強欲男は身をやつす

キャンプ廃人まっしぐら

『げんしけん』を一から振り返る。【2話「虐ゲラレル覚悟」】

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どうも!しろだんごです!

 

この記事は『げんしけん』好きの20代男性が一から読み直していく記事です。

ストーリーを追いながら邪魔にならない程度の差し障りのない感想をお楽しみいただく記事となっております。

 

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【新装版 げんしけん1巻】より

タイトル絵

女性が男性の部屋に入って置いてあると引くもの第一位を飾ったフィギュア。

そのフィギュアをタイトルに持ってくる辺り、フィギュア=オタクという関連付けをさせるにはもってこいな絵ですね。

そしてタイトルの「虐タゲラレル覚悟」とは、隠れオタクから堂々とオタクになろうとする笹原を表現していると考えられます。

笹原がんばれ!

 

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【新装版 げんしけん1巻】より

以前の部室でのドッキリから現視研から距離を置いている笹原

食堂で食事をしていると、高坂が遠慮なく現視研に来ない理由を聞きに来る。

斑目のようなオタクに「同類」と言われた事に対してまだプライドが許していない隠れオタク笹原。

高坂も鈍感なのかあえて置いているのか咲との関係も曖昧にしている様子だった。

そして二人はゲームをする約束をし食堂を後にするのであった。

斑目がド直球ストレートで「お前はオタクだ」と言わんばかりの事をした事により、笹原のオタク公開に関しては崩すも、変な反骨心が生まれてしまったようです。

笹原も「オタクだけどオタクじゃないし」みたいな矛盾で悩んでいるのでしょう。要するにかっこつけ。

皆さんも経験はないだろうか?「この漫画おもしろいよ!」「このゲームおもしろいよ!」と熱弁して勧めた相手が受け入れてくれない事が。

僕はよく経験したし、感じました。友達から本気で勧められた作品ってあまり読んだり、プレイする気にならないんですよね。なぜだろう。

 

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【新装版 げんしけん1巻】より

その頃、現視研では斑目が一人で作戦会議をしていた。

それはイケメンゲーマーという属性を持った高坂を他のサークルに奪わせないための会議。

そんな事を黙々と思考するキャラ設定中の斑目を田中、久我山はそっと見守るのであった。

「げんしけん」のこういう場面大好き。斑目がオタクオタクしている感じがとてもいい。

そして前世が蛇設定。こういうのは確実に黒歴史になるのでしょう。

強気な発言、賢そうな発言をしておきながら隙だらけ、周りの田中やくがぴーが上から見れる子供っぽい斑目。

こんな子供っぽい性格のキャラクターって斑目以外にいないんですよね(クッチーは除き)。そういう付け入る隙がありまくりな所が後のハーレム作りに必要なポイントだと思います。

 

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【新装版 げんしけん1巻】より

約束通りゲームをしようと高坂の家に行く笹原。

二人で格ゲーをしていると高坂が現視研メンバーを呼ぶ。

前回の件から笹原が避けていた現視研メンバーであったが、一歩を踏み出そうと『覚悟』を決める。

そんな中咲から高坂の元に家デートの誘いが。すると高坂は空気を読まずに一言「一緒に遊ぼう」と。

怒る咲であったが、笹原が『覚悟』を決め咲に「俺達帰るから」と伝える。

高坂のアパートを後にする現視研メンバーであったが、その中に笹原は確かに溶け込めていた。

そしてオタクとして笹原の生活が始まる。

この高坂の部屋がすごい。1年なのにここまで完成しきった部屋がすごいという事ではなく、置いてある物の書き込みです。

最近の漫画ではここまで細かく書かない。元々物が少ない部屋にするか、デフォルトして書くか、キャラに対して真正面orローアングルから書いて下を映さない場合が多い気がします。

それは作画の細かさよりキャラクター設定に重きが置かれているからだと思います。

漫画は昔と比べて圧倒的に増えました。それは喜ばしい事なのですがやけに大衆的になったというか、少しおもしろそうな設定があればすぐにピックアップするような環境になっていると思います。

それでも本当におもしろい設定の漫画はあるし、軽快な流れでテンポが良い作品はとても多くあります。

ですが、僕は細かく作画されている作品の方が魅力的でとても好きです。

完全に個人の感想であり深い意味はありませんので、お気になさらず。

(ゲンシケンノレビューダゼ、エラソウナコトイウナ)

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【新装版 げんしけん1巻】より

「COF」はキングオブファイターズだと思うのですが、エスカップはなんだろう。

高坂が基本といっているので「カプコン vs SNK」とかですかね。他だとストリートファイターズとかマーブル vs カプコン、サムライスピリッツとかとか。

と考えると「カプコン vs SNK」が有力。

神人豪鬼とゴッドルガールが本当にかっこよかった。その時の阿修羅閃空が好きすぎてひたすら練習してた記憶。あとデッドリーレイブ(ギース版)。

コントローラーだったから逆Zが苦手でした。おかげでヨガテレポートも得意に。

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【新装版 げんしけん1巻】より

Majiでkireru5秒前…な咲さん。

さすがにガラケーですね。そしてろくでなしブルースのマーシーも驚きのバンダナ。

咲さん、最先端いってる。最近の増産型女子に比べたらかわいい。

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【新装版 げんしけん1巻】より

笹原が覚悟を決めた瞬間。

最初考えていたオタクになる覚悟とは違いますが、大きく前進している事は間違いなしです。

現視研メンバーがきてから初めて自分から発言しました。そして「俺達」っていうのが良いポイントですね。

これは単なる流れの言葉ですが、木尾士目先生が「ここから笹原がオタクの仲間入りしたで」と言っているような気がします。

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【新装版 げんしけん1巻】より

とぼとぼ変える5人。みんな猫背。

斑目と田中はリアルよりなのに久我山だけ漫画調ですよね。笹原が部室に初めて来たときの顔がリアルよりだったかな。ほうれい線が消えた。

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【新装版 げんしけん1巻】より

この場面の少し前に初めて現視研メンバーに発言した一コマ。

一瞬溜めてから一言、それから立て続けに発言していきます。完全に打ち解けた事がよくわかります。

そしてこの後にも一瞬溜めるシーンがあるのですが・・・

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【新装版 げんしけん1巻】より

この前のコマで帰ったことについて謝まり、斑目が「ありゃ帰るべきだった」と返答しています。

この時の笹原は口角が少し上がってどことなく安堵したような顔に見えませんか?

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【新装版 げんしけん1巻】より

それはこのシーンがあったからです。

これは現視研メンバーが帰っているシーンの最初の一コマ。この時は斑目が怒っていると笹原は思ったのかもしれないですね。

こんな時間差を仕掛けてくるとはさすが木尾士目先生だぜ!気になった人は要チェックや!!

 

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【新装版 げんしけん1巻】より

最後に高坂プロフィールを上から・・・

ジョジョの奇妙な冒険は簡単ですね。

ストリートファイターとヴァンパイアハンターでしょうね。フルアーマーカウルってなんだ?本気でわからん。

ヴァンパイアは懐かしすぎる。僕はこの時格ゲーの意味もわからずプレイしていましたね。フォボスが一番好きでした。でも一番強かったのはガロン。

持ちキャラはおそらくストファーのリュウ+ケン+豪鬼と、坂本ジュリエットはわかりません。検討がつかない。

 

本日はここまで!

それではみなさんも良い漫画ライフを!!