『ラーテルワークス』から発売された『ヴァルテント』。
9月に登場してからは即売切れ、予約殺到という大人気のテントです。
そんなヴァルテントと、テントを開発したラーテルワークスについてまとめました。
ラーテルワークスとは・・・
「大自然の中に最上の空間を」をテーマに自然に溶け込みながらも機能性抜群のギアを開発しているブランドです。
2020年に大阪で立ち上がったばかりですが、人気のヴァルテントを始めキャリーワゴンやシェラカップなど幅広く展開しています。
名前の由来は?
主にアフリカに生息しているイタチ科の動物「ラーテル」から取っています。
写真の子熊のような動物がラーテル。
よくTVの動物番組で取り上げられているのでけっこう有名ですよね。
ライオンや毒蛇、人間などどんな動物に対しても恐れず手を出す事から「the most fearless animal(世界一怖い物知らずの動物)」としてギネスブックに登録されています。
そんなラーテルの姿勢から
我々も「いかなる時も貪欲に良い製品(WORKS)を作り続ける」
という想いを重ねブランド名としています。
現にヴァルテントを開発する際も特徴的な外見だけでなく機能性を高める為にはどうするか、試行錯誤したようです。
「貪欲に良い製品を作り続ける」という言葉は本当に素晴らしい。
これからの新しいギアも楽しみでしょうがないです。
↓気になった方はHPをチェック↓
WALTENT(ヴァルテント)について
Wal(ヴァル)テント|PRODUCT|ラーテルワークス|RATEL WORKS引用
一見ツールームに見えながらシェルターにも見え、実はメインポールがある面白い外見のテント。
今までのどのテントとも被らない事は確実。
色味はベージュというよりコヨーテブラウンといった感じでしょうか。とても自然に映える色でおしゃれですね。
圧倒的な窓の多さも魅力の一つ。
スクリーンタープの要素も含めてきました。どこまで可能性が広がるテントなんでしょうか。
インナーテントも前後左右に窓があるので暑かったりジメジメしやすい夏や梅雨時でも涼しく過ごせます。開放的過ぎる。
サイズ
全長510㎝もあるのでグルキャンやファミキャン用サイズになります。
前室リビングが300㎝×200㎝ありリビングとしては十分。さらに四隅が垂直になっているのでデッドスペースがなくテント内インテリアの設置がしやすい。
寝室のインナーテントは200㎝×280㎝と大人4人が寝れるスペースを確保。インナー部分はワンポールの頂点になっているので背の高い方でも楽に出入りができます。
寝る、食べる、くつろぐ全ての事をこのテント下で快適に行う事ができます。
別売りのキャノピーポールを使用し全て展開すればリビングが6mにもなります。
暑ければ広げて風通しを良くし、寒ければ幕を閉じて中で楽しむ。
窮屈になりがちな秋、冬の籠りキャンプもヴァルテントなら広々で過ごしやすそう。
スペック
フライシート:150Dポリエステルオックスフォード(PUコーティング、耐水圧2000mm、テフロン撥水加工、UVカット加工)
インナー:ポリエステル65%、コットン35%(撥水加工)
インナー(ボトム):300Dポリエステルオックスフォード(PUコーティング、耐水圧2000mm、撥水加工)
メインポール:A6061 Φ30mm
エクステンションポール:A6061 Φ20mm フロント×2 サイド×2
アーチポール:A7075 Φ13mm
個人的にヴァルテントで一番いいなと思ったのはフライシートはポリエステル、インナーテントはポリコットンという所。
外は雨風に強いポリエステルで耐水圧は2000mmを保証しています。紫外線を遮るUVカットも加工済み。
中はポリコットンで通気性の向上、睡眠の快適性を確保しています。
ラーテルワークスの自然に溶けこみながらも高い機能性を目指す姿勢が如実に表れていると思います。
最近サーカス コットンを購入しましたが結露した時の乾燥が本当に大変でした。重いし、大きいしでベランダに干すのも一苦労。
フルコットンだから結露しないだろうと考えていた僕の残念脳みそのせい。
もしこのヴァルテントのフライシートがポリコットンならどうでしょう。6m以上にもなるようなテントを乾燥させるのは考えるだけで大変そう。
それがヴァルテントは一番大きい部分が乾燥させやすいポリエステルなのは賢いと思いました。
ポリコットンだろうがフルコットンだろうが結露する時はしますし、雨に降られたらそれで乾燥コース直行ですからね。
凄すぎる標準装備
これまでも紹介するだけでも欲しくなってくるテントですが、さらに凄いのは標準装備の多さ。
豊富なテント内ポケット
インナー内には【小】1穴ポケット×2(左右)、【大】8穴ポケット×2(左右)、出入り口には【中】2穴ポケット×2(左右)
カラビナ付きデイジーチェーン
テント上部に掛けられるだけランタンなどを飾れます。
RATELWORKSのロゴ入りなのもおしゃれ
鋳造ペグ
25㎝の鋳造ペグが標準装備。
プラスチックペグやステンレスペグならわかるけど鋳造!?
リフレクトガイロープ
夜間光を当てると光るガイロープが標準装備。
色味といい形状といいおしゃれすぎる。よく使っているギギ‐1のガイロープは真っ黒で酔っぱらうといつも躓いてしまいます。
電源コードジッパー
AC電源を使うサイトであれば外部からコードを入れる事ができます。
わざわざスカートの下に通す手間が省けるのは大変良い。
ベンチレーション
テント上部のワンポール部分にはベンチレーションがついています。
元々窓がたくさんあるので換気に関しては問題なさそうですが、ベンチレーションもついているとより安心ですね。
スカート
寒い時期にはかかせないスカートも標準装備。
窓の多さといいオールシーズン使えるテントです。 スカートは巻き上げる事ができるのでタープとして展開しても綺麗にまとまります。
グランドシート
大体別売りのグランドシートも標準装備。
ここまでくると無い物が無い気がしてきます。
ビルディングテープ
ここまで複雑なテントなので設営が難しいと思いきやガイドとなるテープが備え付けられています。
ギギ‐1にもあっていつも目安に建てています。これがあると正確な形に設営しやすいですが僕の空間認知能力の低さによってちょっと傾いてしまうのはご愛嬌。
高品質ハンマー
よくみるプラスチックの安物ハンマーではありません。明らかにしっかりしたハンマーが標準装備しています。
何よりかっこよすぎる・・・。
「プラスチックのハンマーや叩きにくいハンマーはつけません」とサイトに書いてある所とても信頼できます。
どこぞの有名ブランドはどのテントもプラスチックハンマーというのに、素晴らしい心意気です。
小物収納ケース
上記で紹介した鋳造ペグ、高品質ハンマー、ガイロープを入れる収納袋つきです。
ここまでつけたら収納袋もつけたれ!という清々しさを感じます。
普通の収納袋ではなく、専用収納ケースといった風ですね。
現在僕が使っているペグキャリーケースにとても似ています。
ペグやハンマーは汚れやすいのでそれらを一緒くたに収納できるのはありがたい。
気になる価格は・・・
価格の前に本体と付属する物をまとめましょう。
- 本体
- メインポール×1本、エクステンションポール×4、アーチポール×1
- デイジーチェーン
- ハンマー
- 鋳造ペグ
- ガイロープ
- 収納袋
これらが購入すれば手に入ります。
別売りなのはキャノピーポールのみです。
ここまでついてたらお高いんでしょう~?
お値段は・・・
69800円(税込)也
皆さんはこの値段を見てどう思われましたか?
僕は格安だと思いました。
大きさ、インナーポリコットン、標準装備&付属品の多さからしたら他ブランドなら10万を越すのではないでしょうか。
僕は最初見つけた時「どうせ12万とかなんだろう」と思って一番下まで見て驚きました。まさか10万を余裕で切るとは・・・。
ソロキャン主体の僕からしたら購入しても手に余りますがファミキャンするようになれば是非欲しい一幕です。
現在、例の如く転売ヤー達により高騰化しているので購入する際はご注意を。
正確には69800円です。
ちょっと似ているテント紹介
ヴァルテントは形状的にカテゴライズするのが難しいテントです。
似ているとしたらツールームテントや開放感の強いテントになると思われます。
Coleman / タフスクリーン2ルームハウス
ツールームテントといえば一番の王道はColemanのタフスクリーンではないでしょうか。
キャンプ場でもよく見かけたり、レンタルで貸し出している所もよくありますよね。
ヴァルテントと比べると長さ、幅共に約1m小さいサイズとなっています。
LOGOS / 3ルームドゥーブル
全長が622㎝とヴァルテントより1m大きく、その分リビングも広がるのでゆったりできます。
キャノピーから蚊帳を垂らす事でリビングの広さを確保しているので窮屈感も少なそうですね。
ogawa / アポロン
発売してから絶大な人気を誇るテントです。
ogawaでは「全天候型テント」と呼んでいます。その名の通りシェルターのように閉め切る事も出来れば、全面をメッシュにして通気性を良くすることも可能です。
幅320×高さ205×奥行435cmと思いの外小さいサイズですが、細かい所まで丁寧に作られているogawaならではの安心感があります。
価格は気にしてはいけません・・・。
MINIMAL WORKS / V House M Tent
韓国発の急成長ブランドのミニマルワークスのシェルターテントです。
ogawaのアポロン同様全面メッシュなので気候に合わせた形状に変える事ができます。
約全長540 x 幅305 x 高さ190cmという大きさなのに、9.2kgという異常な軽さが一番の強みです。
こちらも価格は見て見ぬふりで・・・。
最後に・・・
同レベルのテントや似ているテントを調べてみましたが、ヴァルテントのスペックでこの価格は本当に安いです。
アポロン、V House M Tentは余裕の10万越えです。
コスパ最高のテントのヴァルテントの唯一の欠点は即完売してしまう事ですかね。
最近サバティカルやビジョンピークス、タラスブルバなどコスパの良いテントが流行っていると思います。
これも全てキャンプ人気のおかげ。このまま盛り上がりまくってどんどんおもしろいテントやギアが生まれてくれると嬉しいです。
それでは今回はここまで!
皆さんも良いキャンプライフを!!
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