どうも!しろだんごです!
この記事は『げんしけん』好きの20代男性が一から読み直していく記事です。
ストーリーを追いながら邪魔にならない程度の差し障りのない感想をお楽しみいただく記事となっております。
椎応大学に入学した隠れオタク「笹原完士」はオタクサークルに入ろうと考えていた。恥ずかしさと不安、ほんの少しの楽しみを持ちながらお目当てのサークルを探す。
僕は大学ではなく専門学校だったので、サークル勧誘イベントはほぼなかったです。
ですがこの時の笹原の気持ちはわかる。今でさえ寛容になったサブカルチャーですがこの時はまだ世間が受け入れていない時。笹原にとって一種の性癖をばらすようなものであり、緊張の第一歩だと思います。
その緊張の現れは後に続く漫研の前を何度も通り過ぎるシーンで読み取れます。
こういう時向こうから「興味ある?」と呼びかけられた方が楽。だけど緊張の為なかなか一歩が踏み込めない笹原。がんばれ!と応援したくなってくる。
「春日部咲」は 偶然に小学時代の同級生「高坂真琴」に出会った。イケメンだがどこか抜けている高坂に一目惚れした咲だったが、彼は問答無用に趣味を振りかざしてくるオタクだった。
高坂の入りたいサークルは勿論サブカルチャー関連。そんな高坂を出来れば引き止めたい咲であった。
後々まで付き合う二人の登場です!この時からにじみ出る高坂S、咲さんM感。
オタクと公表しても咲さんに狙われる高坂はすごい。この時から「※ただしイケメンに限る」は存在していたんだな・・・
と考えていた時がありました。
僕はこの時点で後々出てくる咲さんの性格が表れているような気がします。それは強い意志力です。
この意志力は現視研の中で大事な事柄を判断する場面でよく出てきます。
ある意味きつい性格というのが出ている。
普通自分に合わない趣味、性格であれば引いていくのが普通です。ですが、咲さんはどこかで「高坂を何とかこっちのフィールドに引きずりこんでやる」という強い思い、自信が見えます。
将来的には高坂のオタクは矯正できないと判断した咲は諦めますが、それまでは高坂に執拗なアピールを繰り返します。
そんな意志が強い咲さんだからこそ現視研のボス的立場になったのでしょう。
緊張して一歩が出ない笹原と自分の目的の為突っ走る高坂、目的は違えど向かうサークルは一緒だったそんな二人を近くで見た咲はどこか恥ずかしそうだった。
3人が個別で写ったコマ割りは重要キャラだから覚えておけよという木尾士目先生からの言葉でしょうね。
この笹原が決心して漫研に話しかけようとしたら高坂が先に話しかけちゃうシーンあるある。
まるで勉強するぞ!って思ったら親に「勉強しなさい!」と言われてやる気がなくす感じと似てる。
目当ての漫研に上手く話しかけれない笹原。そんな中ふとあるサークルが目に付く。
険しい顔をしたおかっぱ頭の男がいる机に置かれた紙にはこう書いてあった
「現代視覚文化研究会」と・・・
高坂に先を越された後笹原はすぐさま横の現代視覚文化研究会に目がいきます。
まずは「なんだこのサークル?」という感じでしょう。そしてパンフレットにはイラストと「ココニイル。」という煽る文章。
全く斑目さんは人のハートを掴むプロだな。こんな厨二臭いキャッチコピーと雰囲気だったら気になるに決まってる。
この時からハーレム気質があったのかな?ある意味子供っぽい感じが一番残ってるといってもいいのかな。
数日後、笹原は現代視覚文化研究会の部室の前に来ていた。意を決して入ろうとすると以前会った高坂が呼び止める。
緊張した面持ちで中に入ると4人の男が座っていた。
今更ですがキャラデザが初期の頃はリアルよりですね。まずデフォルトキャラが出ないし。
アニメや漫画のキャラクターも劇中で登場するので人間と大きく区別したかったのでしょうか。
時代の流れと共にキャラデザが変わるのは長期連載漫画ではよくありますが、げんしけんはリアルさをなくして漫画調に変えたのはけっこう大きい変化ですね。
高坂を中心に当たり障りのない会話を楽しむ現視研部員たち。笹原相変わらず緊張気味。
そんな中一人ただひたすら「くじびきアンバランス」を読んでいる男「斑目晴信」がいた。
斑目は部室に入ってもオタク感がまだ出せないでいる笹原をふいに見つめる。
最初に身内でしかわからない話をされるととても入りにくい。この時笹原も同じ感じだったのではないでしょうか。
警戒している笹原の緊張を少しほぐしたのは斑目が見ていた「くじびきアンバランス」。これを見て親近感が湧いたのでしょうね。
この後斑目に見られた際に目を離してしまったのは、まだオタクという自分を恥じていたからだと思います。
せめて「く、くじあん僕も好きなんですよ」くらいは言えればよかったのに。後に斑目も言いますが笹原にも「プライド」があったのでしょう。
斑目が「トイレ行ってらあ」と退出してから、用事ができたと続けて出ていく部員達。
ついに笹原は高坂と二人だけになってしまう。
着信音なんてガラケー時代によく流行りましたね。昔は僕も好きなヘビメタの着信音にしてかっこつけてました。
でも案外着信音で話が広がる事ってあるんですよね。ちょうどこの笹原のように「お!この人もあのバンド好きなのか」となってちょっと話しかけたり、一種のコミュニケーションツール。
高坂の花の子ルンルンは驚いた。1979年のアニメだぞ。
高坂も咲の呼び出しで出ていき、残るは笹原のみ。
そんな笹原はオタクとしての衝動が抑えきれずフィギュアや漫画、そしてエロ同人誌を探し当て読みふけってしまう。
すると突然現れる斑目。突然のことに慌てふためく笹原であったが時すでに遅し。
すべて反対側の窓から笹原の物色姿は部員達は観察済みであった。
そんな踏んだり蹴ったりな笹原に最後のとどめに勘違いしてしまった咲から殴られてしまう。
僕は諸事情により美少女系フィギュアは全部売ってしまったが、やはりパンツを見なければフィギュアは買った意味がない。怒られそう。
2次元の平面でしかいなかったキャラクター達を3次元に召喚したわけであり、なればこそ見るべきものは見なければもったいない。
この時地獄だな。本当に性癖をみられたようなもの。
そして斑目の楽しそうな顔。
さらに楽しそうな斑目の顔。他人を自分の領域に招き入れる事が「前世は蛇」設定なのでしょうか。
満身創痍の笹原に容赦ない一発。見た目ほど痛くないらしいけど確実にこれ痛いでしょ。
そして咲さんの指にはまる3個の指輪。これ殴る用かな?
この3シーンだけで斑目、笹原、咲のキャラ設定を表現しています。
斑目はヌメっとしていやらしいオタクの教科書のようなオタク
笹原は純粋にオタクを全うしておらず、どことなく「オタク」というものに対して恥ずかしさを感じている
咲は先ほども挙げましたが何事も一直線。きっぱりした性格。
この3人&高坂は主要キャラとして扱いが違いますが、田中、久我山はまだまだ。あと会長もか。
僕がわかるもので言うと上から・・・
ハンターハンター
ベルセルク
パトレイバー
ドラゴンクエスト
キングオブファイターズ、のキャラの八神庵、不知火舞
下二つはわからないな~。なんとなくサムライスピリッツのキャラかな。
奇跡的に好きな漫画二つはまだ完結していない(作者がサボり気味)作品ですね。
ドラクエは僕は一番Ⅲが好きです。PCの途中セーブありきでやったのでパーティーメンバーのステで良いのがくるまで今でいうリセマラしてました。
パーティーメンバーを一人街に置いてくストーリーでは適当に作った商人にしました。家で飼っていた犬の名前だったから自分でやっておきながらかわいそう。
残念ながらキングオブファイターズはカプコンVS SNKとかのクロスオーバー作品でしか遊んだことがないです。
僕は当時ロレント、サガット、ベガを使っていた記憶。SNKキャラいない・・・。
ルガールやバイスの必殺技で出るオロチの力の骸骨火柱がとても好きでした。純粋にかっこいい。
本日はここまで!
それではみなさんも良い漫画ライフを!!