先日、広島県府中市にある「羽高湖森林公園キャンプ場」でキャンプをしてきました。
前回から2週間後という短いスパンでのキャンプです。なぜかというとやはり『薪ストーブ』を導入したから。
そして今回は想定外の偽雪中キャンプとなりましたが、新鮮でとてつもなく楽しかったです。
合計38枚の写真と共に振り返ります。
↓YouTube動画はこちら↓
【ソロキャンプ】薪ストーブと疑似雪中キャンプ 羽高湖森林公園キャンプ場
カメラ→SONY α7 III
目次
羽高湖森林公園キャンプ場紹介
市の西北部、標高500メートルの羽高湖を中心に、野外ステージ(サン・ステージ羽高湖)やキャンプ場を備え、春は桜(市の木)の名所として親しまれています。 隣接する『府中市羽高湖サン・スポーツランド』には、テニスコート(照明設備有)・多目的グラウンド等が備えられています。
住所:広島県府中市諸毛町二反田3000番地
定休日:水曜(水曜日が祝日の場合はその翌日)12月29日~翌年1月3日まで
料金:テント持ち込み1泊 550円
また来てしまった・・・
相川らず極狭の道路を通り何とか辿り着きました。
2週間前と比べ気温は低く、事前の天気予報だと氷点下まで下がるそう。
写真は前回紹介していなかった管理棟です。キャンプ場使用の手続きを行い早速テントを張りに行きます。
管理人さんが言うには今日は多いそう。29張り張れる所20張予約があるとの事。
今回は湖畔沿いに張りたいな~。
と思っていましたが、まさかの前回と全く同じ場所。
ここは人気ないのかな?以前は横にコールマンテントのカップルがいましたが、今回はダブルサーカスTCの男性2人組がいました。
他の場所は満員で、一番広い所はGO OUTとかの雑誌でしか見た事ないような高級テントばかり。
一番驚いたのはTac.フィールド6.0ですね。ノルディスクはよく見るのですが、初めて見た。間近で見るとやはり大きい。欲しいけどお金ない!
そんな方達を見ながら僕は冬キャンといえば安定のノースイーグルのワンポールテント300。
カビ大量発生から7割方復活したテントです。今回が復帰戦。
白い跡が残ってしまいましたが張るのは問題なく可能です。
カビ退治が意外に難航してしまったので前回はパップフーテントでキャンプしましたが、さすがに今日氷点下まで下がると聞いたら幕内が安全かなと。
↓カビ退治はこちら↓
ちなみに降水確率30%だったはずなのに風と相まって雨がよく降っています。
こんな風に今回は天気予報に裏切られる事が多かったです。
今回の主力のホンマ製作所 時計2型薪ストーブを幕内に設置。
初めてのテントへのインストールで不安だらけですが、何とか形にはなりました。
横から見るとかっこ悪い。なぜかというと煙突が短いから。
本当はもう一本高い煙突があったのですが、強風の為倒れてしまい煙突を固定する道具もないので今回は断念。
薪ストーブを使用するにあたって気を付けるべき煙突の比率は完全に崩れています。
↓インストール方法はこちら↓
外見上はまだ許せる範囲です。
何よりテント内で薪ストーブを使うというキャンプを始めて憧れていた事が出来るという楽しみの方が勝っています。
最初は石油ストーブでいいやと思っていましたが、結局買ってしまうのだから物欲は怖いですね。
薪は二束買いました。あと前回使い切れなかった物も含めるとけっこうな量に。
家近くのホームセンターで一束650円くらいなので1回のキャンプでいうと出費がかさみます。やはり石油ストーブやガスストーブがコスパいいですね。
幕内も準備OK。
念のため中華性ですが一酸化炭素検出器も準備してます。
今回はあまり使う必要ないかと思います。
なぜならこのワンポールテント300はタープタイプなのでスカートがないからです。
風が吹くとテント内に落ち葉が入り込んでくるくらい隙間風が強いです。
逆にいうと換気が良いので一酸化炭素中毒になる可能性はとても低いから安心。寒さは薪ストーブが頑張ってくれるさ!
テントも設営したので少しお散歩。
よく考えたら前回は時間がなくて周囲を探索していませんでした。
僕のテント場から上がると先ほどの管理棟があり、横には昔栄えたであろう遊具が置いてあります。
こちらはプチジェットコースターのような物。普通に楽しそうなんだが。
このようなアスレチックもあります。
とてもシンプル。
さすがに以前行った大山付近の森の国のようなアスレチックではないですね。
あっちは本格的過ぎた。
↓大人も疲れるアスレチック↓
アスレチックを後にし、テントに帰るころには少し暗くなってきました。
完全に暗くなる前に湖を見て回りましょう。
1周15分程度で見て周れる程狭い湖です。
僕は海や湖を撮る時は波が立っている方が好きなのでいつもシャッター速度は速くしています。
湖なので風が吹かないと凪いでる。
羽高湖には野生のアヒルや鴨が湖を泳いでいます。
さすがに餌もないので鳥達は寄ってこず、近づくと逃げるばかり。
野生動物は写真に収めるのが難しいです。
湖と反対側は木々が溢れる世界。
こんな所にも人が住んでいるのがすごい。
田舎育ちの僕ですが、さすがにここまで深い田舎には住めないな。
周辺散策も終わり、完全に暗くなる前に寒さに備えましょう。
普通に鼻水出るくらいには寒いです。
薪ストーブと偽雪中キャンプ
肝心の薪ストーブは中々点火せず、焦る。
木工していた時に出た木材の切れ端と松ぼっくりを投入する事で何とか着火。
テント内はとても汚い。無駄に荷物が多いのと、整理整頓出来ない自分の性格が原因です。
心配性な所もあり中々荷物が減らせないのが最近の悩み。
先ほど言った通りスカートがないテントなのでガソリンランタンも点けています。
一酸化炭素警報器は鳴り響かないのでたぶん大丈夫。
テントを建てていた時は雨でしたが今度は雹が降ってきました。
ワンポールテントに打ち付ける音が凄まじい。
降り止んでから外を見ると雪のように積もってる!
念のため煙突を確認。
雹がテントに被っていましたが、何とか踏ん張ってくれていたみたい。
一面真っ白に変わるほどに積もっています。
偽雪中キャンプが出来てとても楽しい。
雪をバックに写真を色々撮りまくります。
テント内に帰ると薪ストーブの火力が弱くなっていたので薪を大量に投入。
雹が降った影響からかとても寒くなったので薪ストーブの火力が肌で感じ取れてわかりやすい。
石油ストーブだったら凍えていたかも。
火力を高めた所で今日の晩御飯を作りましょう。
前回も牛肉で焼き肉でしたが、今回はステーキを焼きます。
もう、「ジュー」という肉の焼ける音がたまらん。
味付けはキャンパーには有名らしい黒瀬のスパイスで頂きます。
少し掌に出して舐めた感じだと、最初は普通の塩コショウかなと思いますが、後から猛スピードで旨味が走ってきます。
若干ピリ辛ですが肉に合う事間違いなし。
という事で黒瀬のスパイス付きステーキ&卵雑炊の出来上がりです。
ビールから飲もうかと思いましたがこだわり酒場のレモンサワー缶を一緒に頂きます。
ビールの後のチューハイはあんまり好きじゃないので先に。
味は書かなくてもわかると思いますが、最高です。
キャンプで食べるご飯は何でもおいしい。
ご飯も食べ終わり、寒いですが外で撮影タイム。
薪ストーブとガソリンランタンがあるのでいつもより倍明るい気がする。
他のキャンパーの方達も薪ストーブを使っている方が多い。秋冬にしか使えない薪ストーブはコスパ悪いですがロマンの塊です。
僕の車も雹が覆いかぶさっています。
今年は暖冬なので冬用タイヤは履いていても使う機会が少ない。
僕の実家の方も2月になってやっと雪が降り出した所が多いみたいで最近の気象は異常です。
火の明るさからか石油ストーブやLEDランタンでは出せない色をしている気がする。
光源が多くて高輝度になっているからかな。
その後テントに戻りいつも通りビール飲みながら映画鑑賞したり、音楽を聴きながらまったりしていました。
今回見た映画は第89回アカデミー賞に選ばれた『ムーンライト』です。
黒人差別だけでなく、LGBTや麻薬の問題なども取り入れられており深く考えさせられる映画でした。
所々回収できていない謎があってモヤモヤしましたが、あえて残す事でこちらに考察させるように仕向けているのかなと思いました。
前回のキャンプで見た『ラッキー』しかりゆっくり見る映画がキャンプには合っている気がします。
楽しみにしてた『パシフィックリム』は全く頭に入ってこなかった。
そろそろ寝ようと思いますが、まだ薪が燃えているので一酸化炭素中毒が怖い。
キャンプ中の死亡事故で多いのが秋、冬にテント内で火器を扱った事による一酸化炭素中毒なので身構えてしまう。
朝、白と緑の風景
何とか生きてました。
頭痛がする事もなく、健康状態は良好です。
外は一面銀世界。久しぶりに積もった地面を見てテンションが上がります。
昨日一日使っていて鳴らなかった一酸化炭素検出器。
薪ストーブも買った事だしちゃんとした警報器を買った方がいいかもしれません。
天気予報では昨日も今日も晴れの予報でしたが、山の天気はわかりませんね。
冬に羽高湖を訪れる際は冬用タイヤ必須。僕のテントの後ろの方でキャンプしてた古いフェラーリ乗りの人は思いっきりタイヤが滑ってました。
僕も昔県境の雪道を走行中にスリップした事がありますが、普段安心して乗っている車が意図せず滑りまくるのは恐怖でした。
時刻はもう10時早いとこ片付けて家に帰りたい。
無駄に荷物が多いせいで時間がかかりましたが、何とか片付け終了。
テントは思いの外濡れていなく、すぐに撤収できました。
グラウンドシートはびしょ濡れだったので近くの滑り台で乾燥中。
グラウンドシートの乾燥を待っている間、雪景色ではなく雹景色を撮影します。
白と緑、空の青さが自然味溢れて良い感じ。
晴れ渡っているので写真を撮っていてとても気持ちいい。
最後は羽高湖をパシャリ。
二分割構図。色彩を高めているので明暗がわかりやすく映えます。空の青さが好き。
遠くから濃い雲が来ているので早く帰りましょう。
本日で二回目の薪ストーブ使用でした。これで大分慣れた気がします。
薪ストーブの火力が凄すぎて冬キャンプが余計はかどりますが、コスパの悪さと逐一管理しないといけないのがネック。
デメリット部分はテント内で火の揺らぎを見れる心地よさが大いに勝っているのであまり気にすることはないのかも。
あとキャンプに行ける時は天気の良い週末しか無理で、薪ストーブは寒い時期にしか使えないのでしょうがないですね。
あと何回冬キャンプいけるかわかりませんが早いとこ第3弾薪ストーブキャンプをしたいです。
それでは皆さんも良いキャンプライフを!!
↓前回のキャンプもどうぞ↓