キャンプといえば『焚火』。焚火を眺めながらお酒を嗜んでも良し、焚火を囲って思い出話にふけるも良し、楽しみ方は十人十色。
そんな焚火をするには『焚火台』は必須。ただ焚火を楽しむためだけでなく、キャンプ場の地面を守る為にも使われます。
今回は僕の長年の相棒、キャプテンスタッグの『ヘキサステンレス』をご紹介します!
焚火台が必要な理由
焚火台はあくまで『焚火を楽しむ為の道具』なのでBBQグリルのように料理を楽しむ目的に作られていない焚火台もあります。
形状は薪が効率よく燃えるように作られています。例えば底に空気口があったり、空気が通りやすい形状をしています。
その為焚火台は特徴的なデザインの物が様々なメーカーやブランドから販売されているので選ぶのがとても楽しい道具の一つです。
そして焚火台がキャンプで必要な一番の理由は「直火禁止」のキャンプ場がとても多いからです。
直火とは地面に直接薪を置いて焚火をする事で昨今キャンプ場ではゴミ問題と同じくらい問題になっています。
直火を行うと地面に影響が出るのはもちろんの事、最悪火事の原因となります。キャンプ場の運営側からしたらキャンプ場への悪影響を避けたいので焚火をする際は焚火台の使用を条件にしている所が多いです。
焚火をしないキャンプなら必要ありませんが、焚火を少しでもするのであれば焚火台は必須の道具といえるでしょう。
商品紹介
説明が長くなってしまいました。ここからヘキサステンレスをご紹介します。
ヘキサステンレスはキャプテンスタッグの焚火台で、2009年の発売から様々な関連製品が出るほど人気の焚火台です。
僕は2018年の10月に購入したので約3年間使用しています。当時既に焚火台は種類が豊富でしたが、コスパの良さと組み立てのしやすさからヘキサステンレスを選びました。
ヘキサステンレスはスタンド、本体、底板、目皿の4つを組み立てる焚火台です。
全て薄く畳めるので付属の収納袋に楽に収まります。
重量は3.8kgと最近のソロキャンプ用焚火台と比べると重めですが、女性一人で持ち運べます。
組み立て方
組み立てはとても簡単。
まずはスタンドを適当に立てます。
その上に本体を入れて、底板で固定します。
多少形が崩れてもスタンドを動かして調整すれば綺麗な五角形になります。
この底板と目皿は個別に売られているので壊れた際も安心。僕の3年間使用しているヘキサステンレスでは汚れと錆は強いですが変形はしていないので普通に使っていて壊れる事は少ないと思います。
そして最後に目皿を入れたら完成!見事な五角形ですね。
組み立て自体は1分もかからずに終わります。サイズは41x47.5x30cmと大型に分類できる大きさで、僕のようにソロキャンからファミキャンまで様々なキャンプスタイルで使用する事ができます。
スタンドの一方向のみにキャプテンスタッグのロゴを刻印した板がついています。
五角形でどこも同じ形状ですがこのロゴ部分を正面にしています。
こちらが空気口。一面に二か所開いています。
ここから空気を取り込んで薪の燃焼効率を高めています。
一応焼き網も付属していますが、こちらはすぐに変形しました。
本体が五角形なので100円網などで代用できないのがネック。単体で売っている焼き網を購入するしかありません。
僕は焚き火用の五徳を購入してヘキサステンレス上で調理をしています。
www.shirodango.com
このキャンピングムーンの焚き火ゴトクがヘキサステンレスには丁度良い大きさなのでおすすめです。
柄ありだと焚火がさらに映えます。
3年間使用してみた感想
本体は変形等全くなく隙間から灰がこぼれることはありません。
薪を大量に入れて燃やしても、ダッチオーブンを置いたりしても安定性が抜群で崩れる事は一度もなかったです。
なんでも開発時に本体の厚さは大変苦労したらしいです。薄いと重量が減って持ち運びやすいけど変形しやすい、厚いと頑丈だけど重量が増す。試行錯誤した結果このヘキサステンレスの厚さになったようです。
火は燃やし方にもよりますが綺麗にあがります。
すり鉢状なので薪を適当に入れても大丈夫。積み上げた薪が崩れても本体が深いので燃えた薪が飛び出すなんて事はありません。
調理に関してはダッチオーブンと相性がとても良いです。
ダッチオーブンは底と上部は暖めやすいですが側面が難しい。ヘキサステンレスではダッチオーブンがすっぽりハマるので本体の側面からの放熱によって全体が暖まりやすいです。
本体が広いので火力を一カ所に集めたり分散する事ができます。
ステーキを一気に焼き上げたり、焦げやすい野菜類は少し遠い所で調理したりと広く使用できます。
あと広いと単純に食材を一気に焼く事ができます。
これは友人とのデュオキャンでチーズフォンデュの食材を作っている時。小型の焚火台では一種類ずつ使うような状況でもヘキサステンレスでは同時進行が可能です。
網を置けば片側で肉を焼きながら、もう片側でお米を炊いたり、汁物を作ったりしたこともあります。
最後に燃焼効率について。
実際に薪はとても燃焼しやすくたくさん焚いても燃え残りが少ないです。
僕が一緒に使っている小型の焚火台にはさすがに負けますが、大型焚火台としては満足しています。
良い所、悪い所
それではキャプテンスタッグ『ヘキサステンレス』の総評といきましょう!
良い所
・コンパクトになる大型焚火台
・高い安定力と燃焼効率
・頑丈
・安い
ヘキサステンレスは大型焚火台ですが組み立て&片付けがとても楽。展開すればすり鉢状の形状で調理しやすく焚火自体も薪が大量に投入できるのでとても楽しい。
3年使った感想でいうとただ『頑丈』という事。僕はこのヘキサステンレスに関しては一度もメンテナンスしていませんが本体の変形等がほぼありません。
本当は新しい焚火台が欲しくても中々手が出せないのはこのヘキサステンレスがまだまだ使えるからです。
そしてこのクオリティで1万円を大きく下回り、AMAZONでは5000円以下(R3.7月現在)で購入できるコスパの良さです。
悪い所
・灰が地面に落ちやすい
・火がつきにくい
・網の耐久度が低い
3年間使用してみて一番悪く感じたのが灰が地面に落ちる事。空気口がやや斜めに開いており、すり鉢状の上部の方が大きい形状なので灰が空気口からとても落ちます。その為スパッタシート等は必須。
あとはサイズが大きいので風が強い日だと影響を受けやすく薪が着火しにくいです。いくら深型で本体側面で守られているとはいえ小さい火だとすぐに消えます。大型焚火台のしょうがない点だと思います。
僕は使う事がないので問題ないですが網がすぐに変形してしまうのをデメリットに挙げている方が多いです。また網はセットする時内側にはめているだけなので端に荷重をかけると崩れるなど網関係はまだ改善が必要のようです。
最後に・・・
僕のキャンプ道具の中ではST-310と並ぶほど最古参の道具の紹介でした。
新しいキャンプ道具も良いですが、長年使って経年劣化した道具も違った楽しみ方が出来てとても良いですね。
焚火台は今後もヘキサステンレスに頑張ってもらおうと思います。それでいつか壊れる時まで使い続ける。
完全に壊れた時は多分泣くかもしれないな。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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