どうも!しろだんごです!
本日は山の日に登った石鎚山を合計45枚の写真で紹介していこうと思います。
久しぶりの山撮影なので映えた写真が撮れたか気になるところ。
何よりα7Ⅲを持っての初登山。フルサイズミラーレスの軽さの見せ所です。
目次
石鎚山とは・・・
標高1982mの西日本最高峰の山。愛媛県西条市と久万高原町の境界にあり、日本百名山、日本七霊山の一つに数えられています。
霊峰という事から昔から山岳信仰の盛んな山です。
登山ルートとしてはロープウェイやリフトを使う表参道コース、石鎚スカイラインを利用して向かう土小屋コースの二つが主なコースです。
僕らは表参道コースで行くので石鎚ロープウェイを目指します。
始発が7:20からなので、その時間あたりに着くよう調節して向かいます。
始発時間は時期や休みなどで違う為要チェック。
石鎚登山ロープウェイ株式会社→http://www.ishizuchi.com/rw
来島海峡SA~下谷駅
広島県の自宅から出発後、彼女の運転交代、休憩のため来島海峡SAに立ち寄りました。
早朝のため車も人もまばらです。
このSAの端から来島海峡大橋が見えます。
開けたビューポイントがあり、気持ちの良い海風が入ってきます。
今日は少し曇り気味ですね。
この来島海峡大橋はもちろん渡れますが、このしまなみ海道は距離に比べて高速料金が高い事で有名。
尾道から今治間にあるのですが、約60km程度で他の100km高速道路と約同等の料金です。
通らない訳にはいかないからしょうがないんですけどね。自転車や原付などだと格安で渡れますので島巡りする方にはおすすめ。
やはり曇ってますね。
石鎚山にまで影響なければいいけど。
しまなみ海道を降りて少し走らせると目的地の石鎚ロープウェイに到着しました。時刻は約7時45分くらい。
2台しかすれ違った車がいなかったので少ないのかなと思っていましたがロープウェイ周囲は多い。
無料駐車場は埋まっていたので、有料駐車場に停めました。区切りはないですが広く、一日700円で停めれるので安い。
有料駐車場も車の数はけっこう多いです。1/3は停められていました。
そんな事より大変なのが虫がめちゃくちゃ多い!アブ(?)が数えられないくらい飛んでます。
ドアを開けると我先に突っ込んでくるので出来る限り車の中で準備してロープウェイまでダッシュ。
道中旅館や売店がありました。旅館には日帰り温泉があるので帰りにここで入浴するのも良さそうですね。
少し寂れていますがロープウェイの入口を見つけました。
上がるとロープウェイ乗り場の「下谷駅」があり、往復乗車券を買います。
大人一人1950円と少し割高ですが、これに乗らないと地獄を見ます。
ロープウェイ自体は広く、人も少ない事もあって進行方向が見える良い位置に場所取りできました。
標高455mの「下谷駅」から1300mの「成就駅」を昇っていきます。
気分的にはちょっとしたアトラクション。約845mも昇っていくので1950円の料金も納得です。
成就駅~弥山
約10分くらいで「成就駅」に到着します。
駅内は売店やトイレ、食事も出来るようで帰りに寄りたいところ。
成就駅から標高1897mの「瓶ヶ森」が見えます。次回にも是非登りたい。
ここからリフトを使って次の目標の「石鎚神社 成就社」に行く事も出来るのですが、徒歩で登っていきます。
パンフレットによると「石鎚神社 成就社」まで約800m。
この山道が意外に長く疲れます。水分補給の為ペットボトルを彼女の分も持って行っているのでザックはいつもの倍は重い。
自分に鼓舞しながら登ると「石鎚神社 成就社」に着きました。
駐車場周囲のように売店や休憩所があり、標高1450mにいるとは思えません。
とても手入れしてあって綺麗でした。修繕するのに機材などはどうやって運んでくるんだろう?
お参りしてから彼女の趣味の御朱印をもらいにいきます。
僕はどこからともなく現れた蜂と戦いながら待っていました。
彼女が帰ってきて出発。ここから次の試しの鎖、「前社ヶ森小屋」までひたすら登っていきます。
ここが一番きつかった。登山道が整えられているのですが、ほとんど階段です。それがつらい。
土で滑って転んだりする事はありませんが、一段ずつ踏みしめて上がっていくのは大腿四頭筋に効いてきます。
やっと小屋に辿り着きました。
運動自体久しぶりの彼女がとても疲れていました。登山までに身体動かしといたほうがいいよ~と言っていたのに。
なんて言っている僕も足腰ガクガクです。山の日という事もあって成就社からの登山道は人が多く渋滞しています。
それを頑張って抜かしているといつの間にか疲れている。
今回は「試しの鎖」は行かずに進みます。
休憩も終わり少し進むと「試しの鎖」から降りてくる人が見えます。
近くにいるおじさんが「この先に行くための練習だよ」と言って他の登山者に勧めていましたが、この「試しの鎖」は他の鎖場と比べ難しいとの情報を多々見ましたのでスルーしました。
先に進むと「夜明かし峠」に到着。
昔整備されていなかった時に一夜泊まらないと越えれなかった峠の為「夜明かし峠」というんだとか。
高い木々に囲まれていた状態から急に開けてくるので開放感が気持ちいい。
眼前に石鎚山が見え、周囲の景色も最高!
無駄に写真撮りまくりました。
少し引いて見ると稜線を確認できます。
石鎚山はほぼ崖状だから下から見ると迫力がありますね。
遠くを見ると雲が広がっています。
石鎚山を向かっている時は曇り気味の天気が気になっていましたが問題なさそうです。
空、雲、山のバランスが綺麗。
夜明かし峠を越えると「一の鎖」がみえてきます。鎖場は登らなくても迂回路があるので、徒歩で頂上は目指せます。
一番登る距離が短く、傾斜もあるので登りやすいと評判の一の鎖。なので実際に登ってみる事に。
上を見ると長いな~と思いますが、登ってみると鎖と岩場をどう使うかに意識がいくのであまり恐怖心はなかったです。
あとキャプチャーで固定しているとはいえ、カメラが衝突しないように気を配りまくっていました。
案外楽に登れて、むしろ楽しいくらい。ボルタリングに目覚めそう。
でも下を見返すと高さを痛感します。足を踏み外して落下・・・なんてのは考えたくもありませんね。
「一の鎖」を越えると公衆トイレ、休憩所に着きます。
特に休憩する必要もなかったので通過。
先ほどの休憩所から「二の鎖」にいけるのですが、一の鎖の倍程の長さに断念。
無理はせず迂回路から進みます。
迂回路は工事現場の足場のような物が設置されており、手すりもあるので安心して登れます。
問題は階段ということです。もう足がしんどい!
お次は「三の鎖」との分岐まで来ました。
そこから石鎚山をパシャリ。段々近づいていくのがよくわかります。
「三の鎖」がどんなものか見に行きました。
修験者の皆さんが喝を入れられ一人ずつ登っていっています。
明らかに「一の鎖」とは違う長さと角度にきっぱりと諦めがつきますね。
この「三の鎖」は難易度が高いそうで、足場が何度も人が通った事によりツルツルになっていたり、崖に近い角度の部位があったりと危険らしい。
落下死は嫌なので迂回路から頂上まで行きます。あと少し。
そして「弥山」、「石鎚神社頂上社」まで辿り着きました!
ここでも御朱印がもらえるので、お参りして書いてもらいにいきました。
山の日なので頂上は人が多く賑わっていました。
御朱印を書く神官さんが僕らの時に「人多いな~、手が痛いわ」と一言。「すいません、頑張ってください」と伝えましたが、本当に頑張ってください。
僕らの後ろには人が溢れ石段の所まで御朱印で待つ人ばかりでした。
頑張って!
山小屋近くでお昼にします。
本日は山の日という事で郵便局員さんがたくさんおられ、限定はがきなどを販売していました。
もちろん購入。知らなかったけどなんか得した気分
ご飯中に近くの家族連れが「お菓子の袋がパンパンになってる~」と聞こえ、ザックに入れていたチョコパンを見ると本当にパンパンになっていました。
よく富士山とかで見るやつだと彼女と二人で盛り上がりながら、エネルギーチャージ。
景色が本当に良くて、この景色を見ながら食べるおにぎり&チョコパンは倍おいしい。
弥山~天狗岳
ここで終わりではありません。
西日本最高峰である1982mはご飯を食べていた「弥山」ではなく、さらに進んだ「天狗岳」なのです。
この天狗岳までは人が一人通れるかどうかという道を行くので危険です。
落ちたら崖なので死亡は確実。鎖場はスルーしてもいいからこの天狗岳だけは行こうと考えていたので頑張っていくことに。
人が多く渋滞中。
一歩間違えたら落下する場所に人が待っていて交互通行。
中には途中で恐怖から動けなくなっている方もいます。
完全に崖。狭い登山道だけでなく、傾斜のついた岩場も通るので怖い。
僕は登山靴ですが、中にはジーパン、スニーカーの人も多々います。正直考えられない。滑ったらどうするんだろう?
そのまま進み何とか頂上へ。
頂上には天狗岳のプレートが置いてあり、それを持って順番に記念撮影。
その記念撮影の待機で僕らの後方では渋滞が発生。早めに天狗岳目指しといてよかった。
下界を眺めながら記念撮影。
僕の足先は崖。体育座りしている両手はガチガチに固定しています。やっぱり怖い。
天狗岳から先ほどまでいた弥山を見てみる。
崖移動に意識が集中していた為か、けっこうな距離を歩いてきたんだなと実感。
さすが、西日本最高峰です。景色は最高。
危険を冒してまで来る価値あります。
もちろん帰りも同じ道を通ります。横は崖。
僕らが帰るころには来る人がピークの時だったので超渋滞。
声を掛け合って交互に通っていきます。
高さに慣れてきたので崖から下界をパシャリ。
こういう高い所から下を見ていると「落ちたらどうなるんだろう」と引き込まれます。
何とか弥山に帰った頃には時間がだいぶ経っていました。
先ほど大変そうだった神官さんの元には御朱印行列はなく数人だけさばいている感じ。お疲れさまでした。
時々法螺貝の音が聞こえていたので修験者の方が吹いているのかなと思っていましたが、郵便局員の方が吹いていました。
全然気づかなかった。サービス精神旺盛な方でカメラを向けるとすぐに吹いてくれました。
弥山から下山&おまけ
弥山、天狗岳でだいぶ時間を使いました。
さあ下山しましょう。帰りはもちろん迂回路で。
行きは山側になるので怖くないのですが、帰りは谷側なので手すりから手が離せません。
何とか頑張って成就駅まで帰ってきました。
話ながらゆっくり下っているカップルが2組もいて全く道を譲ろうとしないのでイライラ。
それを抜かしたらスイスイ下山できました。
すぐにロープウェイに乗り、駐車場まで行き速攻で帰る準備を。
その頃には駐車場に朝のような虫はいませんでした。
本当は温泉に入って、帰りに瀬戸内海の小島(オシマ)に行こうと思っていたのですが時間的に断念。
小島を断念した代わりに近くの川に帰り寄りました。
この川がとてつもなく綺麗。
写真で見てもわかる通り真っ青なんです。
まるでよくテレビでみる南国の透き通った海のような青さです。
僕らがこの川を後にする頃に他の登山者グループも来ました。やっぱりこの川の綺麗さは異常なんだな。
今回は自然を堪能しまくったという事で満足して自宅に帰ります。
家に帰って風呂に入ったらバタンキュー。夜まで爆睡して翌日は筋肉痛で大変でした。
感想
今回の登山時間は最長の8時間!!
原因は確実に渋滞です。高校生の登山グループらしき集団が所々いたり、登山ツアー、家族連れ等大人数で登っている人が多かったので余計に時間がかかった印象です。
九重連山に登った時が7時間だったので、それに比べると一つの山で時間がかかりすぎ。
山の日に登らない方がいいと深く誓いました。
でも限定はがきが買えたのは嬉しい。
α7Ⅲ感想
今回はα7Ⅲを持っていきましたが、以前使っていたα6000と比べて特に変わらず使えました。
やっぱり軽い。キャプチャーをザックに取り付けα7Ⅲを掛けていましたが、良い撮影スポットや後続が詰まってきた時は手で持って登山していました。
フルサイズ一眼レフではしんどいでしょうね。
この軽さは大きな武器だな。重いと平地撮影で持っていくのもめんどくさくなりますからね。
今回がこのキャプチャーの初陣だったのですが、意外に使える。
本家ピークデザインのパクリな訳ですが、悪くないぞ。
また次回にまとめます。
今回はとても疲れましたが、西日本最高峰にやっと登れたのはとても嬉しかったし頂上の景色も大満足でした。
8月末に富士山に登る予定なのでとても楽しみ。こりゃ山沼にハマりますな。
それではみなさんも良い登山ライフを!!!!