キャンプを始める前にはわからない事はたくさんあります。特にキャンプ道具は始めた楽しさで色々購入してしまい無駄な出費になることも・・・。
そんなソロキャンプ初心者さんに伝えたい妥協せずにお金をかけた方が良いキャンプ道具をご紹介します。
どの道具を買うかは自分次第
友人や職場の方から・・
「キャンプをしてみたいんだけど、何買えばいいの?」
と質問される事があります。何でも僕がキャンプ沼につむじまで漬かっていると聞いたからとの事。
僕は一通り道具を紹介しますが最後には
「でも結局自分の好きな物を買うのが一番ですよ」
と付け加えておきます。他人に勧められた物はその人が好きて買った道具です、自分は好きではないかもしれません。
聞きかじった道具を購入して失敗している人間がここにいるわけなので、最近では「この道具はお金掛けた方が良いですよ」と変えて説明するようにしています。
キャンプをしていけば次第に自分のスタイルや好きな道具が決まってきます。
これから色々「お金掛けた方が良い道具」を紹介しますが全て鵜呑みにせず一旦自分で考えて購入するようにしてください。
チェア
キャンプにチェアは付き物。中には地面にマットを敷くお座敷スタイルやコットに座る方もいると思いますが、一般的なキャンプではチェアに座る方が大半です。
その為チェアは頑丈で持ち運びしやすく、座り心地の良い物を購入した方が良いです。
キャンプ用のチェアは大まかに背の高いハイチェアと逆のローチェアの二つがあります。
昨今のキャンプではゆったり座れるローチェアが好まれていますが、動きやすいハイチェアも捨てがたい。チェアの高さは自分の好みの前に使用するテントやタープと合わせると良いです。
ローチェアの方が人気の高さから商品がとても多く、テントが小さくなりやすいソロキャンプにはおすすめです。
↓おすすめその1↓
ヘリノックス / コンフォートチェア
「キャンプ用チェアブランドといえば?」と聞かれたら一番最初に浮かぶヘリノックス。
正直高いので大量に出回っている類似品がおすすめ!
↓おすすめその2↓
クイックキャンプ / ウッドローチェア
自分が使っているオンウェーチェアも良いけど「何でもっと販売してくれなかったんだ」と後悔したのがクイックキャンプのチェア。
防炎素材でシックでキャンプ映え間違いなしなデザインとカラーリング、おしゃれ過ぎる・・・。
コット
コットとは組み立て式の簡易ベッドの事で正直キャンプし始めの方にはいらない物。
これからコットを購入する方にお伝えしたい方は激安価格で売られている物は壊れやすいので注意して頂きたい。
睡眠中の長時間体重を支えてくれる道具なので脚部に負担がかかってしまい壊れます。また壊れなくてもマットがすぐに弛んできたりと寝心地に影響してくる事もあり安いコットには用心が必要です。
コットは軽量性の物がおすすめ。コットをチェアとして使う方は良いですが、寝る時だけに使う場合は軽い物にして少しでも運搬、組み立ての疲労を軽減させた方が良いと思います。
個人的な経験としてソロキャンにハマり始めの時は楽しくて道具集めをしますが、次第に無駄な荷物を省く作業に入ります。重量がある物は特に省きたくなります。
地熱&冷気対策、虫対策等使用メリットの多いコットなので軽量の物を最初に買っておくと後々助かります。
↓おすすめその1↓
サーマレスト / ウルトラライトコット
サーマレストのコットは1.36kgという驚きの軽さを実現しています。そんな軽さなのに147kgまで耐えられるという最早よくわからない凄さ。
価格も中々辛いですがそれに見合った性能をしています。
↓おすすめその2↓
ネイチャーハイク / アウトドアベッド
チェアの時に挙げたヘリノックスも有名なコットワンという物を販売していますが、そんなコットとほぼ同じ性能を持っているのがこのネイチャーハイクのコット。
両者共約2.3kgという軽量性を獲得しており、ハイスタイル、ロースタイルに高さ調節できます。
ですがネイチャーハイクはヘリノックスの半額以下でハイスタイル時の脚ポールが元から付属しています(ヘリノックスは別売り)。
テント
テントは自分のキャンプスタイルの顔というべき存在。細かいキャンプ道具は近くに行かなければわかりませんがテントは遠目からでもどこのメーカーかブランドかわかります。
テントは絶対に妥協せずに好きなデザイン、色で選ぶべきです。「ソロ用テント」で調べて出てきたテントではなくてもソロキャンプで使用できます。
僕は最初妥協してロゴスのテントを購入しましたが結局1回使用したら即売って以前から欲しかったDODのパップフーテントに鞍替えしました。
それが今やギリギリソロでも使えるギギ‐1やサーカスコットン、ついに軍幕まで行きついてしまいました。全て自分の好きなテントを選んでいるので全く後悔がありません。
↓おすすめその1↓
テンマクデザイン / サーカスTC
ソロキャンには少々大きめではありますが、設営しやすいワンポール、火の粉に強いポリコットン使用、薪ストーブを使う際に役立つダブルファスナーなどとても使いやすいテントです。
一つ難点なのが人気すぎて被りやすい事。一回同じキャンプ場で4張り見た事があります。
↓おすすめその2↓
バンドック / ソロベース EX
ソロキャンで一番人気なのが2本のポールで設営できるパップテント型。ワンポールとは違いデッドスペースが少なく無骨な外見が人気です。
バンドックはコスパが良すぎるテントばかりなのでおすすめ。
シュラフ
夏以外のシーズンで重要になってくるシュラフ(寝袋)。秋、冬のキャンプ場はとても寒く中々寝付けない事がよくあります。
また寒さから生じる震えにより翌日全身筋肉痛の状態で撤収しないといけません。これが中々辛い。
シュラフを購入する際は「耐寒温度」という指標を目安に購入すると良いでしょう。名前の通り「どのくらいの寒さまで耐えれるか」がわかります。
中には明らかに値段と体感温度が釣り合わない怪しいシュラフがあるので注意。おすすめは少々高いですが登山メーカーのシュラフです。
↓おすすめその1↓
ナンガ / オーロラライト 600DX
高性能シュラフとして有名なナンガのオーロラシリーズ。この600DXは快適使用温度が-4℃ 、最低限は-11℃まで耐えれます。価格は辛いですが購入すればほぼ一生買い替える事のないシュラフになります。
国産なら他にイスカやモンベルのシュラフがおすすめです。
↓おすすめその2↓
コールマン / マルチレイヤースリーピングバッグ
寝袋というとミノムシのような「マミー型」が思い浮かびますが、他に「封筒型」と呼ばれるシュラフもあります。マミー型と比べ保温力は低いですが窮屈感がなく布団のように使う事もできます。
このコールマンのシュラフは3つのレイヤーを組み合わせる事で最大-11℃まで耐えれる封筒型シュラフです。価格も約1万円程度で購入できるのでコスパがとても良い。
デメリットは3つのレイヤーを持って行くと布団並みの大きさになるので収納がとても大変な点。
ランタン
ランタンは使いやすい順から挙げるとLED、ガス、オイル(灯油)、ガソリンがあります。
初めて買うランタンは事故が起きにくいLEDが良いですが、雰囲気が出て愛着が湧くのは燃料系ランタンだと思います。
特にオイルランタンやガソリンランタンは歴史が古く、メンテナンス次第で一生使える道具になりえます。僕が使っているガソリンランタンも僕が生まれた年に父親が購入した物です。
最初はLEDを使っていましたが味気なく感じオイルランタンに買い換えました。そして気づけば燃料系ランタンが4つに増加。それくらい燃料系ランタンの魅力は凄まじいです。
↓おすすめその1↓
ベアボーンズ / レイルロードランタン
燃料系ランタンのような見た目ですがLEDランタン。実際に目の前で見てもとても綺麗で、ランタンの光色や光量も燃料系ランタンに似せており雰囲気も出ます。
ベアボーンズのランタンは全てオシャレなLEDランタンで人気の高い商品が多数あるのでおすすめです。
↓おすすめその2↓
フュアーハンド / ベイビースペシャル276
1893年にドイツで誕生してから形状が変わっていない世界的に人気のランタン。メンテナンスの必要なガソリンとは違い、比較的使いやすいオイルを使うので燃料系ランタンの入門として購入しても良い商品。
あまりの人気からAMAZONや楽天で売切れ続出し転売ヤーにより超高額になる事が多々あるので見つけ次第購入するのが良いでしょう。
薪ストーブ
「薪ストーブなんて高すぎて無理」と思った方、そうでもありません。昨今のキャンプ人気により安価な薪ストーブも増え、薪ストーブの使用を考えられたテントも多数販売されています。
一酸化炭素対策と正しいテント内へのインストールを理解すれば誰でも使用できます。薪ストーブを一度使うとその楽しさから病みつきになる事間違いなし。
安価な薪ストーブといえど気を付けるべきは燃焼効率とコンパクトさです。燃焼効率が悪いと煤が大量に発生し熱量が少なります。無駄に薪を燃焼させてしまう事になるので気を付けましょう。
コンパクトさに関してはただでさえ薪ストーブは大型になりがちなので組み立て式や折り畳めるようなタイプがおすすめです。そうなると多少価格が上がってしまいます。
↓おすすめその1↓
笑's / 焚き火の箱 easy neo
完全組み立て式の薪ストーブで収納時は本体だけで60mmの厚さしかありません。別売りの煙突も同じく組み立て式で薄く持って行く事ができます。
収納する際に場所を取らないのでストレス少なく荷下ろし、運搬ができますね。
↓おすすめその2↓
テンマクデザイン / ウッドストーブ【S】
ソロキャンプ専用の小さい薪ストーブ。重量は6kgしかなく収納時は片手で持って行けるサイズです。
ステンレス製により耐久性が高く、シンプルな見た目がとてもかっこいい。実際に使用している友人はパンダTC+にインストールしており小さい割に熱効率が凄く良かったです。
最後に・・・
キャンプ道具は買い替えると以前使用していた道具はほとんど使わなくなります。せっかく購入したのにずっと倉庫番しているのはもったいないですよね。
僕も出来る限り自宅でも使用していますがキャンプの時にしか使えない道具が数点あり自宅では使い道がない。
そうなると「最初から買わなければ良かった」と思うので、これからキャンプ道具を揃える方にはしっかり吟味して道具を購入していってほしい。
まぁ失敗して学ぶ事もありますし、キャンプにハマってくると並べて眺めるだけでも楽しいんですけどね。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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