キャンプ道具でミリタリーヴィンテージ系を増やそうと考えて色々探した結果、手始めに『デンマーク軍 アンモボックス』を手に入れました。
重く、使い勝手も良いと言えない木箱をなぜ購入したのか?魅力も含めてご紹介します。
アンモボックスとは・・・
WIKI先生によると
アンモボックス(英語: Ammo box)とは、弾薬の安全な保管と輸送のために設計された容器である。アモ缶またはアモカン、アーモボックスとも呼ばれる。
金属で作られたものが多いですが、今回のアンモボックスのように木箱や段ボールで作られた物も存在するようです。どの素材にしても弾丸を収納するので頑丈に作られています。
そんなアンモボックスはキャンプ道具入れに最適。ミリタリー系道具を揃える人は一度は聞いた事がある名前ではないでしょうか?
いまや人気が再燃しフリマアプリでは自作したアンモボックスを販売している方がいるくらいです。
中でもポーランド軍のアンモボックスが一番人気。僕も実際にキャンプ場で見かけた事がありますし、キャンプ雑誌でも取り扱われていました。
商品紹介
さて、数あるアンモボックスの中で僕が購入したのはデンマーク軍 アンモボックスです。
楽天で購入しました。AMAZONでもありましたが送料が別途かかります。
このようなヴィンテージ品を購入する際に注意したいのがレプリカの存在。僕が購入した物は後述する箱の中の状態から本物だと思われます。
商品紹介欄にしれっとレプリカと書いてあったり綺麗すぎる物は気を付けた方が良いでしょう。
大きさを確認しながら見た目の評価をしていきます。
まず高さは蓋の突起まで入れて約27㎝。正面に書かれている物が収納していた弾丸や収納個数などらしいです。
右上部の「HMAK」はデンマーク王立陸軍の機関の一つ、陸軍資材司令部の略だと思われます。王冠もちゃんとついてますしね。
そして「HMAK」の下のマークはデンマークの国旗の十字「ダンネブロ」ではないでしょうか?それか銃のスコープのマークなのかな。
以前のノルウェー軍のフードコンテナと同様に謎解きみたいで楽しいです。
全長は約35㎝。楽天の商品紹介欄では約36㎝と記載してありました。
裏にも記載がありますがこっちは全くわからない。「Y30」は 1930年という意味かと思いましたがちょっと無理ある。
全体的な色味はモスグリーン。蛍光灯下では暗く、自然光では明るく見えます。傷や擦れはたくさんありますが大きな損傷はありません。
奥行は約27㎝。実際に手元にくると「思ったより大きい」と僕は思いました。
丁度良い収納箱といった感じ。
こちらにも色々書かれていますが正面にもあった弾丸の情報と同じ事が書かれています。
そして両サイドには取っ手がついているので持ち運び時に便利です。
留め方はとても単純でフックで継手を固定しているだけ。このフックは固くなくプラプラ動くので出し入れは楽そうです。
その分固定力は怪しい・・・。
反対側は穴に差し込んでいるだけなので引けば天板が外せます。
差し込む金具は角度がついているので差し込んだまま天板を持ち上げる事も可能です。
そしてこれが本物のアンモボックスだと思う理由。
外側の綺麗さから油断していましたが中はとても汚いです。ただの古い箱という現実に引き戻される感じ。
写真では見にくいですが隅っこには蜘蛛の巣もありました。せめて出荷時に簡単に掃除してくれたら良いのに・・・。
この中の汚れもヤスリで擦れば綺麗になると思うのでまた今度やってみます。
板が厚いので内寸はとても狭くなります。
ガソリンランタンはまず入らないし、1Lのペットボトルも立てて入りません。
CB缶がギリギリ入るくらいなので主には小物入れとして活用するのが良いと思います。
そして実際にギチギチに詰めてみました。
小物であれば僕のソロ用道具の大半入ってくれました。 木箱なので液体系が漏れたら怖いですが洗剤と食用油、虫よけスプレーも入っています。
ルミエールランタンがぴったり入ったのには驚きました。
そして一番意外だったのがたき火フライパンがぴったり入る事。本当にぴったり。
これがシンデレラフィットかと少し感動しました。
実際にキャンプで使ってみた!
先日の『神石高原ティアガルテン』でのソロキャンプの時に使ってきました。
梅雨明けで地獄のような日差しと暑さでしたが新たに購入したキャンプ道具が全て良くて本当に楽しいキャンプでした。
車からの出し入れや運搬は取っ手があるので大変楽ですが、単純に重量があるのでずっしりきます。
元の重さ+ギチギチに詰まったキャンプ小物なのでそりゃ重い。
そんなデンマーク軍アンモボックスは見た目が最高です。
地面に置いておくだけでとても目立ちます。太陽光が当たると綺麗に発色してくれるので自然によく映えます。
遠くから見ると芝生と同化しています。さすがアンモボックスといわんばかりのステルス性能。
肉眼で見るとよくわかるのですがレンズを通すと見えにくくなりますね。これが戦時中に使われたかもしれない道具の神髄か!
荷物の出し入れもとても楽で、普通の収納ボックスでよくあるロック解除に手間取る煩わしさはありません。
天板と本体の間に物をかませば開きっぱなしにも出来ます。
夜は写真映え要員確定。
ヴィンテージの渋さとミリタリーの男らしさが合わさりシャッターを押す指が止まりません。
ランタンの仄かな明るさに照らされるくらいが一番映えるかも。
写真映えするのが正面からだけでなく、側方からは無骨なギア感が全面に出てきます。
ここまでかっこいいとアンモボックス収集家になっても良いレベル。
良い所、悪い所
それでは『デンマーク軍アンモボックス』の総評といきましょう
良い所
・最高の外見
正直良い所は外見の良さのみ。もっと使いやすい収納ボックスはありますし、価格も抑えられます。
それでも僕はこのアンモボックスに大満足です。ランタンのようにじっと見続けられるかっこよさと、これからの経年劣化も楽しめる相棒のような存在。
ヴィンテージ品の良さは好きな人しかわかりません。それに対して理解してほしい訳でもないし、ただ自分が満足できれば良いのです。
悪い所
・高い
・重い
・汚い
「い」の三段活用がデメリット。
まず価格に関してはこのアンモボックス一つで無印良品の頑丈ボックスが3個も買えます。収納力も耐久性も耐水性もほとんどの分野で負けています。
アンモボックスも頑丈に作られていますが素材が木材なので何も入れなくても重い。最近の軽量頑丈な技術力の優秀さに気づかされます。
そしてヴィンテージ品なので擦れ、汚れ等はこれでもかというくらいあります。
これらを聞いて「こんなの買う人いるの?」と思うか「それでも欲しい!」と思うかは人それぞれ。
最後に・・・
メリットで書いた通り僕は大満足しています。
数年前の僕なら絶対買っていないでしょう。兄がファイヤーキングのジェダイを購入した時は値段の高さに「もったいない」と言った事もあります。
それが今や効率性より自己満足が先行する人間となりました。成長したのか退化したのか今後の自分の進化が楽しみです。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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