ヤクザがアイドルに?!そんな驚きの性転換ギャグマンガ『Back Street Girls』の簡単なあらすじと感想です
目次
あらすじ
背は低いがヤクザの犬金組組員「山本健太郎」、「立花リョウ」、「杉原和彦」の3人。不始末の落とし前に組長から言われた言葉「お前ら背も低いしちょうどいいわ。アイドルやれよ」
そして1年後、社長兼プロデューサー兼作詞家の組長が考案した地獄の特訓を経て彼らは地下アイドル<ゴクドルズ>のメンバー「アイリ」、「マリ」、「チカ」としてデビューすることに・・・
頼れる兄貴、シブい武闘派、元気な鉄砲玉だった3人は正統派リーダー、クールなお姉さま、ラブラブピョンピョンへと変わる。
売れると思ってもいなかったが「アイドルになったら売れちゃったよ、オイ!」
感想
とにかく腹筋が痛い(笑)
ずっと笑いっぱなしでした。今までギャグマンガは『ギャグマンガ日和』と『浦安鉄筋家族』など読んできましたが、設定が現実的に見えて常軌を逸していておもしろすぎる。
中身がヤクザおっさんなのにファンからの黄色い声援に答えて、アイドルらしいかわいい動きをするのを見ているだけで笑えてきます。
なんといっても、表と裏の顔のギャップがひどすぎる(笑)
表ではもちろんアイドルなので歌って踊って笑顔を振りまいているのですが、裏ではおっさんなので一升瓶をボトル飲み、タバコも吹かし、パンツが見えてもお構いなしに胡座をかきます。
いつもヤクザの頃に戻りたいと言っている3人ですが、単なる負けず嫌いか度々プレゼントの量で争ったり、インタビューで女の子らしいことを答えようとおっさんなりに試行錯誤したりと、アイドルとしての気持ちが少し垣間見えます。
ですがやはり中身はおっさん&ヤクザなので、回想シーンは全てヤクザ時代のものだし、スタイリストの女性からのスキンシップに興奮したりしていて、やっぱりギャップが凄すぎますね(笑)
あと犬金組長が怖すぎる。ヤクザの組長のためか企画するイベントや特訓内容が非人道的で、元ヤクザとはいえゴクドルズがかわいそすぎる。
例えば、イベントだと50時間ハグ会や、故意にリーダーの足を折ってのお涙頂戴ライブ、特訓だと20時間リハーサルや、滝行しながらの発声練習、3畳の部屋に監禁してアイドルの映像を見続けさせるメンタル訓練など恐ろしいものばかり。
なんか活字で書いていくとどこぞのサイコパスでグロイ漫画みたいだな(笑)でもそんな恐ろしい組長の存在がこの漫画をさらにおもしろくしている大きな要素だと思います。
こんな人におすすめ
・最近笑ってないなぁ~って人
・任侠、極道関係が好きな人
・性転換系が好きな人
読めばヤクザおっさん達によるアイドル活動で腹筋崩壊間違いなしな性転換ギャク漫画。1冊読んでみてはいかがでしょうか?