どうも!しろだんごです!
以前に購入したナイフでスプーンを作った記事を投稿しました。
今回もそんなハマってる木工作業をやっていきます!
挑戦してみるのは「カシュー塗装」
今回も僕の師匠である木工教授に教えてもらいながら作成しました。
まずは完成品を見てもらいましょう。
どうぞ!!
このテカリ具合、光沢感どうでしょうか?
工程をできる限り細かく説明していきます。
目次
カシューとは?
カシュ-樹脂は”カシュ-ナッツ”の殻から搾りだした油が原料です。
カシュ-塗料は漆に似た性質を持ち、その肉持ちのあり、光沢あふれる塗膜は一見漆と見分けがつかないくらいです。
カシュ-塗料のことを”カシュ-漆”と呼んだりするのはその為です。
漆は慣れていない人が触れるとかぶれる場合が多く、扱いにくいですがあの色合い、光沢は漆にしか表現できません。
そんな漆をお手軽に表現できるのがこの「カシュー」というわけです。
漆もですが、値段が高いのがネック。小さい缶に80ml程度しか入っていませんが、基本的に専用のうすめ液で薄めて使用するので案外もちます。
カシューもうすめ液も灯油様の臭いがするので長く嗅ぐと身体に影響を及ぼすので使用する際は換気の良い所で使用する事を勧めます。
塗る素材作成
木工教授から教わりカシュー、うすめ液、筆、刷毛(ハケ)、桐、糸鋸、雑巾を用意しました。
全てホームセンターで揃います。100円均一でもありますが、筆は安すぎると毛先が抜けやすく塗装には向かないそうです。
糸鋸は素材から切り出すために使用するのですが、今回は使用しません。
まずは素材から。近くのカインズで購入した端材を使用します。
カインズでは端材を袋に詰め放題で500円という破格の値段で売っているので、近くにカインズがある方にはぜひおすすめです。
出来る限り滑らかな素材選びましたが、塗料の塗りを良くするためにやすりでゴシゴシします。
#60~#1000で整えていきました。
見た目は変わりませんが、触り心地は滑らかで気持ちいい。
木特有の匂いがしてこれだけでもいい感じ。この端材は檜か杉だと思いますが違いがわからない。
雑巾で削りカスをふき取ります。
塗装するために桐で底に穴を開け固定します。
この固定が案外大事。師匠が言うにはもっと細かい桐で傷が見えないようにするらしいのですが今回は練習なので豪快にいっちゃいます。
カシュー塗装開始
カシューは皮膚についてしまうとなかなか取れません!なのでここからの作業は軍手or使い捨て手袋を使います。
僕も最初は軍手でしたが汚れがついたままになるので後に100円均一の使い捨て手袋に変えました。
師匠はすぐ洗えばいいから素手でやるとの事です。あと手先が狂うから手袋をはめるのは言語道断らしいです。すいません。
これがカシューです。種類が多く、僕は師匠おすすめの「透」にしました。
人気なのかホームセンターでもない事が多かったです。
空気に触れるとよくないので固く密閉されています。
てかめっちゃ硬い。全方向から少しずつ開けていったほうがいいです。
一部分だけに力をかけて開けようとすると蓋が変形してしまいます。完全に実体験です。
だいぶトロトロしてます。餡蜜みたいな感じ。
知ってはいましたが臭いがけっこうします。
これをパレットに移します。市販のパレットでいいそうですが、出来れば透明の物がいいそうです。なんならその辺のガラスがいい。
透明にする理由はうすめ液で薄めた後に色合いがわかりやすいからです。
どのくらい出せばいいかわからず、適当に出してます。
空気に触れると表面が固まったり、ゴミが入るのでパレットに出したらすぐさま密閉します。
そしてこのうすめ液で薄めます。
カシューうすめ液というものがあるのですが成分的には同じなのでこいつにしました。あと明らかに安い。
こちらも蓋でしっかり固定されています。
カシュー以上に臭いがきついです。
そして直で出してますが超やりにくいのでスポイトを使いましょう。
後はヘラで混ぜ混ぜします。ほんと餡蜜みたい。
これでカシューの準備は完了。
筆は使用する前に毛づくろいしときましょう。
塗装中に毛先が抜けると取るのめんどくさいです。
カシュー塗料をつけ・・・
塗っていきます・・・。
初めてなのでドキドキ。
塗装はできる限り一直線で塗っていきましょう。
何度も重ねるとムラができしまうからです。と師匠に言われていましたが難しい・・・。
一回塗っただけですが、色合いはいい感じ。
そしてゴミがつかないようにいい感じに保存します。
どんな色になるか楽しみ。
道具は大事に!後片付け
そして何気に大事な道具の後片付け。
先ほどのうすめ液を雑巾につけて筆などをふき取っていきます。
あとはパレットも。
もう直にゴシゴシします。
そしてこの白さ。そしてテカリ具合。
こんなに汚れます。乾燥しなければ水である程度綺麗になるので気になる方は洗いましょう。
乾燥したら確実にとれません。
後半へ続く!