自分のキャンプ道具の中で唯一持っていないウォータージャグ。ほぼソロキャンの僕には1.5Lのペットボトルで十分なのですが、あると嬉しい道具ではあります。
そんな訳でよく名前を聞く『ミンテージ』のウォータージャグを購入。
こちらの良い所、悪い所をまとめてみました。率直にいうと微妙でした。
ウォータージャグの種類
キャンプ以外でもスポーツや家庭でも使用できるジャグは大きく2種類に分けられます。
ハードタイプ
名前の通り硬い素材で作られている頑丈なジャグです。
安定力、保冷力に優れる物が多いのが特徴で、畳めないので収納面や携帯性は劣ります。
昔部活動やスポーツサークルでベンチに置いてあった記憶が蘇ります。
ソフトタイプ
ハードと比べ袋タイプや蛇腹タイプのような折りたためる柔らかい素材で作られているジャグです。
畳めるので持ち運びが楽ですがデザインがチープに見えがちです。
機能性や耐久性を重視するならハードタイプ、携帯性や収納性を重視するならソフトタイプと選んだ方が良いです。
商品紹介
僕が購入したのはハードタイプになる『ミンテージ』のジャグです。
ミンテージはステンレス鋼業界で30年以上の経験を持つインドのブランド。右上にヒンディー語が書かれていますね。
ステンレス素材だと経年劣化も楽しめるので以前から気になっていた道具でした。
開封してみると正面に見えるミンテージのロゴ。
大きさは一番小さい5Lのジャグを購入しました。他に価格は上がりますが10L、15Lも選択できます。
サイズは高さ約21cm、直径約18cm、外周約58cmで実物を見ると思いのほか小さく感じます。
蓋は上から被せるだけの物なので水を入れた状態での持ち運びは気を付ける必要があります。
この蓋なのでハードタイプなのに強みのはずの保冷力、保温力はほぼないという事になります。
二重構造で保冷、保温力の強いミンテージジャグもあるので、気になる方はそちらが良いと思います。
他の方のレビューで気になっていたのが細かい部位の雑さ。
まずは取っ手の部分。謎の汚れが目立っています。取っ手の青部分もバリがあってザラザラします。
写真では見えにくいですが本体にも横長の溶接痕のようなものが見られます。
他にはジャグ内部が汚れていたりと雑さ、粗さは各所にあります。この程度なら僕は気になりませんが、綺麗なものを想像している方はちょっとダメかも。
蛇口は別に入っています。
紹介欄に掲載してあった写真のようなパッキンがないと思って探し回りましたが・・・
全部蛇口に固定してあっただけでした。
右下の黒いねじ回しで外すとこれだけパーツがあります。
正直これらも粗い所や欠損がみられて安心性は皆無。う~ん、大丈夫かこれ?
楽天の紹介欄に掲載してあった写真通りに蛇口を取り付けてみました。
見た目は良いんですよね。おしゃれ。
金属部分がむき出しになるので綺麗に洗う事をおすすめします。
そうでなくてもなんか汚れている気がしたので絶対洗った方がいい。
本体の口が広いのでとても洗いやすいです。
キャンプで使用する前に水を入れて試してみました。
満タンまで水を入れるとけっこうな重さになります。ソロで使う分には十分すぎる水の量です。
蛇口をひねるとちゃんと水がでました。
ひとまず安心。
ですが、恐れていた水漏れは起きました。
蛇口ではなくジャグとの接合部から漏れだします。
ドバドバでる訳でなく3秒に1滴くらいの頻度で出ます。一度外して付け直しましたが変わらず。
ジャグ本体の水量が少ないと水滴の垂れる速度は遅くなりますが一向に水漏れは収まらず。
他のジャグのレビューでも水漏れ問題はよく見られたのでしょうがないと諦めた方がよいかもしれません。
実際にキャンプで使ってみた
『神石高原ティアガルテン』でのキャンプで使ってみました。
この日はサーカスTCに薪ストーブをインストールしてぬくぬく引き籠りキャンプ。
炊事場まで遠い所だったので水くみが大変でした。
ジャグは椅子の後ろのハイランダーラックの上に置いています。
調理しながらでも手が届く場所にあると良さそう。
ジャグ用のテーブルに単独で置いてもよさそうですがラックの直上で他の道具と揃えても映えますね。
右下には保険で持ってきた飲み水用ペットボトル。
水自体は問題なく出るのでこれはとても便利。
ペットボトルだと自分で開けて注ぐ必要がありますし何より見た目がよくないです。
出来る限り生活感を出したくなければウォータージャグはうってつけ。
やはり問題は水漏れすること・・・。
キャンプ場でも漏れまくってました。ティッシュやキッチンペーパーを置いていても数十秒後にはびしょ濡れになるレベル。
この日はコップをジャグの下の段に置いて水受けにしていました。
体験した事ないけど家の雨漏りを防いでいる気分。
ステンレスの見た目は本当に良いです。そう、見た目だけは・・・。
他のステンレス道具と合わせても写真映えします。
良い所、悪い所
最後に『ミンテージ ウォータージャグ』の総評といきましょう!
良い所
・映えるステンレス製
・ソロでは十分な貯水量
・低価格
最近僕がよく行っているキャンプ場は炊事場から遠く、いちいち水を汲みにいくのは面倒です。そんな水を手元に置いとけるのは安心します。
あとは何といっても映えるステンレスの外見。レトロで無骨なデザインはとても気に入っています。
他の方でステッカーを貼ってオシャレにカスタマイズされているのを見た事があります。
そんなミンテージジャグでも5Lは1万円を大きく下回る価格でとても良心的です。
悪い所
・水漏れ
・保冷、保温力ほぼなし
・持ち運び注意
・場所を取る
ちゃんと蛇口をはめれば水漏れはしないらしいですが難しい。というか最初からパッキンが一部欠けていたので無理な気がします。
見映えや水漏れ防止から他社のビールサーバー蛇口に変えている方が多数おられたので僕もそうしようかと思います。
AMAZONや楽天のミンテージジャグを開いた時に「一緒に買われている商品」でこの蛇口がほぼ出てくるので同じ悩みを抱えている方が多いのでしょう。
保冷、保温力は諦めましょう。ただの水入れです。原因の蓋はすぐに外れるので使いやすさは抜群ですが水を入れすぎると持ち運ぶ際にこぼれます。
これらはこのウォータージャグを購入する上で頭に入れた方が良いデメリットです。
あとはハードタイプの特徴で収納はとてもしにくく、キャンプで持って行く際はとても邪魔です。
僕は他に小物しか入れない登山ザックに何とかいれて持って行っています。
最後に・・・
水漏れなどのデメリットがあっても価格に合った商品だと思います。
これが1万円を越えても水漏れ等起きるようなら速攻返却しますね。
プラスチック製のジャグなどの蛇口が最初から一体化しているジャグの方が購入する上では一番安心。
ただミンテージの見栄えは本当に良いと思います。
今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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