今回は前回の『森の国キャンプ』の続きです。合計36枚の写真と共に振り返ります。
アスレチック&キャンプとアウトドア満喫な2日間で、帰りは睡魔と壮絶なバトルをする羽目になりましたが本当に楽しかった。
数年前までは超絶インドア派な人間だったのに時の流れというのは恐ろしい。
↓まずは前回をどうぞ↓
写真はオールドレンズのSuper Takumar 55mm F1.8とキットレンズで撮影していきました。あと星空撮影はSIGMA 30mm F1.4で撮影しました。カメラはもちろんα7 III。
本格的にキャンプスタート
アスレチックでへとへとになりながら帰ってきました。
友達のサーカスTCとカビでマーブルになった僕のノースイーグルワンポールテントが待っていました。
そろそろ新幕が欲しいのですがあまり使わない事を考えると手が出しにくい。
帰ってからまったりしていましたが日が暮れる前に色々準備を始めます。
今回は久しぶりに焚火をします。焚火自体は嫌いじゃないのですが後片付けがめんどくさかったり、寒い日は早く籠りたかったりしてあまりする気起きないんですよね。
薪を二人とも買ってくるのを忘れたので受付で購入します。1セット500円とリーズナブルで火ばさみ、軍手、鉈の焚火セット付きです。
焚き付け用に薪を細かく割ります。
今の所神サービスな森の国のキャンプ場ですが、唯一のマイナス点を見つけました。
貸してくれた鉈が全く使えない。サビてるし、何より柄の部分がゆるゆる。危ない!
という事で僕が持ってきた鉈を使い割っていきます。
薪を割っていると友達が「よくそんなすいすい割れるな」と言ってきました。
ふいに褒められたので嬉し恥ずかし。いつの間にか僕の薪割りスキルは上がっていたみたい。
最初ナイフで割っていましたが刃を研いでいなかったのもあるのですが上手く割れず苦戦しました。
そこで購入したのが現在の鉈。安物なのにトンっと刺して硬い地面や太い薪に向かって振り下ろしていれば簡単に割れます。
しかもノコギリとセットなので有名ブランドの斧や、かの燕三条の鉈のような高価な物を買わなくて済みます。
コスパ最強な分、名前と収納箱がダサいのがネック。
さぁ割った薪に、着火剤と松の葉を入れて火をつけると・・・。
すぐに着火!
焚火をする際は薪の組み方が色々あるらしいのですが、このらせん状に置く形式が最初火をつける際に楽です。
真ん中を開けてテニスのラケットを良い感じに置くように薪を置いていけば完成。
焚火の準備も終わったことだしランタンも点けていきます。
焚火が上手くできた事で調子乗ってしまったのか、最初つけたマントルが点火後に破れてしまいました。
恐らくから焼不足。から焼をする時はバーナーじゃなくてマッチやライターで炙るのが一番。
マントルも消耗品のくせに高いんだよ・・・。
大地の神にお祈りをすませた後の2回目はしっかり点灯しました。
ありがとう、神様。
グローブがだいぶ汚れてきました。最近気になるのが絵柄付きのグローブ。
ノクターンの柄付きの物は兄が持っているのでよく見るのですが、コールマンのランタンにもあるとは。
そんなに高い訳でもないので新しく購入してもいいかなと思ったり思わなかったり。
諸々準備は終わったところで間髪入れずに食事の時間です。なんか忙しいな。
いつも思うのですが個人的に綺麗に整頓したつもりが、だいたい散らかっている。
オシャレキャンパーには性格的に金銭的に程遠いな~。
焚火をしていると時間に追われる気がします。
火力を落ち着かせてしまうと長時間燃えますがシンプルに寒いので、結局薪を投入してしまう。
あと「このペースで燃やしていったらだいぶ暗くなってしまうのでは?」という余計な考えが出てくるのも原因です。
焚火は置いといて今回はちゃんとご飯を作ります。
最近コンビニやスーパーで買ってきた物で済ませているので作るのは久しぶり。
とはいっても袋ラーメンですがね。
お湯を沸かしてる間に見かねた友達が色々くれました。
まずはけっこう高いらしいウインナー。
ボイルしていないせいかシャキッとは噛み切れませんでしたが、肉がぎっしり詰まっていてうまい。
そして焚火と肉という構図が最高。
そしてお次はマグロの中落ち。
見た目は生肉ですがちゃんとマグロ。もう言わなくてもわかると思いますが本当にうまい。
食べた瞬間まで口の中にいるのですが、喉を通るころには異世界転生していなくなってます。トロットロ。
そんなおいしい物を食べている頃にお湯が沸けてラーメンが出来上がりました。
確実に食べる順番が逆だった。何も感じない。
普通においしいのですが、主食のくせにマグロやウインナーのサブキャラに成り下がっています。
すまん、ラーメンよ。相手が悪かったな。
ご飯を食べ終わった後は、他の同級生達が何しているかとか、あの時はこのアニメが流行っていたなとか、FGOログイン勢になってない?とか話して盛り上がります。
けっこう冷えてきたので大きい薪を投入して火力を高めます。
焚火をしていると確実にやってしまうのが、火遊び。
昔は火遊びする子はおねしょするよ!と親によく言われましたが、どんな根拠があるのやら。
最後の薪が灰になっていきます。焚火はじっと見れます。
そういえば今回の焚火台は友達のファイアグリルを使っています。僕のヘキサステンレスと比べて焚火部分が高く広いので薪が置きやすい。
あとユニフレーム製の為耐久性が抜群らしい。部品も僕の焚火台より少なくて楽そう。
僕はこのファイアグリルと鹿番長のヘキサステンレス、コールマンのファイアーディスクと悩みました。
結局値段と底が深いヘキサステンレスにしたのですが、ファイアグリルでもよかったなと今更後悔。
インドア警報発令
焚火も終わったので室内に籠りアウトドアでインドアの開始です。
正直すごい寒い。氷点下まではいってないですが一桁なのは確実。
さすが大山、深夜と早朝は寒さで攻めてきます。
だが、この石油ストーブがあれば無敵。足先が少し冷たいけど快適なのは変わりなし。
毎回言っているけど本当に買ってよかった。
冬キャンプには何かしら防寒道具が必要ですが、薪ストーブ、石油ストーブ、ガスストーブの中で石油ストーブが一番良いと思う。
ロマンは薪ストーブですが、キャンプ以外で使える場面がなく薪が多く必要なのでコスパも悪くロマン以外に良い事がない。
ガスストーブは小さくて持ち運び楽でガス缶はどこでも手に入るので良いですが石油ストーブと比べると燃焼時間が短くコスパ悪い。
コスパだけで考えると石油ストーブが一番。デメリットとして大きいので持ち運びがめんどくさいしテントを選ぶ所。
自宅でも使えるのが一番良いですかね。すぐに暖まるし停電しても使えるので彼女や奥様を説得しやすいのも利点。
とかいっても薪ストーブのロマンを捨てきれない僕もいるので結局は自分が欲しい物を買えばいいとか言って逃げときます。
そしてさらなる防寒対策に新道具を持ってきました。
その名もコールマン スポーツスターII 。ガソリンで点火するストーブです。
バーナー部分で料理したりお湯を沸かすことも可能です。
このストーブにコールマン 遠赤ヒーターアタッチメントを付ける事で防寒道具に早変わり!
という所まで準備しておいて、ポンピング出来ないアクシデントに見舞われ今回は見た目だけ紹介です。
このスポーツスターⅡは父親からのお下がりでして20年以上前の代物、何かしら故障している部分があってもおかしくない。
現在使用しているガソリンランタンは自分で修理して使っているのですが、このストーブは「いけるやろ」という考えで持ってきてしまった。
こりゃ家帰ってまた修理からだな~。
落ち込んでもしょうがない、こんな時は酒だ!
いつも通りプライムリッチをいただきます。専門学校からずっとこのビールしか飲んでいない気がします。
檀れいが飲みに誘ってくれる金麦は苦みが強くて、勝手に家で冷えて待ってくれているクリアアサヒは薄くて苦手。
今回も頑張ってくれたSuper Takumar 55mm F1.8。
このレンズを買ってから新たなカメラの楽しさに気づきました。
現行のレンズではきっぱり撮れすぎてしまうので、オールドレンズのような柔らかい写真が撮れないのです。
次はマクロレンズが欲しいな。
アルコールが入ってきたところで今夜の映画をみましょう。
友達がアニメ映画じゃないと見ないと言ってきたので一時期話題になった「心が叫びたがっているんだ。」を見ます。
軽い気持ちで見たのですが、初っ端の主人公が話せなくなった理由で掴まれ、ミュージカルを作っていく所で引き込まれ、最後に感動し驚くという目が離せないアニメ映画でした。
本当に面白い。こりゃ売れるわけだ。
アニメ内で各男女カップルが出来てくる展開はよくあると思うのですが、この映画のカップル展開には驚いた。必見です。
星空撮影、そして朝・・・
映画も見終わり、今度は星空撮影。
今回は雲が少なく星が綺麗に見え、よく撮れます。
今までのキャンプ史上一番よく撮れたんじゃないかな。
星は実家がド田舎なのでよく見てましたが、それを写真に収めるというのがとても難しい。
MFで一番光っている星にピントを合わせるのが難しく、シャッター速度も遅くしているので動かないように慎重に撮影しないといけません。
この二枚の写真は数ある中の生き残りで、あとの写真はボケていたり、動いてしまって星がずれてしまったりしている写真ばかりです。
でも個人的に綺麗に撮れてよかった。星はオリオン座くらいしかわかりません。
これで調べたりすると星撮影沼にはまりそうなのでやめときます。野鳥撮影に次いでお金がかかるらしいので恐ろしい。
星空撮影後友達はサーカスTCに戻り、個人の時間になります。
僕は変わらず外で色々撮影していたのですが、友達はいびきをかいて寝てました。
こう見るとサーカスTCとノースイーグルワンポールテントは大きさがあまり変わらないですね。価格は転売ヤーのせいでサーカスTCが倍ですが・・・。
僕も中に籠って良い雰囲気に囲まれながらビールを飲みます。
これが格別の味。流す音楽は前回の石見海浜公園キャンプの時からハマっている「Red Dead Redemption2」のBGM。
気分はまさに西部開拓時代。
テント内で火器を扱うのでもちろん一酸化炭素検出器も絶賛稼働中です。
中華性なのでしっかり作動するか心配ですが、たまにつけると数値が表示されている事もあり大丈夫だと思います。
一応テントを完全に密閉せずに若干開けてぐだぐだしてます。
また映画を見るには遅い時間なので残り時間は読書。
見るのは「ガンダムMS列伝」。幼い頃から好きで最近ガンプラ作成にハマっている事もあり、この本は最高の時間潰しになります。
さすがに前回のようにガンプラを作ったりはしません。
シュラフにくるまり読書しているといつの間にか朝に。
キャンプの時はタイマーをセットしなくても早朝に起きる事が多い。やっぱり寝づらいのかな。
石油ストーブを消した後もそこまで寒くなかったです。風があまり吹いていなかったのが一番良かった。
昨年の大山キャンプの時は強風のせいで凍えそうでしたからね。
外は曇り。昼前に雨が降る予報だったので早く撤収しないといけない。
次の日からまた仕事かと思うと憂鬱で、夢から覚めた感じが毎回嫌い。
僕は最後に色々撮影。
良く考えたらテントを撮っていなかったので色々な角度から撮りまくります。
サーカスTCには薪ストーブが合っている気がするので友達に勧めました。
普通に僕が薪ストーブを間近で見たいだけだけど。
朝ごはんはたまに食べたくなる塩焼きそば。
ごつ盛りの塩焼きそばを買ったのですが、個人的には俺の塩が一番おいしい。
ごつ盛りは麺がもっさりしすぎてするする食べれない。
さぁ大山ともお別れの時間が近づいてきました。
隣の子供会ファミリーも起き始め子供たちが朝から騒いでいます。こんな寒いのに元気だな。
もう今の子はガラケーで好きな子からのメールを受信問い合わせしまくって早く来ないか待ったり、親がつけたフィルタリングをすり抜けてアダルトなサイトに辿り着く事もないのでしょう。
時代を感じるな~。
雨が降る前にさっさと片づけます。
最近思うのが僕の荷物が無駄に多い事。断捨離してもう少しダイエットしてもいい気がする。
いつかは軍幕テントでミリタリー、ヴィンテージにキャンプするのが夢。
そそくさとサイトから撤収し受付前まで帰ってきました。
大山は朝なのに暗く、そして寒そう。
また来年の2月くらいにきます。
ずっと気になっていた受付前の木彫りの犬(等身大)を良い感じに撮って『森の国』を後にします。
最後に管理人らしき人がまた雪が積もり出したら来てくださいねと一言。
雪中キャンプか~。惹かれるけど四駆の車じゃないとつらそうなのでパス。
彼女の実家にいつもよくしてもらっているので、お土産を購入するべく「壽城(コトブキジョウ)」に立ち寄ります。
歴史的なお城ではなく、鳥取県の老舗銘菓の寿製菓が作ったお菓子のテーマパークです。
1階は販売店があり、最上階には展望台もあります。
こちらで地酒と和菓子、おつまみ用の海苔や昆布を買って尾道松江道経由で帰宅します。
と思ったら、間違えて米子自動車道に入ってしまったのでついでに蒜山高原SAに寄りました。
有名らしいチーズケーキが売っていたので購入して蒜山高原をパシャリ。
蒜山高原にもキャンプ場があるのでいつか行ってみたいな。雪が無い時にね。
帰りはそこまで混む事はなく山陽自動車道に合流し自宅に帰れました。
『森の国』は総じて素晴らしいキャンプ場でした。
他のキャンプ場として大山登山道近くの『下山キャンプ場』と比べますと、断然『森の国』がいい。
『下山キャンプ場』は冬季は管理人がいないけど無料だし、温泉も近く、大山に近い事もありモンベルや商店もあり良いのですが、『森の国』のサービスが強い。
次は別の所を新規開拓してもいいけど、また『森の国』になりそうだな~。
それでは今回はここまで。
皆さんも良いキャンプライフを!!!