本日は8月24日に登った大山を合計29枚の写真で紹介してこうと思います。
よく考えたら久しぶりのソロ登山。そして何度も悪天候で断念した大山の登山です。
登山後に友達と合流してキャンプもしたので盛りだくさんな二日でした。
前回のキャンプから約半年、念願の登山にやる気満々でしたがあんなにつらかったなんて・・・。
写真映えするよう気合いを入れて撮りました。
カメラ→SONY α7 III
レンズ→キットレンズ
目次
大山とは・・・
鳥取県にある標高1729mの中国地方最高峰の山。百名山にも数えられており「西の富士」、「伯耆富士」と呼ばれる程富士山に似た郷土富士でもあります。
最高点の剣ヶ峰は縦走禁止の為、山小屋のある弥山の1709mを頂上としています。
以前登った石鎚山同様付近の地域では山岳信仰が根強い。
↓石鎚山はこちら↓
登山ルートとしては初心者用の夏山登山コースと中級~上級者用のユートピアコースの二つ。
僕はもちろん初めてなので夏山登山コースで登ります。
駐車場はいくつもありますが、前回のキャンプの時に利用した下山キャンプ場の駐車場に停めます。
夏山登山コースの付近には大山寺や温泉施設付きの旅館、モンベルもあるので週末は賑わってます。
道中の道幅も広いので山道が苦手な方でも問題なく来れると思います。
下山キャンプ場駐車場~大山六合目
車を早朝から飛ばして3時間。ようやく到着しました。
広島からだとナビでは山陽道から岡山に行き北上させようとしてきますが、尾道松江道を通れば高速料金無料の為おすすめです。
僕の車はただでさえガソリン代食うので高速料金もかかるとしんどい。遠征けっこう多いし。
少し時間は延びてしまいますが、尾道松江道は山陽道より車通りが少ないのでスイスイ進みます。
準備して、それでは行きましょう。
今回は後にキャンプを残しているので出来る限り省エネで行きたいところ。
駐車場から少し歩くと登山口に到着です。
土曜日でしたが周りには登山客は少なめ。途中に登山届があるのでちゃんと書いていきましょう。
意外に大山は崖から転落死してしまう事故が起きているので注意が必要。
インターネットでも登山届が送れるので便利。いい時代になったものだ。
大山登山HP→http://www.hotel-daisen.jp/tozan/todoke.html
今回やっと大山登山できるのですが、残念がお知らせが。
六合目と頂上の山小屋の工事の為、現在一部規制されています。工事期間は令和元年6~12月間との事。
まあHPで見ていたので覚悟して来ていましたが改めて見ると残念。
山頂碑周辺にも行けないので頂上はどこになるのやら。さらに前々日の雨でヘリコプターの機材搬入が遅れた為、この日にヘリコプターが飛んでくるよう。
その為13:00以降は頂上周辺にも行けない。早く登って下山しろという事です。
色々しがらみがあってちょっとムカムカするけど、綺麗な写真を撮るためには頑張ります。
登山開始時間は7時ちょうどなので時間的には余裕があります。
少し登ると石段が続きます。
周りの木々が幻想的。大山はブナ林でも有名な山なので、周りの木はブナなのでしょうか?
さらに登ると木製の階段が所々に現れます。
ちゃんと整備されている山だな~とこの時は思うだけでしたが、この階段達が後に猛威を振るってきます。
木漏れ日が美しい。早朝に登山する事は今まで多かったですが、ここまで綺麗に撮れたのは初めて。
前後の明暗さがとても好きな一枚。
この辺で撮りまくったせいで時間をだいぶロスしました。
避難小屋や山小屋が使えない為簡易的なトイレが設置されていました。
僕はこういうトイレが本当に無理なので絶対に使用はしません。
普段大雑把で散らかし放題なのにトイレだけは綺麗じゃないとダメなんですよね。
避難小屋が工事中の六合目に到着です。
この日はどこかの大学サークルや社会人の集まり、小学生の集団登山など大人数で登られている方が多かったです。
その為ソロの僕はどことなく浮き気味。
剣ヶ峰、天狗ヶ峰方向をパシャリ。
う~ん、ガスってますね。空は晴れてるのに雲が下りてきているのかな?
色々写真を撮っていると社会人チームの同年齢くらいの方が「今日綺麗な写真撮れますか?」と言われたのでびっくり。
急に話しかけられると対応できない部分コミュ障な僕は「ガ、ガスってるからちょっと難しいですね」と何とか返答。
ソロの僕を気遣ってくれたのかこの後も会うたびに話しかけてくる社会人男性。
この人のコミュ力すげ~とただ思うばかり。
六合目~頂上
六合目からは急登、ガレ場コースとの事だったので気合を入れ出発。
この写真を見てわかると思うのですが、まだ階段なんです。
登山口付近に登山道綺麗にしました!みたいな看板があったので薄々感じていました。大山は本当に階段が多い。
階段というのは足を振り上げ、大殿筋、大腿四頭筋の股、膝関節の伸展運動を使わないと登れない訳で、どういう事かというと筋肉を大きく使うのでとても疲れるのです。
足を引っかけるので転んだり、滑ったりする事はなく良いですが大腿四頭筋が悲鳴を上げます。
先ほどのコミュ力鬼さんも「この登山道って初心者用とか書いてましたけど確実に違う気がします」と言っていました。本当にその通り。
石鎚山でも階段が多くてつらい思いをしましたが、大山は石鎚山の倍は疲れます。
しんどい・・・。
つらいので写真をあまり撮れずに頂上付近まで到達。
ここまで来ると背の高い木々はほぼなく、ダイセンキャラボクという低木が生えています。
キャラボクの間を木道が通っているので写真映え間違いないスポット。
ここまでくると、下半身が笑っているので木道もしんどくなっています。
周りはダイセンキャラボクで草原化しています。
空の青さと緑がマッチングしてとても美しい。秋にはキャラボクの実がなり一面紅くなるようです。
ここまでくればあと少し。
写真を撮りながら登っていると、右ふくらはぎがつりかけるアクシデント!
その時前後に社会人グループ&女子会グループに囲まれているので止まれない僕。
アキレス腱伸ばしのように右足をやけに伸ばしながら歩いて治るのを待つ。
登山中に足がつるなんて初めて。
さすがに右足がつらしてくれ~と動こうとするので小休止。
ふくらはぎをつっちゃダメだよと宥めながら周りをパシャリ。
1700mにいるので雲は下。草原とあいまって幻想的。
そして着きました。
こちらは工事中の頂上山小屋。
工事現場の足場のような所にある頂上。三角点もないので寂しい。
その足場でお昼ご飯を食べます。大山本当に疲れた。
ご飯を食べていると集団がたくさん来られたので早々に退避。
頂上小屋を見に行きます。一応売店、仮設トイレはあるのでいざという時には安心。
目の前の方達は売店で何か購入した人などに大山の入山料の支払を伝えてくるそうです。
ここまで有名な山ならしょうがない。富士山も入山料とるようですしね。
先ほど昼ご飯を食べていた足場。
僕が食べていた隅っこは女性グループに占拠されていました。
そして下山を開始しようとしていた頃には小学生集団が登ってきて足場はプチパニックになってました。
危ない危ない。
下山開始
下山は得意中の得意なので、ゆったりと頂上付近の写真撮影をしてからいきます。
木道は本当に映える。これほど消失点構図を狙えるスポットはありませんね。
周りは無駄な物が入らない低木、空だけです。
周りが草原なので空を混ぜると開放感に溢れます。
この日は適度に雲があったので真っ青だけでない白さが際立ち、写真が撮りやすかった。
アイキャッチ画像にもしたこの写真。
本当は大山をドーンとド真ん中に捉えた写真をどこかで撮ろうと思っていましたが、前のキャンプの時と被るしやめました。
頂上についてからクリエイティブスタイルの彩度を弄ってなかった事に気づき、少しがっくり。
彩度を弄ってからは木々の緑や空の青さがより目立つようになりました。いい加減マニュアルセットしとかないとな。
こちらの木道の写真。
横向きと・・・
縦では与える印象が大分違います。
横だと木道を主点とした周囲の低木や空の広がりを感じられます。
縦だと木道から繋がる空の青さに、果てしなさを感じれます。
向きを変えるだけで、与える印象が変わるのは写真のおもしろい所ですね。
僕は上写真だと縦構図が好き。
縦構図は消失点ととても相性がいい。
尚且つアイレベルよりローポジションで撮った方が、壮大さを感じれます。
写真批評は終わり。
下界を見ると大山以外は平地が多いです。三瓶山しかり、噴火の時に火山灰が降りかかって周りの木々が成長しにくくなったとかかな?
六合目で撮った時にガスってた剣ヶ峰、天狗ヶ峰も晴れてきました。
大山の山肌はかっこいい。あそこを縦走できたら楽しいでしょうね。無理だけど。
一通り写真撮影したら猛ダッシュで下りました。
行者谷別れから大山寺方向へ下ろうかと思いましたが、何かあったら怖いので夏山登山口方向に下りました。
感想
正直、ここ最近登った山で一番つらかった。
コンディションも悪くなかったし、重装備で行った訳ではないですが疲れまくりました。
慣れない早起きと長時間の運転が響いていたのかな?
あと久しぶりのソロ登山だったのでペース配分を間違えたのかもしれないです。何にせよ疲れました。
頂上付近でつりかけていた右ふくらはぎは真ん中が痣に!皆さんはつりかけたら止まって休憩するようにしてくださいね。
登山時間はHPでは登り3時間、下り2時間半くらいで計算されていましたが、僕は登り3時間、下り1時間でした。
写真を撮りながらの登山なので、登るだけならもっと短いかもしれません。
15時からキャンプ予定だったのに早く終わり暇だったのですが、周囲に大山寺などあるので暇つぶしにはもってこいでした。
それではみなさんも良い登山ライフを!!
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