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クイックキャンプの焚火陣幕レビュー!防風性能より見た目の良さに惹かれる!!

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焚火好きにとって「風が強くて焚火できない」という状況はとても歯がゆいですよね。やろうと思えば出来るけど火事の危険や道具が傷つく可能性があるので結局諦める。

今回はそんな悩みを解決してくれるかもしれないクイックキャンプの焚火陣幕-焔 homuraを購入したのでご紹介します。

 

 

風が強い日は焚火NG!?

一般的な性格の方であれば強風に焚火はしないと思いますが、少し風がある日だと悩みます。

風がある日に焚火はやめた方がよいのでしょうか?個人的な経験からデメリットを挙げてみます。大半火の粉のせい。

 

火事の危険がある

サイトが芝生であったり、周囲に木々がある場合は風で飛んだ火の粉で燃える可能性があります。そのまま最悪山火事なんて事も起こるかもしれません。

今までの僕のキャンプでさすがに火事はないですが飛んでいった火の粉が芝生の上で残っている事はありました。そのような時大抵すぐに消えますが最悪燃え広がるかもしれないので踏んで消したり水をかけて消火します。

 

火の粉で穴が開く

特に穴が開きやすいのがポリエステル製のテントやチェア。シンプルにテントは火の粉が当たる面積が広いし、チェアは焚火近くで使っている事が多いので危険です。

僕も実際に経験があって、片付けている時にギギ‐1の前幕に穴が開いているのを見つけました。焚火台は離していたのでそこまで火の粉が飛ぶとは思わなかったです。あと弾けた薪で服が焦げた事もあるので火の粉は要注意。

 

火傷する

揚げ物中に跳ねた油で火傷するのと同じ感じで火の粉で火傷します。やはり焚火を管理する時は焚火グローブは必須です。

 

調理ができない

風が強いと炎がなびいて調理器具に上手く当たりません。以前使用していたTokyoCampの焚火台は五徳の高さもありましたが、少し風があるとお湯を沸かすのも大変でした。

 

あと個人的に一番怖いのが他のキャンパーさんのテントに穴を開けてしまったりする事。自分のなら「しょうがない」と諦めがつきますが他の方なら話が違います。

もちろん証拠はないし故意でない限り大事にはならないと思いますが楽しくキャンプできないですよね。マナー的な面からも風が強い日には焚火はしない方が良いと思います。

 

商品紹介

それでは今回の本題クイックキャンプの焚火陣幕 焔-homuraをご紹介します。

 

基本スペックは以下の通り・・・

・対応人数 : 1人用

・展開サイズ : 約幅240(上部140)cm×高さ70cm

・収納サイズ : 約90cm×φ10cm

・重量 : 約6.2kg

・素材:

フレーム:鉄、生地コットン100%(綿 洗い加工)

・色:カーキ、サンド、ブラック

・生産国 : 中国製

https://amzn.to/3Vz2xl2

色はムラコに合わせるためにブラックを選びました。目立つかなと思いましたがコットン製なのでポリエステルほど真っ黒には見えません。

 

クイックキャンプは日本のeSPORTSのプライベートブランドなので説明書がしっかりしてる。

設営から注意書きまでちゃんと日本語なので安心します。

 

収納袋

まずは収納袋から見ていきます。

この焚火陣幕は専用の収納袋がありコンパクトに持ち運ぶ事ができます。収納袋も本体と同じフルコットンで色も同じなので最初わかりませんでした。

 

留め方はバックル式。2カ所あります。

 

広げるとこれはこれで陣幕として使えそうな大きさ。

 

本体を畳んだ状態で収納袋の両端にあるこの隙間に入れてグルグル巻きにします。本体を入れても余裕があるので畳むの下手くそな僕でも簡単に片づけられます。

 

陣幕本体

それでは次に陣幕本体を見ていきましょう。

広げると想像してたより大きいです。幅は約240cmもあるのでどんな焚火台でもカバーできます。

 

打ち込んで固定する支柱の先にはゴムカバーがついており保護してくれています。これが優秀で簡単には外れないのに取るのは簡単。

カバーがあるおかげで収納袋を傷つけたり汚す事がありません。

 

フルコットンなので手触りはとても気持ちいいです。コットン製は通気性が良く何より火の粉に強い事で有名ですよね。

多少火の粉が付いても幕の表面が焦げる程度で穴が開く事はないです。

 

サイドパネルがある事で斜めからの風も遮断できます。あと見た目が良くなる。

この部分は畳んで真四角にする事もできます。

 

支柱フレームの近くにベルトがついており設営後に引っ張ることでテンションが掛けられます。

 

裏面にすると支柱フレームが見えないのですっきりします。

 

先ほどのサイドパネルを畳む為のパーツ。正直僕のキャンプでは使う機会少ないと思う。

 

固定力を高める為のガイロープが支柱フレームの裏に備わっており、真ん中だけ二又のロープになっています。風が強い時には必須ですね。

 

付属品

ここからは付属品の紹介。フレームは全て鉄製なので正直重い・・・。

物を掛けられる長いハンガーフレームが2本、ランタンスタンドとなるフレームが2本あります。

 

ランタンスタンドとなるポールは掛ける部分を動かす事でできるので自由度は高いです。

 

あと付属品に収納袋付きのアルミペグが6本ついています。普通のペグとは違い少し角度がついていて地味におしゃれ。

 

実際にキャンプで使ってみた!

今の所キャンプで2回使いました。持って行く時は細長いので意外と場所は取らないのですが重い。

しっかり収納袋で固定されているのでバックルで止めておけば中の物が出てくるなんて事は全くありません。

 

設営してみる

何とこの日は肝心の説明書を忘れたので半分勘で張りました。公式の正しい設営方法もご説明します。

まずは張りたい所を決めます。出来る限り地面が平らな場所に設営しましょう。テントほど再設営するのが面倒な訳ではありませんが出来る限り一度で終わらせたい。

 

支柱フレームのゴムカバーを取ります。物凄く無くしそうだったので速攻でペグが入っていた袋に入れておきました。

 

まずは支柱となる真ん中のフレームをハンマーで打ち込みます。この時に陣幕ごと打ち込まないよう外しておきましょう。

公式では15㎝ほど打ち込むと良いとの事です。

 

そして残りの2本も陣幕のテンションをかけながら打ち込みます。本来はこの後にハンガーフレームを固定するようです。でも取り付けなくても自立はしました。

 

幕の張りが足りない時はベルトでテンションをかけられます。個人的には最初から強めに引っ張って陣幕を固定していたので、ベルトを使ってもあまり変化はなかったです。

 

あとはサイドフラップを好きな所に打ち込めばひとまず完了。

 

そこまで風は吹いてなかったですがせっかくなのでガイロープも張ってみました。黒に黄色のロープなので結構目立って夜間には助かりますね。

 

ランタンフレームも取り付け。固定するポールに陣幕がかかっているのでちょっと取り付けにくかったです。

 

見た目

外見としては真っ黒という訳ではなく濃いグレーといった感じ。太陽光に当たると尚更そう見えます。

この焚火陣幕-焔 homura-はソロ、デュオ用向けのようですがファミキャンでも使えると思います。デュオキャン以上には焚火陣幕-大焔という物も開発されていますが、こちらは幅310㎝、高さ90㎝で焔と比べて幅70㎝、高さ20㎝も差があります。

写真で見る限りは高さが全然違います。座っていれば顔が隠れるくらい高い。

 

 

この日はムラコのノーム3Pという真っ黒なテントを持って行きましたが、やっぱり合う!

大型のキャンプ道具は同色で合わせるとまとまりがあってとても良いですね。気に入りました。

 

使ってみた感想

今回焚火陣幕を購入する時に悩んだのが「高さ」。現在主に使っているグルグルファイヤーは67㎝と背の高い焚火台なのでそれをしっかり囲えるか心配でした。

実際に焚火をしてみると高さは余裕でカバーできます。この高さを超える炎を上げられる焚火台はほとんど無いでしょうね。

 

前方に幕があるだけで炎が本当に安定します。

グルグルファイヤーは見ての通り隙間だらけなので炎がなびきやすく調理向きではないのですが、陣幕のおかげで焚火調理できました。

 

個人的にランタンスタンドが優秀。焚火周囲を照らせる位置にランタンを掛けられるし陣幕で光が反射されてとても明るいです。

また前方から見ると陣幕で光が遮断されるので前方のキャンパーさんの迷惑になりません。この日は前のキャンパーさんが早い時間に寝られる方だったので本当に良かったです。

 

使った後は灰が多少付いているくらいで穴が開くなんて事はなかったです。2回目も同じで、グルグルファイヤーは側方からの熱が強いのですが頑丈な幕ですね。

その付いた灰もバサッと振るえば取れるくらいでした。

 

良い所

それではクイックキャンプの焚火陣幕-焔 homura-の総評といきましょう!まずは良い所から挙げていきます。

 

設営が簡単

パーツが少なく直感で組み立てれます。実際に初っ端から説明書を忘れた僕でも大丈夫でした。

設営時間はガイロープを張る所までしても10分くらい。急げばもっと早く終わります。

 

見た目が良い

この台形型がとてもかっこいい。焚火台の風防といえばステンレス製の大型風防が挙げられますが、外見は絶対コットン製の方が良い。

ステンレス製の方が安いし暖かいし設営は開いて置くだけ・・・それと比較するとコットン製のメリットの大部分は外見だけだったりする。

 

少し暖かい

さすがにステンレス製には劣りますがこちらも暖かいです。冷たい風は防いで、熱は反射してくれます。

 

プライバシー確保

陣幕が目の前にあるおかげで人の目が気にならないです。目の前を人が通るようなサイトなら目隠しとして良いと思う。

僕はYoutube用の動画をキャンプ中に撮っていて、風防マイク付きのカメラを動かしていると通りすがりの方によく見られます。よくカメラを動かす調理やコーヒーを淹れる時には陣幕があるおかげで落ち着いて撮影できます。

 

統一感が出る

陣幕は大型のキャンプ道具で目立つので他の道具も同色で揃えると統一感が出てまとまって見えます。

色もカーキ、サンド、ブラックと三色もあるので自分のキャンプスタイルに合わせやすい。他にも原色カラーとか出ると面白そう。

 

悪い所

個人的良い所は5つもありましたが、悪い所は3つ。

 

防風性能は微妙

多少の風であれば防げて確かに炎は安定します、でも「多少の風」なんですよね。少し強めの風が入ると安定していた炎がビュンビュンなびきます。サイドパネルが三角形なのも影響してますね。

まぁ焚火台を完全に囲えてなくて側方はがら空きなのでしょうがない。両端を畳むように設営したら良いかもしれませんが見た目が・・・。しっかり防ぎたい方はステンレス製の方がおすすめです。

 

重い

防風性能は買う前から何となくわかっていましたが、6.2kgは重くて持ち出しにくい。

写真は片手で持ってはいますがプルプルしてます。コンパクトなキャンプをしたい方はもっと幅の狭いコットン製陣幕にするか、ステンレス製が・・・。

 

傾斜地では上手く張れない

どのテントやタープもですが傾斜地では難しいし公式でも注意している所があります。この焚火陣幕も同じで傾斜に設営するとよれたり、ハンガーフレームがはまりにくかったりします。設営場所には注意です。

 

最後に・・・

キャンプ道具を買う時に効率性かコスパの良さ、見た目、どれを重視するか悩みますよね。どれを選ぶかでその人のキャンプスタイルがわかる気がする。

僕の場合は8割見た目で2割がコスパの良さですかね。最初は「キャンプ出来ればいいや」という感じでコスパ重視でしたが、その時に購入した道具はほとんど使っていません。

1年経つごとにキャンプスタイルが変わってしまう自分の飽きっぽさに驚ています。

 

それでは今回はここまで!

皆さんも良いキャンプライフを!!

 

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