焚火台で料理をする時にあると嬉しいのが『五徳』。そこで今回キャンピングムーンの焚火ゴトクを購入しました。
キャンプ飯に力を入れるまで五徳なんていらないだろうと思っていましたが、無いと困る場面が多々あります。
そして実際に焚火ゴトクを使ってみて物凄く便利という事に気づいたのでご紹介します。
『五徳』とは・・・
この名前を聞いて思い浮かべるのはガスコンロについている脚ではないでしょうか。
『五徳』は・・・
炭火などの上に設置し、鍋やヤカンなどを置くための器具
要するに調理器具を火から遠ざける為の物という訳です。古くは弥生時代から使われていたらしい。
キャンプ用の五徳は2種類あります。
脚つき五徳
高さがあるので焚火台だけでなく直火の上に置いても使う事ができます。
橋渡しができないメッシュタイプの焚火台などを使う場合はこの脚つき五徳がおすすめです。
脚なし五徳
今回僕が購入したキャンピングムーンの焚火ゴトクが脚なしです。
板のような形状なので脚つきに比べて自由度が高いです。
現在使っている焚火台がキャプテンスタッグのヘキサステンレスとノーブランドのコンパクト焚火台なので、どちらにも合うように脚なしにしました。
五徳を買う際は自分のキャンプスタイル、焚火台に合わせて購入するのが良いでしょう。
商品紹介
収納袋が最初からついている物を購入しました。これでいくら焚火で煤汚れても安心して持って帰れます。
帆布の袋で思いの外おしゃれ。サイズ感としては五徳がすっぽり入る程度。
そしてご本体登場。画像で見るより麻の葉紋がすごくかっこいい。
この紋様もありなしが選べて、ないほうが約600円程安いです。
でも絶対紋様ありを購入した方が良い!ないバージョンは紋様部分がなくステンレス棒がむき出しになっている見た目になります。
端は同じキャンピングムーン商品のマルチ鉄脚がつけれるような形状になっています。
鉄脚をつける事でDODのテキーラテーブルのように脚付き五徳、荷物置きとして使用できます。
紋様があるおかげで表裏がわかりやすい。
大きさは約500mm×130mmで余程大きすぎない限り大体の焚火台で使用する事ができると思います。
全長は約CB缶2.5本分の大きさです。
幅は1本も入りません。とてもコンパクトなので収納袋に入れれば適当に入れて持って行く事ができます。
麻の葉紋が本当に美しい。
曼荼羅や着物の柄としても使われている紋様です。最近企業ロゴで切り抜かれた道具が流行っているので近い物を感じます。
重量は650gしかないので片手で容易に持てます。
ステンレス304という素材を使っているので錆に強く耐熱性も高いそうです。
五徳は100%火が当たる道具なので耐熱性はとても大事。それでは実際に使ってみて検証してみましょう。
実際にキャンプで使ってみた
最初に使ったのは『神石高原ティアガルテン』でのデュオキャンプ。
検証のために合計3回のキャンプで使用して、使い心地、耐久性を確認してきました。
まずは初使用日。綺麗な色がこれから煤けてくると思うと楽しみでありながら残念。
ヘキサステンレス上に置くとサイズ感はぴったり。
初っ端からガンガン燃やしていじめてみました。
置いているのはColemanのファイヤープレイスケトルとブッシュクラフトの焚火フライパン。
今まで焚火台に突っ込んでいた両名ですが五徳があるおかげで場所が落ち着きました。
火にかけると麻の葉紋の美しさが際立ちます。
これを見た瞬間に「少し高くてもこっちにしてよかった」と思いました。
紋様ないバージョンもシンプルで良いですがあった方が焚火がさらに楽しくなると思います。
夜にはチーズフォンデュをしました。フォンデュする材料を準備する為に水が大量に入ったクッカー2個を置いています、それでもビクともしません。
手前には焚火台の縁と焚火ゴトクに100円網をかけてパンを焼いています。
そして使用1回目終了。
綺麗だったステンレス単色はなくなり大分煤けました。
それでも麻の葉紋があるおかげでオシャレさは保てています。
おもしろかったのは使用したクッカーにも葉紋が付いている事。
そりゃ間が空いた物の上に置いて焚火したら痕がつくよね。
ヘキサステンレスだけでなくコンパクト焚火台でも問題なく使用できました。
長さが余って見た目は悪い。五徳なしだと焚火台にファイヤープレイスケトルがすっぽりハマるし、網だと重さが耐えれず変形します。
ちょっと使いたい時にすっと置ける、それがどれだけ楽なことか。
2回目使用時には赤みがかりサビてきました。焚火台もサビまくりなので気にしない。
ここで残念な事が一つ。
1回目使用後からだったかもしれませんが若干曲がりました。麻の葉紋の真ん中付近が少し盛り上がる変形をしています。
個人的には壊れなければ良いという考えなので大丈夫。むしろ無骨さが上がった気がします。
3日目にはダッチオーブンを置いて使用しました。
この前にシーズニングで長時間焚火ゴトクの上に置いていましたが問題なし。
3回目が経っても変わらず使用できています。僕はキャンプ中焚き火を昼から夜までしており他のキャンパーさんと比べて長めの方だと思います。
そんな長時間火にさらしても多少の変形ですんでいるのはまだ良い方なのかも。
良い所、悪い所
それではキャンピングムーン『焚火ゴトク』の総評といきましょう。
良い所
・使いやすい
・軽い
・おしゃれ
・価格が安い
五徳としての使用に関しては全く問題なく、携帯性&収納性も最高です。
この五徳が設置してあれば適当にケトルやフライパン、クッカーなどを置ける。そんな使いやすい所が買って良かったと一番思います。
他の五徳であれば『使いやすい』だけで話は終わりますが、焚火ゴトクは葉紋があります。
この葉紋が本当におしゃれ。火にかけるとずっと見てられます。焚火の写真もとても映えます。個人的にはこっちの方がでかいかも。
悪い所
・他で代用可能
・1回の使用で変形
焚火ゴトクに置き切れない時はおとなしく網と交代します。
確かに網は五徳と比べると耐荷重が低く変形しやすいですが、完全に壊れる事はないので見た目さえ気にしなければ使えます。
もし壊れても100円網や格安の網で買いかえれば安く済みます。その点を考えれば必ずしも焚火で必要という訳ではなくなってきます。
確実な安定性が欲しいのであれば『五徳』を買えば良いと思います。
最後に・・・
五徳は脚なしであれば種類が意外と少なく選ぶのに苦労しませんでした。
この麻の葉紋を見ると選択肢はこれ一択。ブッシュクラフトの五徳も悩みましたが価格からキャンピングムーンにしました。
キャンプ道具を買う際にそれがシンプルな構造の物であれば安い方で良いと思います。
僕は有名ブランドの高い道具を1個購入するより安くすませて他の道具にあてる事が多いです。
スノーピークの約7000円もするハンマーでなくても1000円の安いハンマーで十分ペグ打てます。耐久性や打ちやすさは違うかもしれませんがペグはしっかり埋まります。
お金の使いどころは大事ですね。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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