僕は1か月に一個以上好きな物を買う嬉しい決まりを作っています。
今回はキャンプ道具を買おうと思っているとふと「斧が欲しいな~」という考えがぽつり。
鉈がすでにあるけど斧に手を出してしまう。刃物は男心をくすぐる謎の魔力があります。
キャンプで斧は何に使う?
主には薪割りになると思います。
一度アックスで薪割りをした事がありますが、あれは中毒性がありますね。
他の用途として・・・
フェザースティック作り
1本の木材を先端に抜けて細く切り込みを入れ、まるで羽が生えたようにする事です。
よくキャンプ動画で作っている所を見る方はおられるのではないでしょうか?
フェザースティックは燃えやすいので、焚きつけが周りにない時などに作成する事が多いです。
ブッシュクラフト
人工物をあまり使わずに自然物だけでアウトドアを楽しむ事を言います。
例えば落ちている木だけでランタンスタンドやペグを作ったり、布と木を組み合わせて椅子を作ったりします。
海外で人気になってから日本でもキャンプ人気に伴ってブッシュクラフトも有名になりました。
斧はまさにブッシュクラフト向け。
薪割り以外に2つご紹介しましたが、絶対に斧じゃないといけないという作業はありません。
斧がなくても鉈やナイフで出来る事です。違うのは各刃物によってメリット、デメリットがある所です。
斧の良い所は「薪割り」に特化している物が多い事です。
次から簡単に「斧」という道具の紹介をしていきます。
斧の種類
細かく調べると斧だけで意外と種類が多い。
ここでは間違いがちな「アックス」と「ハチェット」について簡単に説明します。
アックス
柄が長く、刃が重いので木材の繊維を切断するのに適しています。
ハチェットと比べて威力が高い分、大きさから携帯性は悪いです。
主に樹木の伐採や自宅用の薪ストーブ用の薪割りで使用される事が多い。
よく童話などで出てくる木こりが使っているような長い斧は「アックス」という事ですね。
ハチェット
柄が短く、着火用の枝や薪を細かく割るのに適しています。別名「ハンドアックス(手斧)」。
アックスと比べて威力は弱いですが携帯性に優れています。
キャンプでよく見かけるのはハチェットですね。
細かくいうと刃の太さや、大きさ、形状から色々種類があるみたいです。
斧は奥が深い。
柄の種類
長さによる違い以外に柄は2種類に分かれます。
木製
キャンプ人気が高いのが木製。
自然に映える外見は部屋に飾ってもおしゃれに見えそうです。
木なので寒暖の差でくさびが緩んでしまったり、水に弱く最悪カビが発生するデメリットがあります。
樹脂製
外見は木製と違って映えにくいですが、グリップ力、刃の固定力に優れています。
刃とグリップが一体化している斧もあり自由な形状で安定性に優れた斧が多いです。
また樹脂製は木製と違い軽量なので初心者でも扱いやすい。
有名メーカー斧
ハスクバーナ / 手斧38㎝
おそらくキャンプ斧で一番人気の商品。
ハスクバーナは1689年設立のスウェーデンの農林・造園機器や、建設機械のメーカー。
約300年の歴史を持つ企業って凄いですね。
手斧38㎝は0.6kg程しかありませんが、頑丈ながら切れ味鋭いスウェーデン鋼で刃が製造されています。
専用革ケースがついても1万円を下回る所はとても嬉しいですね。
他にキャンプ用斧38㎝もありますが、薪を割るという点においては手斧38㎝の方が良いそうです。
ハルタホース / スカウト
元々はハスクバーナと同じく1600年代に鉄製造をしていたハルツブルクという会社。1944年に製紙会社に買収されて1992年には工具メーカーの今のハルタホースに買収されたようです。
製造方法はスウェーデン鋼、柄はヒッコリー製、長さ38㎝、重さ0.6kgとハスクバーナの手斧38㎝とほぼ同じです。
違う点は外見とロゴ、専用革カバーです。両者共とても良い斧なので好きな方を選んで良さそう。
グレンスフォシュ・ブルーク / ワイルドライフ
調べた中で斧界のフェラーリはこのグレンスフォシュ・ブルークというメーカー。
値段は先ほどの手斧38㎝とスカウトの2倍。理由は全て職人の手作りだからです。
職人が作った斧はイニシャルが彫られ、似たような形状でも全世界でたった一つの斧です。
全長34.5㎝で445gしかないのでとても扱いやすく、切れ味は抜群。
値段は高いですが『世界に一本だけの斧』と言われると欲しくなってしまいますね。
フィスカース /X7
フィンランドが世界に誇る一般消費財メーカーでガーデン用品分野では世界No.1です。
樹脂製のスタイリッシュな外見で、持ち運びに便利な専用ケースがついています。
全長41.91㎝、重量635gと先ほど挙げた木製斧と変わらないスペックです。
機能性重視の樹脂製なので荒っぽく使っても汚れを落とす程度で大丈夫。水濡れも恐くありません。
モーラナイフ / キャンピング アックス
キャンプ好きは聞いた事が一度はあるであろうモーラナイフも斧を販売しています。
まずモーラナイフのモーラとはスウェーデンのダーラナ県の刃物街モーラの事をらしい。日本の燕三条みたいな感じでしょうか。
今までの斧とは少し変わった形状で、柄は樹脂製。隙間のない作りなので汚れがつきにくいです。
切れ味はモーラナイフ同様とても鋭く、届いてからすぐに使用する事ができます。
気になった斧
有名メーカーの斧はどうしても人と被りやすいです。特にハスクバーナは斧にそこまで詳しくない僕でも知っているメーカー。
そこであまり聞いたことが無いけどかっこいい斧を2つご紹介します。
オヨ / ヒュッテ
ノルウェー唯一の斧メーカーで1882年に創業しています。
ダークブラウンの柄とこのメーカーのモチーフであるフクロウのロゴがオシャレ。
重さ500g、長さ34㎝と小さ目ですがキャンプ、アウトドア、ブッシュクラフトなどをするために製造されています。
上位ブランドと比べ切れ味は落ちるでしょうがデザイン性の高さがポイントです。
バイソン / ハンティングハチェット
バイソンはドイツにある斧メーカーで、1879年から創業しています。
ドイツ規格で高品質の証である品質クラスAのファーストクラス鋼を使用している事で、鋭い切れ味と長寿命を獲得しています。
500g、33㎝とオヨのヒュッテと同じくらいの大きさ。カバンに入る程なのでどこでも持ち運べます。
最後に・・・
壊れない限り買いかえる事もない道具ですのでどの斧にするか悩みますね。
無難にいくならハスクバーナやハルタホースなのでしょうが、僕の「ちょっと変わった物が欲しい病」が発症しているので別の物になるかも。
かといって切れ味や品質が悪いと嫌なので難しい。
どの斧を選ぶにしろ今薪割りで使っている鉈くんの出番は激減する事になりそうです。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
↓こちらの記事もおすすめ↓
最後まで読んでいただきありがとうございます!
現在ランキングに参加しております。1ポチリでテンションが最高潮になるので出来ればポチっとお願いします!!