僕が現在使っているランタンは『UCOキャンドルランタン』、『フュアーハンドランタン』、『Coleman モデル288A アジャスタブル 』、『GENTOS エクスプローラー』の4種類。
各々キャンドル、ガソリン、灯油、乾電池と全く違う燃料で点灯します。
これらのランタンのメリット、デメリットを実際に使用してみた感想を含めてまとめてみました。
ガソリンランタン
燃料:ホワイトガソリン(一部ガソリンあり)
その他必要な物:マントル、メンテナンス道具
メリット
1.メインランタンになる大光量
一番の魅力は他のランタンとは比べ物にならない光量です。
こちらでも紹介していますがこのランタンを使い始めてから夜間の写真撮影がとても楽になりました。
キャンプ中に僕は映画を見たり、本を読んだり、ガンプラを作ったりするので余計に明るさは欲しい所です。
雰囲気を楽しむためにしっとりと照らすランタンも良いですが、大光量のランタンでキャンプを明るく照らすのも大事な要素だと思います。
2.雰囲気最高の暖かい光
大光量の光なんてLEDでも出せそうですが、LEDではキャンプ映えしません。
ガソリンを燃やして出来る本物の光には勝てない、そんな魅力がガソリンランタンにはあると思います。
こればかりは実際に使ってみないとわからない。
あとガソリンランタンの点灯中に聞こえる「シュー」という音が好き。
3.いくら年月が経っても使える頑丈さ
僕が使用しているランタンはColeman モデル288A アジャスタブルという約26年前(現在R2.4)に父が購入した物ですが、長らく倉庫に閉まってありました。
それを修理して20年の時を越えて使っているのですが、問題なく使用できています。このタフネスはさすがコールマンといった所です。
修理といってもタンク内の洗浄とオイルを差しただけです。
デメリット
1.ランニングコストの悪さ
そんなガソリンランタンですが他のランタンと比べて使用するのに一番お金がかかります。
一番安い物でAMAZONでコールマン エコクリーン 1Lが約1500円(R2.4)くらいですが、ガソリンランタンの1Lはすぐになくなると思います。
他のランタンと違いメインランタンとして長時間使用するのでガソリンの消費量は多いです。なので購入される時は多めに買われる事をおすすめします。多めに買った方が安いですし。
僕は純正のコールマン エコクリーン 4Lより安いガレージ ゼロ ホワイトガソリン 4L×2をよく購入しています。
もう一つの消耗品のマントルも他社品の安い大王マントルを使っています。
2.定期的なメンテナンス
先ほどメリットに挙げた「頑丈さ」をキープするにはメンテナンスは必要です。
あまりお金はかけたくない僕でもキャンプ後には簡単に点検しています。
購入した道具はコールマン スーパーレンチ、ガレージ・ゼロ ポンピングオイルの二つ。
レンチは買っておいて損はないです。ランタンを分解する上で回すボルトなど全てに噛み合うように出来ているので何かあった時に安心。
オイルは名前の通りポンピングを滑らかに動かす為に適宜必要です。
ポンピングしてもスカスカだったり、引っ掛かる感じがある場合はとりあえず差します。
ポンプカップが小さくなっている可能性もありますが、大抵はオイルを差せば直ります。
3.子供がいると危ない可能性あり
ガソリンランタンの点灯中は上部の傘のようなベンチレーター部が特に熱くなります。
グローブやマントルに目が行きがちなので熱い事に気づかない事が多く、手が当たり火傷する事がよくあります。
現に僕も使い始めた最初の方と、ガソリンランタンを初めて見た友達が火傷しました。
ガソリンを燃やして点灯しているのを忘れない事が大事です。
ガソリンランタンはメインランタンとして使うと思うのでランタンフックに掛ける事が多いと思います。
そこでよく起きるのがスタンドに当たりランタンが転倒する事故。
打ち込み式のUJack ハンマーランタンスタンドなどだと安定していますが、僕の持っているキャプテンスタッグ ランタンスタンドのような三脚スタンドだと倒れる可能性が高いので危険。
僕も何度か吊るしているガソリンランタンが倒れそうになった事があります。
なのでお子さんと行くときは転倒に注意して打ち込み式のランタンスタンドがおすすめ。
せっかく楽しいキャンプで一生残る火傷がつくと悲しいです・・・。
灯油ランタン
燃料:灯油
その他必要な物:替え芯、ろうと(100均)
メリット
1.コスパ最強
灯油ランタンといったら圧倒的な燃焼時間の長さです。
ペトロマックス HK500のような大型の物だとガソリンランタンと同じ8時間程度ですが、僕の持っているフュアーハンドランタンだと340mlで20時間も点灯します。
これにはとても助かっています。
いつもガソリンランタンと同じ時間帯に点灯してテーブルランタンとして使用しているのですが、キャンプ後に灯油を確認するとだいたい残っています。
このコスパの良さはとても大きい。
2.メンテナンスがほぼ不要
ガソリンランタンでは定期的なメンテナンスが必要と言いましたが、この灯油ランタンはほぼメンテナンスがいりません。特殊な工具も必要ないです。
正直僕は購入してから全く手入れしていません。やるとしてもホヤ部の清掃くらいでしょうか。
そろそろ点火する芯を交換しようと思っているくらい。 購入してから約1年以上は経過しているんですがね・・・。とても長持ち。
ちなみに灯油はスターパラフィンオイル 1Lを使用しています。ガソリンスタンドなどに売っている灯油でも点火しますが臭いがきついそうです。
なので緊急時以外で使用する際は専用の灯油がおすすめ。中には防虫効果のある灯油もあるようです。
3.簡単に使える
「ちょっと暗くなってきたな~」と思ったらホヤを上げてマッチで芯に火をつけるだけ。たった数秒で点火できます。
火の調整もバルブを捻るだけ。何の難しさもなくランタンの良い雰囲気を楽しめます。
ガソリンランタンの儀式のような点火も好きですが、失敗する事もありますし、時間は確実にかかります。
本体は軽いので持ち運びも楽で、ホヤに気を付ければ少し雑に扱っても大丈夫です。
デメリット
1.明るさ不足
扱いやすさ、コスパの良さは最高ですが、光源として用いるには力不足です。
メインランタンとしては使えないので、テーブルランタン、トイレに行くまでの持ち運び用ランタンとして使うのをおすすめします。
逆を言えば光りすぎないのでゆっくりランタンの火を眺めながらしとしとお酒を飲む方にはとても良いと思います。
2.灯油の漏れ
灯油がタンク内に残っている状態だと移動中など本体が傾いた時に注油口から灯油が漏れる事があります。
AMAZONのレビューでもこのフュアーハンドランタンのようなランタンは灯油が漏れるという記載が多々ありました。
その為市販されているパッキンを購入して漏れを防いでいる人が多いです。
僕は灯油を抜いている状態で漏れた事がないので、移動中は抜いておいてキャンプ場についてから灯油を入れています。
灯油はガソリンと違い気化しないので給油している時に手に付着する事がよくあります。移動中の漏れとかよりこっちの方が嫌。
キャンドルランタン
燃料:キャンドル or ミニランタン
その他必要な物:バーナー
メリット
1.超軽量&即使用可能
キャンドルランタンで一番有名なのがUCO キャンドルランタンではないでしょうか?
このランタンは本体が小さく、使う燃料もキャンドルなのでとても軽いです。畳んだ状態でボックスの中に入れているとちょっと探すレベル。
ポケットに入れて持って行く事も出来るので携帯性はとても良いです。
UCOの中でキャンドリアなるキャンドルが3本収納できるランタンもありますが、こちらも600gと軽いのでキャンドルランタンは全体を通して持ち運びやすいランタンが多いです。
燃料は勿論キャンドルなのでマッチで火をつけるだけ。他のランタンのような液体燃料を扱う事はないのでとても簡単です。
2.雰囲気作りのスペシャリスト
最近はスノーピークのノクターンやコールマンのルミエールランタンなどテーブル上で使用するランタンが人気です。
横に置いたテーブルの上にゆらめく炎を眺めながら晩酌。とても良いですね。
このキャンドルランタンはそんな雰囲気を全開に出してくれます。一段階オシャレキャンプ度が上がったような気さえしてきます。
個人的には雰囲気の良さだけでいえば他のランタン系と比べて一線を画していると思っています。
フックがついているので吊るす事も出来るのですが、テーブル上で眺めるのがおすすめ。
デメリット
1.キャンドルが本当に扱いにくい
これが一番キャンドルランタンで最悪な所です。
詳しくはこちらで書いていますが、僕は今現在UCO キャンドルランタンはほとんどは使用していません。
理由はキャンドルのロウ垂れと純正品の高さ、そしてランタンなのに点火してからの持ち運びがとてもしにくい所です。
少し動かそうとしたら溶けたロウが飛び散ってホヤに付着。ロウは白いのでとても目立ちます。
なので動かす際は慎重に扱う必要があります。
メリットでも書いたようにコンパクトさが良い点だと思っているのに、点火してからの動かしにくさがメリットをかき消してます。
中にはそのキャンドルの扱いにくさ、純正品の高さからオイル化にしている方がおられたので僕も参考にして真似してみましたが・・・
炎が違うんですよね。やはりオイル化にすると先ほどのフュアーハンドランタンと同じ形状の炎なんです。火力が強い為かとても残念。
使えればいいじゃんという方であれば良いですが、僕はとても気になります。
雰囲気、持ち運びのよさをぶち壊されるとこのランタンには何も残りません。改善が必要だな。
結構このキャンドルランタンに関してはボロクソに書いてますが雰囲気は本当に良いんですよ!!
LEDランタン
燃料:乾電池
他に必要な物:なし
メリット
1.圧倒的扱いやすさ
今までのランタンは全て固形燃料か液体燃料が必要でした。
LEDランタンは乾電池です。何も言う事がないくらい扱いやすい。
熱くないですし、点灯もボタンをポチっとするだけ、調光も細かく調整可能、本当に最高ですね。
一番最初に購入したランタンがこのGENTOSエクスプローラーでした。他サイト様で初心者はLEDランタン!と説明されていたからです。
その後ガソリンランタンや灯油ランタンの魅力には勝てず即浮気しました。
合計4種類のランタンでテント内で一番安全に使えるのはLEDランタンだけです。
テント上部のベンチレーション付近にガソリンランタンを掛けようものならたちまちテントが燃えてなくなります。
いくらランタンがあっても結局はLEDランタンに帰ってくるそんな実家のような安心感があります。
2.豊富な種類
僕が使っているメインランタンとしても使える物から、とてもコンパクトな物、ソーラー充電可能な物、雰囲気重視の物などなど大量にあります。
その為自分に合ったランタンを細かく選択する事が出来ます。オイル系ランタンは怪しい中華性ランタン以外は大手しかないですからね。
最近のオシャレキャンパーの中ではBAREBONESがとても人気ですね。キャンプ場でも使用されている方をよく見かけます。
ガソリンランタンに魅了されている僕も惹かれてしまう。
キャンプ人気が右肩上がりな現在、これからLEDランタンの幅がとても広がっていくと思います。
デメリット
1.雰囲気はやや劣る
これはしょうがないのですが、個人的にオイル系ランタンと比べると雰囲気は出にくいと思います。
オイル系ランタンは本物の火です。LEDはどうあがいても人工光。その差は大きい。
僕のLEDランタンは暖色モードがあり、光の色味などは灯油ランタンなどとそっくりなのですが雰囲気負けしてしまいます。
光色や光量というより外見的な雰囲気の差といった方が近いかと思います。
あとキャンプをしているとどこかで必ずガソリンランタンや灯油ランタンは目にします。するといつの間にかAMAZONでポチっているんです。
ただキャンプするだとLEDランタンが一番効率的だと思います。ですが、オイル系ランタンの魅力は凄まじい。
僕も最初は「お金かかるしLEDでいいや」と思っていました。そこから「コスパの良い灯油ランタンくらいならいいだろ」と変わり、最終的に「ガソリンランタン使ってみたいな」と進化していきます。
突き詰めるとガソリンランタンにいってしまうと思います。これは本当に個人的な考え
です。
2.勝手に点灯している
これはGENTOSエクスプローラーあるあるなのですが、ボックスの中に入れているといつの間にか点灯している事が多々あります。
1日経ってからボックスを開けて点いていた時の衝撃といったら、実家の帰省から帰ってきた時に冷房がついていた時くらいの衝撃です。
点灯ボタンが突出しているので何かの拍子に押されて点いてしまうのだと思います。
これはLEDだけですね。さすがに他のオイル系ランタンが勝手に点くことはないでしょう。
電池の無駄使いには注意。
おすすめランキング
1位
ガソリンランタン
ランニングコストの悪さ、メンテナンスの面倒くささはありますが一番点灯した時にテンションが上がるのがガソリンランタンです。
いかにもキャンプしてるな~!という気持ちになります。
ガソリンランタンの選択としては、新しい物を購入するか、ヴィンテージに走るかは自由。
メルカリで安くて8000円程度で売られています。ヴィンテージ物だと最低2万円はかかります。
限定のシーズンズランタンだと4万以上は確実。このガソリンランタン一つでキャンプスタイルが決まると言っても過言ではないくらい重要なファクターになっていると思います。
有名な所でいうとコールマン一択です。オーソドックスなワンマントルランタン 286Aや、点火装置付きのノーススター2000ランタンなどがあります。
2位
LEDランタン
キャンプ初心者でも慣れた人でも常に使えるのがLEDランタンです。
キャンプをする上で一つでも持っておいた方がなにかと便利。
火器ではないのでテント内で使えますし、お子さんがいるファミリーキャンプでは火傷する恐れのないLEDランタンがは必須ではないでしょうか?
2000円台から十分使える物が多いので、もしキャンプに飽きてもリスクは少ないです。
有名な所でいうとGENTOS(ジェントス)や見映えするベアボーンズ(Barebones)があります。
3位
灯油ランタン
ガソリンランタンは大変そう、LEDランタンには飽きたなという人におすすめ。
キャンプ映えする外観と適度な光量はさらなるキャンプ沼に引きずり込んでいく事でしょう。
僕は最初ガソリンランタンは面倒くさそうだったので欲しくなかったですが、この灯油ランタンを購入して使っていると段々と欲が増していきました。
ガソリンランタンを手にしてからもテーブル上のサブランタンや夜間散歩する際の持ち運び用ランタンとしてよく使っています。
安い物で3000~4000円と比較的安価に購入できるのも魅力の一つ。
有名な所でいうとFEUERHAND(フュアーハンド)、デイツ社(DIETZ)の中型サイズや、ガソリンランタンに負けない大光量のPETROMAX(ペトロマックス)の大型サイズがあります。
4位
キャンドルランタン
雰囲気だけを重視したい方はキャンドルランタンがおすすめ。
キャンドルのロウが曲者なのでメンテナンスが面倒くさい人は絶対に買わない方が良い。
雰囲気は全ランタンの中で最高だと思います。
安い物で1000円台からありますが、有名なUCO(ユーコ)を購入する方が大多数だと思うので3000~4000円程度かかります。ヴィンテージ物も多いので気になる方は要チェック。
最近はPETROMAX キャンドルライト、snow peak キャンドルホルダー ゆきなど固形燃料を使った物もあります。
最後に・・・
ランタンはキャンプに必須な道具だからこそ拘りたいですね。
今気になっているランタンは、コールマンのルミエールランタン インディゴとソトのプラチナランタンです。
おそらくルミエールは買う。プラチナランタンは高いのでお金に余裕があればですね。
両方ともまだ持っていないガスランタンなので、これで購入したら全ランタン揃いますね。とても楽しみ。
最近は自分のキャンプスタイルが迷走中なので、一度整理する必要がありそうです。
木製で揃えるか、金属か、ヴィンテージか・・・。
それでは本日はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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