最近よく聞く隣人との騒音トラブル。
どうする事も出来ず悩んでいる方や、我慢している方気持ちわかります。
僕もあまり思い出したくないのですが、以前住んでいたマンションでの隣人との騒音トラブルとその対処法を二部構成で書いていこうと思います。
今回は騒音トラブルの発生から終息までを書いていきます。
入居当初わいわい期
以前住んでいた僕のマンションは4階建て鉄筋コンクリート。一階に6つ部屋があるうちの403号室に住んでいました。(上図参照)
上階には誰も住んでいないけど左右下には入居者がいる形でしたが、横の404号室には入居当初誰もいませんでした。
1年半年くらいは普通に過ごしていて、スピーカーから音楽を流そうが、友達とボイチャしながらゲームしても402、303号室からは何のクレームもありませんでした。
この時に自分が騒音を出していたかもしれないと気づくべきだったかもしれません。
地獄の始まり
そして1年半年後奴はやってきました。404号室に居住者が現れたのです。
404号室の入居日はとてもうるさかったですが、「まぁ引っ越しはしょうがないもんね」と思っていました。
それから数日後音楽を流していた時です。
「ドンッ!!」
けっこう強く壁ドンされました。イラっときましたがここは我慢。確かに音楽の音量も大きかったかもしれないのでそれからは静かにするようにしました。
ですが、それから事あるごとに「ドンッ!」「ドンッ!」と壁ドンが。
元々隣人は踵から接地している為か歩く足音が大きく、それだけでもとても響くのですが、さらに壁ドンです。
こりゃまいった。
極めつけがこちらに響くくらいキッチンとリビングの間の扉や、玄関の扉を閉めるのです。こっちが寝ていたら起きるくらいの音です。
一度見かけた時高身長で作業服を着た男性だったので、大雑把な性格の方なのかなと思いこむようにしました。
そして我慢して二か月経ちました。
二か月の間、深夜に友達、彼女(?)と話す声、深夜に洗濯機を回すなど騒音は増していきました。
長期間赤の他人のせいで自分が不快な気持ちになるとどうなるかわかりますか?
とても病みます。本当にしんどかった。耳栓していても扉を閉める衝撃で伝わるのです。
僕も限界と思い、一度「ドン」と壁ドンしました。これが最大の失敗です。
管理会社に先に電話すればよかったな~と今更後悔しています。
そう、ここからプッツンした僕vs隣人の戦闘が激化していきます。
さあバトルスタートだ!!
先ほど壁ドンしてから隣人があからさまに騒音がひどくなりました。関係ないタイミングでの壁ドン、笑い声、ベランダで洗濯物を干していると窓をドンドンして威嚇してきました。
さすがに僕もプッツンしまして、怒涛のオラオララッシュならぬ壁ドンラッシュ!
深夜に友達とボイチャしながらゲームもほぼ毎日していました。その時もあちらから壁ドンがくるのですが、こちらも壁ドンして返す・・・
こんな生活が約1年間続きます。
吹っ切れたとはいえ騒音問題は変わらないので僕も精神的につらく、不動産会社に度々連絡して注意してもらうようにしましたが効果なし。
1年間も同じことを考えていると、ずっと張りつめて「むこうが大きい音立てたらこっちも同じくらいの音立ててやる」みたいな精神が僕も隣人もすりこまれて変な一体感が生まれてきます。
そして段々どうでもいいやと思ってくるのですが、隣人はそうでもなく壁ドン等してきます。
僕も壁ドンで返すのですが、ある日リズミカルに返すようにしました。まるでメロディーにのせているかのように返すのです。
「ドッドッドッドッド」とか「ドッドド、ドッドド」みたいに僕が叩くと向こうも僕の叩く音と全く同じリズムで返してきます。
もう意味が分からん。仲良いのか悪いのか。
要は僕も隣人も騒音がある生活が当たり前になっていました。
戦争終了の音が聞こえる
こんな事を繰り返していると、ある時から隣人が彼女(?)と口論をしている声がよく聞こえるようになりました。
隣「お前が~(聞き取れず)だけぇ、ダメなんじゃろうが!!!」
女「そんな事言われても、私知らんし!!」
隣「そういう事じゃないじゃろうがああああああ!!!」
女「もうやめてぇ」
隣「くぁwせdrftgyふじこlp」
中々な口論で、広島弁丸出しの隣人が彼女にずっと説教しているのです。
僕は「おっ、やれやれ」と時々壁ドンしてイライラを増やす仕事に取り組んでいました。
ですが一番困ったのが深夜に口論をされる時、さすがに翌日に仕事があるのでイライラMAXになりオラオララッシュをします。
いつもなら無駄無駄ラッシュで返してくるのですが、彼女が「もういいから!!」と隣人を止めるので、隣人は余計彼女にキレて口論が激化してしまうのです。
これには本当に困り、どうやって対策しようと悩んでいました。
遂に警察が・・・
この口論は2週間毎にやってくるのですが、ある時事件が起きました。
口論が激化しすぎて、隣人が家具などを倒したりして暴力をふるっているかのような大騒音が巻き起こったのです。これには慣れた僕も「なにごと!?」と驚きました。
彼女が泣き叫び、すやすやモードに入っていた僕の部屋とはうって変わり、隣は阿鼻叫喚となっていました。
そしてさらに大事件が起きます。
隣人がマンションの下で大騒ぎを起こしているのです。
女「もういいって、帰ろうよ!」
隣「早く呼んでこいや!そいつ〇してやるけぇ」
女「もうそんなんじゃないから」
隣「夫かなんかしらんけどブチ〇してやるわ!!」
とても物騒な事を叫んでいました。すると赤く光る車の登場です。誰かが通報したのでしょう。
下を見ると警官と通報したらしき体格の良いお兄さんがいて、隣人はお兄さんにずっと喧嘩売ってました。それを彼女が身体で止めて何とかマンションに入れていました。
その時に彼女が「これ違うんでー!何でもないんでー!」と言って隣人を押さえていました。
「いや、警官何してんの?」と思うくらい、警察官は動かず、事情聴取もせず帰っていきました。
そんな下で暴れてきた人間が、今まで説教してた女性の力で捕まらずに助かり、部屋に帰ってきたらどうなるかわかりますか?
そう、大大大騒音です。
もう何を倒したりしているのかわからないくらい、ドンガラガッシャーンをしている訳で。
僕も『うるさい』ではなくて『彼女大丈夫?』になってきました。
なので速攻、通報しました。
下で暴れていた事も含めて連絡しました。すると「あ~はい、なるほど」と納得されたように相槌を打たれ、ものの5分で警察官が再度登場しました。確実に複数。
警察官がくると、隣人は黙り彼女が出て相手をしていました。
僕もドアに聞き耳を立てて聞いてみます。
警「なんか、すごい音がすると聞いたんですが何かあったんですか?」
女「私が物を色々落としたんですよ、すいません」
警「本当に何もないの?」
女「あ、はい。大丈夫です」
会話の内容はこんな感じでした。大丈夫な訳ないだろー!てか何で庇うんだ?
警察官は帰っていきました。
その後は小さく隣人が彼女に怒っていました。さっきの威勢はどうした?
なんだって終わりはいつの間にか
ですが翌日、数日後と同じように暴れていました。その都度通報していましたが警察官が来ても彼女が嘘をついて終わり。
また違う日に暴れたとき通報した後に隣人が出ていき、彼女が「どこ行くの?やめて~~」と悲痛な叫びがあり追いかけていきました。
その後に警察官が来たので初めて僕が出て事情を説明しました。
警「あなたが通報してくれた人ですね?」
僕「そうです。隣人はなんか飛び出していきましたよ」
警「僕らも確実に何かあると思ってマークしてるんだけど女性があの調子ではね」
僕「なるほど~」
僕も事情聴取され、個人情報を聞かれ、また何かあったら通報してくださいと一言言われて開放されました。
暴行とかの現行犯でない限り警察官も家の中にまで入る事は難しいらしく、どうにも手が出せないとの事でした。
尚且つ彼女が何も話さないのでどうしようもない様子でした。
これは万事休すかと思っていた所、隣人が家に帰ってくる事が減ってきました。
束の間の平穏、「ここで喜んでいたら奴が帰ってきた時の絶望感すごいぞ」と精神を引き締めあまり喜ばないように日常を過ごしていました。
時は経ち、いつの間にか一か月が過ぎていました。その時に初めて「やったーーー!解放されたーー!」と歓喜しました。
普通の日々がいかに素晴らしいか身に染みてよくわかりました。
本当に悪夢が覚めた。
エピローグ
僕が引っ越す2週間くらい前に、またドンガラガッシャーンと聞こえるので「えっ嘘でしょ?帰ってきたの?」と絶望しましたが、隣人が荷物を整理しにきただけだったので、杞憂に終わりました。
そして僕が引っ越す当日にはホームクリーニングの業者さんが元隣人の部屋にきていました。
その時にふと聞こえてきた「なにこれ、終わんねーぞ」という言葉が耳に残ってしかたありません。あんなに暴れまわっていたりしたので相当な傷がついたり、汚れがあったのでしょうか。気になって仕方ない。
長くなりましたが僕の騒音トラブルの経緯となります。
これらの経験から僕が考える騒音トラブルの対処法を次回書いていきます。
↓続きの対処法編もどうぞ↓