ソロキャンパーなら一度は憧れる『完ソロ』。先日僕もキャンプ3年目にして初めて完ソロをしました。
良い所ばかりかと思いきや実際に体験してみて悪い所、気になる所があったのでご紹介します。
完ソロとは・・・
「完璧なソロキャンプ」・・・ではなく「完全に独りぼっちのソロキャンプ」の事をいいます。
ファミキャンやグルキャンに囲まれて肩身の狭い思いをするソロキャンパーが憧れがちなキャンプです。ほぼソロキャンプの僕も「いつか完ソロできたらな~」と思っていました。
人気の少ないキャンプ場でも休日は人がたくさんいるほどの昨今のキャンプ人気ですから中々完ソロは難しいです。
完ソロを狙うには・・・
1.平日に予約
2.日曜~月曜の1泊2日
3.天候の悪い時
4.自分でキャンプ場を作る
1番の平日2連休は不定休の方は出来そうですが、一般的な5連勤の方だと2日わざわざ連休取る必要があります。2番なら月曜だけ取れば良いのでリスクは少ないですね。
究極的には4番。実際に最近は自分で山の土地を購入してキャンプ地としている方が急増している様子。
ですが山の管理は大変で他に道のりの確保、テントを設置する場所の確保、トイレ問題、野生動物問題など障害はたくさんあり生半端な覚悟だと大失敗します。
今回僕が完ソロになったのは3番の天候の問題。あと人気の少ないキャンプ場だったのも関係していると思われます。
良かった事
完ソロは『神石高原ティアガルテン』を利用した時でした。
まずは完ソロの良かった事を挙げていきます。大体想像つくと思いますが僕の感想も含めてご紹介します。
広大な土地を独り占め
先客に場所を取られていた絶景ポイントを独り占めできます。
普段は人気の場所は人が集まりやすいので避けていました。ソロキャンプで良い場所を取っても左右にパリピ大学生グルキャンに囲まれたら発狂してしまいます。
そんな事を気にせずに絶景と良い場所を堪能できるわけです。完ソロ最高・・・。
あと写真を撮る際も他キャンパーのテントが入り込む事はなく完全に自分のテントと自然しか写らないのも嬉しいポイント。
周りを気にしなくてよい
近くに他キャンパーがいると「こんな時間に薪割りしていいかな」とか「映画の音がうるさくないかな」とか「今から車を開けても大丈夫かな」とか諸々気にしなくてOK。
これが一番嬉しいです。
今までのキャンプ史上一番伸び伸びできました。屋外でテントの下にいるという事以外はほぼ家でゴロゴロしているのと同じ。
あとソロキャンでよく感じていたテント前を通る人の視線もないので本当に気持ちが良い。
他人の迷惑行為がない
騒音による不眠、ボールがテントに直撃、子供がポールを勝手に動かす、豪快な焚火の火の粉による穴あき、体験したこれら全てが完ソロならありません。
一人しかいないので当たり前ですがこれほど嬉しい事はない。キャンプ人気が高まる事でどうしてもキャンプ場のルールやマナーがわからない方も増えてきています。
ちょっとうるさいくらいなら良いですが、真夜中にJPOPを大きい音で流しながら騒ぎまくるのはダメでしょ。
「楽しいキャンプ」が「騒音に悩まされたキャンプ」なんてなると悲しすぎます。
リアカー借り放題
これは地味に嬉しい。僕がよく行くキャンプ場のリアカーをいつも誰かに借りられています。僕は諦めて自分でアウトドアワゴンを購入しました。
そんな大荷物でもないので自分のワゴンで事足りるのですが、「使ってみたいな~」と思っていたのも事実。そのリアカーが時間気にせず使用できるのはちょっと嬉しいです。
悪かった事
誰も気にすることなく羽を伸ばせるというのが完ソロの良い所でしたが、個人的に悪い所もありました。
寂しい
あれほど「完ソロやってみたいわ~」とか思っていたソロキャン人間もいざ一人だけになるとちょっと心細くなりました。
うるさすぎるのも嫌だけど静かすぎるのも嫌という面倒くさいパートナーのような感情が湧いてきます。
少し言い訳をするとこの日は天気がとても悪く常に曇りで夜から朝にかけて濃霧が広がっていました。夜トイレに行くのも霧により周りが全く見えず、一時どこを歩いているかわからなくなる始末。
こんな環境の事もあり寂しさを感じました。翌朝霧が晴れだした時に安堵したのを覚えています。
事故への対処
その完ソロ中は何事もなく済みましたが、もし焚火が周りに燃え移ったり、野生動物に襲われるような事が起きると一人だけで対処しないといけません。
焚火の燃え移りは怖いので元々スパッタシートを敷く等対処していますが急な強風で火の粉が散る可能性もあります。野生動物に関しては相手の陣地で寝泊まりしているようなものなので現れてもおかしくない。
そんな事故だけでなく急な病気や怪我で動けない状態に陥る事も十分ありえます。他のキャンパーがいれば異常に気づいて助けてくれるかもしれません。
まとめ
これまで良かった事、悪かった事を挙げてきましたが・・・
キャンプという趣味を全力で楽しめる環境ではあるけど、問題には全て一人で対処しないといけない
という考えにまとまりました。
実際に今回のキャンプでは何も問題はなく済みましたが、本当に何か起こると怖いですね。
冒頭で紹介した流行りの山購入に関しても同じことが言えます。
必ずキャンプに行く際は身近な人に伝え定期的に連絡を取り合った方が良いでしょう。
ネガティブな感じで終わりそうですが、完ソロ時の開放感は本当に最高だったのでソロキャンパーは是非体験してほしい。
あの日程「全力でキャンプ楽しんでるわ~」と思った日はないです。
最後に・・・
完ソロは今回が初めてですが、プチ完ソロは数回ありました。梅雨時に距離が離れたソロキャンパー3組だけとか、友達と二人きりとか惜しい。
首都圏は平日でもキャンプ場は賑わっているらしいですが地方では空いている事が多いです。さらに冬になるとその数も絞られます。
昨年の冬もキャンパーはまばらでやはり揃える装備の難しさが影響していると思いました。中には真冬におそらく初キャンプの大学生グループもおられましたが、寒さに耐えれず車中泊されていました。
冬のキャンプは本当に装備を整えないと最悪生死に関わるので怖いですよね。でも僕が一番好きなのは冬キャンプ!早く薪ストーブ使いたい・・・。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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