僕もついにブッシュクラフト用のシースナイフを購入しました。そのナイフはBushCraft.incのモダンスカンジ・アロカス。
今まで「普通に使えるし別にいいや」と思っていた格安ナイフと使いやすさに天地の差があり愕然としました。
商品紹介
モダンスカンジ・アロカスはBushCraft.incから販売されているステンレススチール製のシースナイフです。
Modern scandi(モダン・スカンジ)はスカンジナビアンエッジのナイフを「現代的(モダン)」にアレンジした刃という意味で、ALOKAS(アロカス)とはフィンランド語でルーキーを指します。
ブッシュクラフトの入門用の良いナイフという意味ですね。僕にぴったり。
本体と鞘がセットの商品。シースナイフとは一本の鋼で出来た折り畳めないナイフの事を呼びます。ちなみに「シース」は「鞘」という意味です。
シースのスペックは以下の通り
全長:約182mm
シース重量:約57g
材質:樹脂
本体のグリップ部分がシースに引っ掛かる形で固定してあります。その為収納しやすいですが思いっきり振ると抜けるかもしれません。
シースにはBushCraft.incのロゴが彫ってあります。
この鞘の部分には可動するクリップがついているのでベルトやザックに固定して持ち運べます。
一回転動かす事ができますがちょっと固いです。
ナイフのスペックは以下の通り
全長:約225mm
刃渡り:約103mm
刃幅:約24mm
刃厚:約2.2mm
タング:ナロータング
鋼材:ステンレススチール(5Cr15MoV)
硬度:55-57HRc
ナイフ重量:約96g
ステンレス製なので錆に強く、強度も高いので屋外で行うブッシュクラフトには最適の一本です。
色はなんと6色から選べます。僕はフォレストグリーンと悩んでストーングレーにしました。
ナイフにはシース同様BushCraft.incのロゴが入っています。刃先はスカンジナビアンエッジになっています。
スカンジナビアンエッジとは・・・
ブレードのとある部分から鎬線《ベベル開始線》を経て、刃に向かって平らな形状を描く刃の形状のことです。
専門的すぎてよくわからない、モダンスカンジ・アロカスは伝統的より近代的なエッジらしいので『並程度の切れ味だけど力強く使用できる』らしいです。
刃厚は2.2mmと厚いですがバトニングする際は自己責任との事です。
エッジが強く立っているのでファイアスターターなどのストライカーとしても使用できます。これ一本で切る、割る、擦る事ができるという事ですね。
グリップは蜘蛛の巣のようになっていますが、これは『ハニカム構造』という正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造で強度に優れて握りやすくなっています。
さらにラバー素材が使われている事で滑りにくいです。
取り出した段階でもよく切れるので研ぐ必要はありません。
今後このナイフを使うのであれば砥石は必須なので購入しておいた方がよいでしょう。僕はスエヒロ 3000/#1000を使っています。
実際にキャンプで使ってみた!
先日行った『神石高原ティアガルテン』でのソロキャンプで使ってきました。
とてもコンパクトなので持ち運びがとても楽でした。ザックの隙間に適当に入れて持って行けます。
バトニング
普段薪割りはハルタホースのオールラウンドを使用しているのでナイフで割るのは初めてでしたが、簡単に割れます。
バトニング棒で叩いてもグリップのしやすさから刃がぶれることなくすんなり通ります。
太い薪は確実に無理なので斧で一回割った薪をさらに細かくする時に使うのが一番良いです。
フェザースティック作り
フェザースティックは面白いくらい作れます。本当に最高!
今まで使っていた激安ナイフだとフォールディングナイフだったこともあり思いっきり体重を乗せてガリガリ削る感じでした。
モダンスカンジ・アロカスはさほど力を必要としません。むしろ力を入れすぎると薪に刺さったり、太く削れてしまいます。
今までの苦労は何だったのか悲しくなるレベルで簡単。
研いでない状態でここまで切れるのであれば研いだらどうなってしまうんだ。
ストライカー
焚きつけを作ったら終わり・・ではなくファイアスターターのストライカーとしての仕事が残っています。
ファイアスターターをエッジで擦ると火花が出ます。別によく火花が出るという訳ではなく普通に使える感じ。
何回か擦るとこのように汚れてしまうので出来る限り綺麗に使い方は気を付けた方が良いです。
僕は使いまくっていじめたいのであえてこれで擦っちゃう。
色々な感想
思いの外良かったのは夜間の薪割り。薪割り台の上で薪を斧で割ると大きい音が出てしまい他のキャンパーさんの迷惑になるかもしれません。モダンスカンジ・アロカスではとても静かで躊躇せずに薪割りが出来ます。
また夜間に大きい斧を使うよりナイフの方が手元で見えるので安心して割れます。
外見が渋くてかっこいいので無駄に並べて写真撮ってしまいます。あとグリップをにぎにぎしがち。
使えば使う程好きになっていく不思議なナイフです。これで価格が約2,000円というのは良い意味で頭おかしい。
良い所、悪い所
それではBushCraft.incの『モダンスカンジ・アロカス』の総評といきましょう!
良い所
・コスパ最高
・グリップ力高い
・多用途
記事中でも褒めちぎってしかないですがまさにその通り。ナイフの基本とする「握りやすく、切りやすい」というだけでなく、薪割りができ、ストライカーとしても使えます。
多用途で使いやすさを実現する為に色々な工夫がなされており、そんなナイフが約2,000円程度で手に入るのは「コスパ最高」以外の言葉が見つかりません。
悪い所
・色が明るめ
唯一気になったのはカラーバリエーション。フォレストグリーン、コヨーテブラウン、ストーングレー、グレープ、ピーチ、ミントの6色から選べるのですが全て明るい色です。
僕が選んだストーングレーも薄い灰色だし、もっと濃い色や暗い色があっても良い気がします。せめてブラックは欲しかったです。
モーラナイフに初心者用ナイフのお株を奪われているのは外見的要素も関係しているかも。
最後に・・・
今回は本当に感動しました。今までのフェザースティック作りに時間と労力がかかっていたのでモダンスカンジ・アロカスの良さが5倍に感じました。
正直だいぶ前から買うリストに入っていたので「もっと早く買えば良かった」と後悔。やはり気になった道具は早めに購入した方が良いですね。
これからは散財しそうです。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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