以前ご紹介した新幕「オクタゴンTP」の評価記事を書くの完全に忘れていました。という事で今回はナショナルジオグラフィックのオクタゴンTPの個人的メリット・デメリットをご紹介しようと思います。
先日2回目の使用をした所なのでちょうど良いですね。結論から言うと大人数だと良いけどソロはさすがにでかすぎるし、他に悪い所がちらほらありました!
オクタゴンTPとは・・・
通称「黒ゼクー」と呼ばれるナショナルジオグラフィックから販売されていた中型テントです。現在は廃番で入手困難。僕は運良くラクマで手に入れました。
「ナショナルジオグラフィック」はアメリカの法人ですがこのテントは韓国発となっています。
黒ゼクーという通称の通りゼインアーツのゼクーに似た形状をしていますが、サイズや大窓の存在など細かい所は全く違います。
サイズはゼクーMとLの間くらいでグルキャン、ファミキャンが適しています。八角形のデザインも特徴的ですが何と言っても真っ黒なカラーが目を引きます
詳しくは以前の記事にまとめています。
良い所
それでは早速総評といきましょう。まずは良い所から!
かっこいい!
僕がキャンプ道具を買う上で一番重要視しているのが「見た目」です。オクタゴンTPはかっこよすぎる!
僕が購入してきたキャンプ道具の中で一番高額な物でしたが臆せずポチってました。一目惚れとは恐ろしい・・・。
どの角度、距離から見てもかっこいいしトイレから帰ってくる時についつい眺めてしまいます。設営や撤収が面倒くさくてもまた使いたくなる、そんなテントです。
広い
今まで使ってきたサーカスコットンやギギ−1より広くてソロなら贅沢に空間を使えます。カンガルースタイルも余裕だし、普段ならタープ下でするようなレイアウトでも幕内で行えます。
広すぎてちょっと寂しさを感じるくらいです。
籠りキャンプが最高
先程の「広さ」とスカート、メッシュ窓、ベンチレーション基本装備で専用グランドシートもあるので籠もってキャンプするにはもってこいなテントです。
冬に石油ストーブをど真ん中に置いてベンチレーション以外閉め切ればぬくぬくキャンプが楽しめそう。薪ストーブは一つの窓を開けて横煙突出せば何とかできると思いますが自己責任ですね。
意外と設営が楽
もちろん時間はかかりますがこのサイズのテントにしては設営が速く済みます。一応ワンポールテントだし綺麗に張るためのガイドロープが備わっているからでしょう。
公式から設営方法の動画があるので要チェックです。簡単に説明するとサブポールを前後左右に取り付け→後ろ以外をペグダウン→メインポール建てる→後をペグダウン→ガイロープをペグダウンで完了。
収納袋が大きい
「そんなこと!?」と思うかもしれませんが個人的に最高に嬉しかったメリットです。僕はびっくりするくらい畳むのが下手くそでテントやシュラフの片付けに苦労してます。
オクタゴンTPの設営袋はギギ−1のようにあえて大きく作られてるっぽいので多少雑に畳んでも何とか入ります。ありがたい!
個人的にはノーム3Pのような大きい巾着のような収納袋が一番良い。あれ考えたmuraco天才だと思う。
希少価値がある?
オクタゴンTPは値札には890,000ウォンと書かれていたので日本円にして約89,000円くらい。
現在廃番で当時韓国でしか購入できなかった事もあり、僕はラクマで10万円超えで購入しました。その出品者さんはまだ良心的で中には15万円を超える額もみかけました。
しかもメルカリで「オクタゴンTP」と入力すると今まで5つしか出品されていません。そうなると僕がこのまま持ち続けていたらモスのように価値が上がっているかも。まあキャンプ人気が続いたらの話ですけどね。
悪い所
例によって僕の「良い所」は見た目が8割くらいなのであとはプチ良い所といった感じ。それでは悪い所はどうでしょう?結構多いんだな、これが。
暗い
「色が黒いからしょうがないんじゃない?」と思う方がいるかもしれませんが違います、各所にある窓が小さすぎて光が入らないんです・・・。
オクタゴンTPは前後左右に出入り口が4つと出入り口同士の間に4つメッシュ窓があります。これが小さい!
ベンチレーション付近に一つだけでも開けれる窓があったら完璧でした。設営でメインポール入れる時に中暗すぎて全然見えません。
出入りしにくい
先程出入り口が小さいと書いた通りシンプルに出入りがしにくいです。毎回腰を屈めないと入れず、茶室の気分を味わえます。
中が広いだけに出入り口が小さいと窮屈に感じます。あとサブポールの頂点と左右から出ているガイロープが邪魔。なので頂点の1本だけペグダウンするようにしてます。
一面目一杯開けれるゼクーの使い勝手の良さがわかる。
暑い
黒=陽の光を吸収する色です。なのでカンカン照りの時は暑い!
同じ黒色でもノーム3Pの時は感じませんでしたがオクタゴンTPはなぜか暑いんです。4月の気持ちいい気温でも中を閉め切ったら暑くて耐えられません。これは夏には使えないかな。
ソロだと大きすぎる
こんなテントをソロで使う人はいないと思いますがさすがにでかすぎ。一度他のキャンパーさんに「大きいテントで贅沢ですね〜」と言われました。
ソロでギリギリ使えるテントはギギ−1くらいが限界かな。まぁ使っちゃうけども。
修理できない
廃番で元々韓国のテントなのでポールとか折れたら修理に出せません。なので設営する時は慎重になります。
特に怖いのが前後左右にあるサブポール。説明書通りだとV字の部分にバックルをかけるのですがいつの間にか落ちて細いポールに移動してる事が多々あります。あと風をもろに受ける形状をしているので風速には要注意。
最後に・・・
結論!面白い形だな、と思ったらゼクーを見に行くべし!
正直ゼクーの方が確実に使いやすいです。出入口が前だけ一番上まで開けれるんですよね。
ゼクーの黒バージョンが出たら益々パクリ製品のレッテルを張られそうなオクタゴンTP。でも個人的にナショナルジオグラフィックのロゴが好きなので全然使うけどね。
オクタゴンTPはたとえファミキャンだとしてもおすすめできません。本当に見た目が好きなら覚悟して買ったらいい。
そもそもどこで買うって話からですけどね。フリマアプリでも最近見かけなくなりました。半額で売っている怪しいサイトが多数あるので間違っても引っ掛からないように気を付けてください。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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