どうも!しろだんごです!
遂にニート期間が終わり、仕事に追われる日々です。
今回はニート期間の最後に行った山梨、静岡、愛知旅行の富士山登山について書いていこうと思います。
暇な時間が多い割には遠出する機会が少なかったので最後の思い出を作りに行きました。
旅行に行く前どこに行くか悩みまくりました。それは日本アルプスにいくか富士山に行くかです。
最終的には『一生に一回は日本一の山登りたいよね』という事で今回の旅行が決定しました。
ルートとしては一番有名な富士吉田ルートから登り『七合目トモエ館』で一泊、2日目の深夜3時くらいから登り山頂に到着する予定です。
七合目トモエ館→ https://tomoekan.com/
富士吉田ルート→http://www.fujisan-climb.jp/trails/yoshida/index.html
久しぶりの遠出でテンション上がりまくってましたが、まさかあんなことになるとは・・・。
43枚の写真と共に振り返っていきます。
↓忍野八海もどうぞ↓
↓新倉山浅間公園もどうぞ↓
↓掛川花鳥園もどうぞ↓
↓サツキとメイの家もどうぞ↓
今回も写真映えするよう気合を入れて撮りました。
カメラ→SONY α7 III
レンズ→キットレンズ
目次
いざ、日本一の山へ!
僕が住んでいる広島県から目的地である「富士山パーキング」までGoogleナビだと7時間24分。もちろん車で行くので、今までの運転最長記録更新です。
とはいっても、一人で運転するわけではなく、約3時間を彼女と交代しながら向かいます。
煽り運転事件のあった東名高速なども通っていきました。早朝ながら車が多く、一般高速道と違い速度を120kmまで引き上げている区間があったりと怖い。
旅行テンションで眠気は全くなく運転できたのは良かった、帰りはどうなる事やら。
途中サービスエリアで休憩。天気予報が曇り後雨の予報だったので心配だったのですが案外大丈夫そう・・・とこの時は安堵していました。
そして富士山に近づいてきましたが、富士山一向に見えず!!
本来であればこのサービスエリアから見えるらしい。少し待ったり、角度を変えて見たりしましたが見えない。
運転中チラ見えしたのですが、それっきり富士山は現れません、この恥ずかしがりやめ!
さらに近づき富士吉田市にあるモンベルに到着。
さすがに3000m級になると寒さが怖いので、行動着用のフリースと夜間に登る事になるのでヘッドライトを購入。
あとは雨対策に彼女のザックカバーも買いました。僕のザックは元々ついているので良かった。
ザックカバーが備わっている事に今回で初めて気づきました。雨に登る事なんてなかったから少し楽しみな僕がいる。
こちらからはやっと富士山が見えました!!
案外天気は良いので何とかなりそう。
富士山パーキングに到着。色々準備はしたしあとは登るだけ!
ここからバスで五合目まで移動し、本日の宿泊先であるトモエ館を目指します。
今回のような時期によって五合目まで行ける富士スバルラインという有料道路を一般車両は通れなくなるので、バスで行くしかないんですよね。
富士山は他にもルートがあるので行く前に必ずHPなどで確認を!
バスに揺られる事30分、五合目に到着。
まず一言、「中国人観光客めちゃくちゃ多い」、日本人いる?と思うくらい彼らの言葉しか聞こえてきません。ここは日本だよね?
五合目はお土産屋さんなどの売店が多いので富士山を登らなくても楽しめそう。富士山が間近に見れるしね。
さあ僕らは気にせず登っていきます。
すれ違う人は観光客の方が多いです。登山者もいるのですが外国人ばかり。中にはシャツ、ジーパン、クロックスで登ろうとしている人も。
日本で一番メジャーな山だからこそ色んな人がいるんですね。登山する時は最低限登山靴くらい買えばいいのに。
登山口までは少し歩きます。道中は道が広くとても歩きやすいです。
砂地なので靴カバーとかあったほうがいいかも。
下界を見てみると天気わっるい。
これが晴天だったらな~と嘆きながら進みます。
やっと登山道に着きました。
今から登るのにやけに下るので本当に合っているか気になっていました。
運動会の日に体操服で登校していると他の同級生が同じように体操服で行っているか心配になるやつと同じ。
少し登り六合目に到着。
人は多いけど休日程ではないそう。シーズンによっては登山道が人で溢れかえっているらしい。
入山料を求められますが任意との事。1,000円で安いので支払うと木で作られた『富士山保全協力者証』とパンフレットをもらえます。
かわいいデザインでとても気に入ったのでザックに結んでいます。
ですがパンフレットがなぜか中国語!!
おいおい、いくら僕の顔が薄めだからってあちらの人と間違えてもらっちゃあ困るぜ!とジョジョ風に思いましたが、本当に間違えたのだったらおもしろいのでそのまま脳内保存。
気を取り直して六合目から登っていると天気が良くなってきました。
まだ雲の層が厚めですが陽の光が入ると大分違います。
ここいらで色々記念撮影。
彼女の髪を見てわかるように風はとても強いです。学校の校庭でよく起こるように砂が舞いまくってます。
富士山は五合目以降は森林限界となるので遮るものがなく風が吹きっぱなし。
α7Ⅲは防塵ではないので風が強まると瞬時に懐に隠します。カメラを持っていかれる方は気を付けて。
30Lの僕のザックはパンパンで、今までで一番重い。
こうなると50L以上のザックが欲しいと思ってしまい、さらにテント泊の為に登山用テントなども欲しくなってしまう。
やれやれ、物欲とは恐ろしい物です。
山頂付近はまだ天気悪そう。
こんな所から木々の邪魔がなく上が見える山は初めて。目的地が見えるので気持ち楽です。
六合目以降の登山道はこんな感じ。
相変わらず道幅は広く、傾斜は緩いのでとても登りやすい。
砂からカメラを守りながら写真撮影しているとすぐに七合目付近まで着きました。
ここからは道幅が少し狭くなり岩場が増えます。
山小屋到着
そして今回泊まるトモエ館に到着。
初めての山小屋なのでとても楽しみ。値段は高かったのは痛いけど個室が取れたのは良かった。
中でチェックインと山小屋内の説明を聞きます。
狭いですが、売店もあり食事も可能。写真奥が雑魚寝ゾーンで循環式のトイレもあります。
トイレはしょがないのですが臭いもあり汚いです。繁忙期にはどんな事になるのやら考えただけでおぞましい。
個室といっても壁とカーテンに囲まれているだけなので、他の人の声は丸聞こえです。
上と下で部屋が選べたので外が良く見える上にしました。
階段が垂直なので中々登りにくい。下の部屋は結局人が入らなかったので上で伸び伸び過ごせました。
中は一般家庭のお父さんの匂いがする枕と毛布があります。
コンセントもあるので充電し放題。小窓があり、人が多い時はここから日の出を見る事もできるのだとか。
一通り説明を聞いたところで外で写真撮影タイムです。
ちょうど晴れてきたのでシャッターを押す指が止まりません。
七合目とはいえ2740mもあるので下界は雲海が広がりとても綺麗。
これが晴天だったらな~と考える二回目。
下に広がっているのは有名な樹海でしょうか?
地理に疎すぎて奥に見える町が何なのかすらわからない。
山小屋前のベンチが良い味だしてます。
奥の雲海と比べ非日常感が味わえます。
時刻は5時くらい。彼女は寒いといい小屋内に籠っていましたが、地上から2700mの位置から写真を撮る事なんて滅多にないので撮りまくります。
あと僕はそこまで寒くなかったのでテンションは最上級に達しています。これもモンベルのフリースのおかげ。
雲の上部に日がさしており幻想的。
奥にピントを合わしているので手前の富士山が真っ黒。
6時になり夕食の時間。
個室に泊る人は夕食と翌日の朝食用のお弁当も出ます。
地上で食べるとそこまでおいしくないんだろうけど山小屋では格別。キャンプ飯と同じですね。
小屋の方に聞いたところ明日の天気はとても悪いらしい。風速も台風並みなのだとか。ここまで来たら神頼みだ。
ご飯を食べて外に出ると日が沈みかけていました。
富士山の近くに住んでいる人は毎日この雄大な山を見て生活していると思うと羨ましすぎる。
さすがに暗くなりすぎていたのでシャッタースピードを落としてパシャリ。
夕焼けと夜景、青空が一緒に撮れたような写真が撮れました。自分でもどうなってるかわからない景色。
そんな景色も撮り終わり、翌日3時起きなので早めに床に入ります。
おやすみなさい・・・・・
・・・・じゃなーい、眠れない!!
まず富士山登山によるテンション爆上げ状態なのでなかなか眠れません。キャンプだと熟睡するのですが、瞼を閉じても眠れる気がしません。
あと山小屋のスタッフや登山客の声がうるさい。スタッフの方はこれが日常なので慣れているのでしょう。だがこちらは初めてだ、静かにしてほしい。
まあホテルとは大きく違うのでしょうがないのですが、もうちょっと気遣ってほしいな。例えば9時以降は消灯するとかさ。
夜間登山決行
そして時刻は12時。おそらく僕は2時間程度は眠れましたがまた起きました。
彼女も起きていたので思い切って今から登る事に。
テンション爆上げ効果で全く睡魔が襲ってきません。
小屋内でもらった朝食をいただき準備に取り掛かります。
さらば、トモエ館。
本当に眠れなかった思い出しかないけどありがとうございました。
道中は岩場が続きます。
山小屋周囲以外だと街灯なんて無いので僕のヘッドライトと100均で買った自転車用ライトで照らしながら登っていきます。
この自転車用ライトが意外に使える。元は僕の自転車につけていたのですが、持ってきておいて良かった。
そんなこんなで色々な山小屋を通りすぎ八合目に到着。
夜に登山なんて今後もあるかどうかわからないので爆上げテンション維持しています。
問題は天気がとても悪い。
登れば登るほど霧雨が増したり、立ち止まり踏ん張らないといけないくらいの突風が吹きます。
正直身の危険を感じるレベルです。この辺からカメラの故障が怖かったのでスマフォで撮っていきます。
雨、風に耐え本八合目まで来ました。
汚い画質ですいません。これは僕のカメラの問題もありますが天候の影響がとても強いです。
雨も身体を打ち付けるように降ってきます、そして時々くる突風のおかげでさらに強力になって襲ってくるのです。
他の登山者の方も頑張って登りますが、ここらで悪い情報が。
「危険すぎるから山頂までいけないらしいよ」と山小屋の方が言われていました。何でも警備の方が山頂までの道を止めているらしい。
まあ確かにさっきからどんどん人が降りてくるし、その中の外国人が「上はダメだったぜ、早く一緒に降りようぜ」みたいなジェスチャーを僕にしてきたりと予感はしてました。
諦めきれずに少し待っていましたが、ここが今日の限界のよう。
決定的なのが寒さでした。ヒートテック2枚、登山用長袖服1枚、フリース、レインウェアを着込んでいてもガチガチ震えるくらい寒いです。
中で高いおしるこを飲んでから下山を開始します。天気が悪くても頂上まで何とかいってすぐに帰るくらいの考えだったのですが、止められているのならしょうがない。
あとカメラが心配!!
確認できたらいいのですがザックが雨で濡れていて、十分に荷物を広げる空間もなく、山小屋の人に早く出ていけと言われるので無理でした。
こうなったら早く下山してカメラを確認して山梨、静岡を楽しむ!
何とか六合目付近まで辿り着きました。カメラは全く濡れていなく無事でした。良かった。
この写真からわかるように天気は最悪です。あの時に下りる判断をしたのは正解でした。
あれからまさに台風の中にいるような大雨、強風で他のツアーで来ていた集団も緊急で下りていきました。
僕らは強風が来たら身を寄せて固まり、二人で足元を照らし合いながら協力しながら下りました。そのおかげか死線を共にした戦友のような雰囲気に。
この後、五合目まで下りびしょ濡れのままバスに乗り駐車場で服を絞って、温泉にいきました。
バスは濡れないように座席にシートを敷いていたり、濡れたせいでインクが染みてほぼ見えないバス券でも乗車を許可してくれたりと親切でした。
帰りは登山靴の中まで浸入した水が体温で温められて動くたびにガッポガッポなるのが気持ち悪かったです。
温泉は早朝だったのでほとんど営業してなかったのですが、「ふじやま温泉」のみ開いていました。しかも早朝割として700円で入れたのは良かった。
明らかに僕らみたいな登山客だらけだったので有名な温泉なのでしょう。
ふじやま温泉→https://www.fujiyamaonsen.jp/
感想
富士山山頂まで行けなかったのはとても悔しいですが、天候最悪の時の富士山に登れたと思えばあながち悪い体験ではなかったかなと思います。
恐怖を感じる程悪天候で登る事なんて滅多にない。生きている実感が出来て下りた後の日常に違和感を覚える程大変だったので記憶には刻まれました。
次は何年後になるかわかりませんが、もう一回富士山にはチャレンジします。次こそは晴天の日にね。
それではみなさんも良い登山ライフを!!