最近の密かな僕の趣味であるヴィンテージ&アンティークショップ巡り。
好きな物を買った後にふと「キャンプに使えそうな軍用の物なんかありますか?」と聞いた所、「あるよ」と店主さんが持ってきたのがこの道具。
1週間考えましたが、男らしい姿が忘れず購入。
調べたところ、この謎の道具は『ノルウェー軍のフードコンテナ』という事がわかりました。
↓動画はこちら↓
外見紹介
表には謎のエンブレムと型番や名称が書かれています。
見た目でわかるミリタリー感が超お気に入り。
一番最初は14000円くらいだったけど値下がりまくって8000円になったそうです。
ヴィンテージ物は高いイメージがありましたが、これは安くて良かった。擦れ、傷は所々にありますが。
この「ISOLERKÄRL」の意味は調べても出てきませんでした。海外の方の紹介動画は2件程出てきました。動画については後述で紹介します。
一応ISOLEだけだと「島々」という意味みたい。なにそれ。
セカイモンというオークションサイトで全く同じ型の物が取引されていたのですが、それによると「フードコンテナ」らしい。
「13L」はそのまま容量の事でしょう。下の番号は型番だと思われます。
こういう謎を究明していくのはおもしろいですね。
背面の「E.S.S」は全くわからず。
どこかのエネルギー供給会社やサングラスやバイザーを販売している会社がヒットしました。
う~ん、謎だ。
上部には開口部のような部分が二か所。
ここはビクともしません。
錆びているとか経年劣化とかでなく開く気がしない。
底には「DYNO NORWAY」の文字が入っています。
これでノルウェー軍の物という事がわかります。「DYNO」についてはわからず。
そして「1979」の文字から今から約41年前の商品という事がわかりました。
1979年の事について調べると・・・
日本ではウォークマン発売、週刊ヤングジャンプ創刊、長岡京ワラビ採り殺人事件、ドラえもん放送開始、うまい棒発売など。
世界的には第二次オイルショック、中越戦争など。
ノルウェーでは単独犯として世界最大の殺人を犯したアンネシュ・ベーリング・ブレイビクが生まれた年でもあります。まさかの・・・。
個人的に長岡京ワラビ採り殺人事件は調べると怖い未解決事件で必見。
現在は時効となっていますが、殺害された主婦が残したメモであったり、殺害方法であったり怖い事件です。
大きさは縦約46㎝。
横約33㎝。
幅約20㎝。
とやや大きめです。
内部紹介
このフードコンテナを開くにはこちらのロックを外していきます。
外し方は簡単で・・・
上のロック部を開いて、下に引っ掛かっている止めを外すだけです。
さすが軍物なのでロック部が固いです。あと押さえずに外すと勢いよく開いてしまうので注意。
中にはこのプラスチック容器が2つ入っています。
別段汚れがひどい訳ではありませんが、状態はあまりよくない。
おそらくこの容器に食料を入れていたのでしょうか。
ノルウェー軍が何を食べるのかわかりませんが、容器に入れるという事は調理した物か食材ですよね。
容器の蓋はペラペラに曲がっていたので使えそうにありません。
これは購入時に店主さんに説明されていたので了承済み。
よく100円タッパーをシンクに放置していたら他の食器の重みとかで変形してしまいますよね。この蓋もそんな感じ。
中はこのようにクーラーボックスの内側のようになっています。
ビールを入れるくらいなら丁度良さそう。
底の方含め汚いので後で洗う事にします。
これが何汚れなのかいまいちわかりません。
外側は土&砂汚れなのですが内側はなんだろう。
この汚れも歴史あるものと考えると少し躊躇いますね。
外側は擦り傷がたくさんあります。
軍で使用していた時についたのか輸送されてくる時についたのかは不明。
店主さん曰く海外から輸送されてくる時は大抵梱包は酷いそう。食器類はよく割れているんだとか。
天板の下についている物はまさにクーラーボックスといった感じで、パッキンがついています。
驚いたのがこのパッキンが摩耗している感じもなく綺麗だった事。
まだまだ使えそうです。
洗浄開始
歴史ある汚れの可能性もありますが綺麗にします。
このまま部屋に置いておくわけにはいかないですし。
普通にスポンジでゴシゴシします。
汚れがひどい所はブラシでゴシゴシ。
一番多いのはこのような砂汚れ。
水に浸けるとすぐに茶色く濁ります。
本体の洗浄完了。
真ん中のシールが剥がれそうで怖かったです。
少し残っているのがヴィンテージ感が出て良いですよね。
多分使わないだろうけど容器も洗います。
変な虫が沸いたら嫌だし。
ベランダで乾かします。
奥が汚くてすいません。テントを干したりしていると砂や泥、巻き込んでいた葉っぱがベランダに溜まってしまいます。
あとガンプラ塗装する時の粉塵とか。一回大掃除しないといけないな。
乾燥完了です。
見違えるほど綺麗になりました。毎年断っている同窓会にふらっと行った時に出会う元クラスメイト並みに綺麗になっています。
まぁ昔の黒歴史を思い出すので同窓会は行かないのですが。
中もこのように綺麗になりました。
ほんとクーラーボックスですよね。僕は今までクーラーボックスがなかったので丁度よかったです。
いつもは100円ショップで買った簡易クーラーケースにビールとかお肉を入れていたので助かりました。
このフードコンテナがどこまで保冷力があるか今度実験してみようかな。
さいごに・・・
こちらの動画を見て下さい。「ISOLERKÄRL」で検索した時に出てきた海外の方の動画です。
Norwegian Food Container | The Test
名前の通り色々なテストをしてくれていますが、一番気になったのは耐久テスト。
英語はわかりませんが、コンベアを装着している車がこのフードコンテナの上を通ったのはわかります。
そしてほぼ無傷のフードコンテナ。さすが軍物、耐久性は抜群のようです。
最初の車だと滑って踏めなかったのですが、それもこのフードコンテナの形状がなせる技のような気がします。
あと動画を見る限りクーラーボックスとしても使えるようです。その辺は安心。
という事で簡易実験。
僕の家で動かせるけっこう重い物といえば自分です。体重64kgありますが、余裕で支えてくれています。
足元から謎の安心感が漂ってきます。
お次は前回のフィールドラックでも登場したエヴァ製のダンベル10kg×2個。
合計84kgとなりましたが「まだまだいけるぜ」とコンテナが言っています。
↓ダンベルでの荷重実験↓
これは中々いい物を買ったかもしれない。耐久性抜群のクーラーボックスなんて中々ないはず。あとは軍物って所。
そして僕がヴィンテージに目覚めてしまうのも遅くはなさそうです。
将来的には軍物とかヴィンテージ物で固めてキャンプしたいものです。たちまちコールマンのヴィンテージランタンでも買いましょうかね。
今のコールマンランタンも約26年前の物なのですがやっぱりあの赤いヴィンテージランタンがかっこいい。
全てにおいてお金と相談ですね。
それでは今日はここまで!
みなさんも良いキャンプライフを!!
↓クーラーボックス実験↓
最後まで読んでいただきありがとうございます!
現在ランキングに参加しております。1ポチリで最高潮テンションになるので出来ればポチっとお願いします!!