋肉痛もある・・・結局ずっとボーっとしてました。
僕は夜用の暇つぶしは持ってきていたのに日中楽しむ物を一つも持ってきていなかったのです。
この時にやっと過去に見たキャンプ雑誌でスラックライン特集が組み込まれていた意味がわかりました。
みんな暇つぶしの為に綱渡りをやっているんだと。
かえって2日目の昼からは友人とアスレチックに行き、夜はボードゲームと最高の1日になりました。
日中の暇つぶしは身体を動かす系が確実に良さそうです。
荷物が多くなる
2泊3日なので当たり前なのですが、普段持って行かない物も持って行く必要があります。
例えばガソリンランタン用のホワイトガソリンや多い食材、薪、着替えなどなど。何かあったらいけないしと思って無駄に燃料系を持っていたりもしました。
おかげで冬キャンで薪ストーブを持って行った時くらい荷物で車がギチギチになりました。
さらに準備、組み立て、片付けが荷物が多い分いつもより長くかかりました。
車の燃費は悪いし、疲労も増えます。キャンプ道具の選択はいつもより慎重に・・。
2泊3日でわかった注意すべきこと
以上良かった事、困った事から導き出す僕の注意すべきポイントは・・・
- グルキャン、ファミキャンがおすすめ
- キャンプ地がとても大事
- 遊び道具は多めが良い(身体動かす系もあると吉)
特にキャンプ地の選択は2泊もする以上ちゃんと選んだ方が良いです。ネット等で調べ、なんなら一度宿泊した事のある場所が安心して良いと思います。
個人的な考えなので皆様に当てはまるとは言えませんが、2泊3日ならソロキャン重視の方でも多人数で行くのが本当におすすめ。
2泊3日で役立ったキャンプ道具
普段案外使わない物でもとても役立つ事があります。
キャンプ道具に無駄な物はありませんね。
Coleman / ハンギングドライネット
あまり料理を作らない僕でもどうしても食器や、箸を洗うので乾かす場所が必要です。
洗い場に置いておく訳にもいかず、テント内で水気のある物が置きにくいです。
そんな時このネットは本当に良かったです。
以前「使わないキャンプ道具」の仲間入りにしたのが大変申し訳ない。
どんなキャンプ道具にも使い道はあります。それをうまく使えていなかった僕の責任です。すいませんでした。
mont-bell / ソックオンサンダル
この日普通靴を忘れてしまって登山靴しか持ってきていなかったので、仕方なく大山の麓のモンベルで買ったサンダル。
少し変わった形状で、名前の通り靴下を履いたまま履けるサンダルです。
このサンダルの素晴らしい所はしっかりベルトで止めればサンダル特有のプカプカ浮いてしまう事がなく靴のようにピッタリくっついてくる所です。
これが本当に楽。底の滑り止め仕様も素晴らしくこのサンダルを履いたままアスレチックを網羅しました。
装着が面倒ですが、近未来的な外見も美しく気に入ったサンダルです。
ノルウェー軍 / フードコンテナ
クーラーボックスがあると大変楽です。
僕は今まで簡易的な保冷バックに入れてキャンプをしていましたが、今回でクーラーボックスの素晴らしさがわかりました。
キンキンに冷えたビールが普通に飲めるのはとてもありがたい。
YETIのYR20Tがかっこよいので買おうか悩みましたが、せっかくのヴィンテージ品のフードコンテナを使わない訳にはいかないのでちょっと保留。
というかクーラーボックスとして機能するとは全く思いませんでした。
Tiger / ポイズンリムーバー
実はキャンプ中にブヨに噛まれたのですがこれで吸い出した所は大丈夫でした。
他でいつの間にか噛まれた所は2週間はかゆみがあり、約1か月経っても痕が薄く残っています。
長時間自然に囲まれた所にいるので虫対策は万全にしましょう。
森林香を各4カ所ほど焚いていても風の向きや焚いている場所次第で虫は寄ってきます。
ちなみに僕は3カ所噛まれました。
すごろくや / 目撃者たちの夜
友達が持ってきたボードゲームなのですが、犯人をボイラー室に送る「人狼ゲーム」。
これが本当におもしろくて、お酒の入った男3人で大爆笑しながら心理戦を繰り広げていました。
こんな風なボードゲームはキャンプだと確実に盛り上がります。
他に説明が難しいカード取りゲームのおばけキャッチもほろ酔いとの相性抜群でした。
キャンプとあんまり関係ないボードゲームですがこの中で一番おすすめ。
この道具があったら良かった
これがあったら良かっただろうなという物もまとめました
SOTO / 広口フューエルボトル1000ml
今回持ち運ぶ容器がなかったのでホワイトガソリンが入っている缶ごと持って行きました。
その缶が大きいので収納ボックス内で場所をだいぶ取るので、必要な分だけガソリンが持って行けるフューエルボトルがあれば楽でした。
しかもフューエルボトルはSOTO以外に人気なMSRやOPTIMUS
があっておしゃれ。無印の物を買ってステッカーを貼っても良いですね。
Jackery / ポータブル電源
森の国キャンプ場にも充電できる場所があるのですが、共有スペースなので適当にスマフォを置いておくにはちょっと怖い。
せっかく映画をダウンロードしてきたタブレットも電池がなくなると困るので使うのを避けたりすることが多い。
それなら自分でポータブル電源があった方が安心ですよね。充電できる所がないキャンプ場でも活躍できます。
どのポータブル電源も高めですが、災害などの緊急時でも使えると考えれば安い買い物だと思います。
これを機に買おうかな~。
macaco / スラックライン
スラックラインが正解とは言いませんが、身体を動かして遊べる道具があれば盛り上がる事間違いなし。
サッカーボールなどを持ってこられているファミキャンパーをよく見ますが、正直ボールが他キャンパーのテントに当たったらどうするんだろうと思います。
それならしっかり固定されていて、その場で遊ぶスラックラインは安全で他キャンパーに迷惑をかけないので良いですね。
最後に・・・
2泊3日キャンプして困った点も書きましたが、とても楽しい3日間でした。
キャンプされている方はよくわかると思いますが、3日間も楽しい続きだったので帰宅する時は絶望でした。テンション最底辺。
楽しい事はいつか終わります。勢いよく動かした振り子はいつか返ってきます。
そんな悲しい気持ちが「また次も行こう!」という起爆剤になる事も事実なので、キャンプは最高の環境で楽しみましょう。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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