『イジらないで、長瀞さん』5巻の簡単な感想です
- 第31話 冒険心ってものがセンパイに足りないとこなんですよ
- 第32話 センパイはムッツリだし!!
- 第33話 センパイ、本当なんですか?
- 第34話 キモキモセンパイがまともにデート出来るわけ無いっしょ!!
- 出張版 意外と楽しいかもしれないっスね、元センパイ
- 第35話 うちらがパイセンのセンパイになるって事だよなぁ?
- 第36話 センパイがさせたんだろ・・・
- 第37話 センパイが遠い目してる
- 第38話 やってやりますよ、センパイ!!
- おまけ センパイ、顔真っ赤っスよ~?
- 感想
第31話 冒険心ってものがセンパイに足りないとこなんですよ
センパイの絵をインパクトに欠けるとイジる長瀞さん。
「冒険してみてもいいんじゃないっスか?」
そう長瀞はいい、続けてセンパイの買ったジュースを見ながら普通の味のやつっとイジる。
センパイも負けじと・・・
「そういう長瀞は何飲んでんだよ?」
恥ずかしそうに長瀞さんが自分のジュースを取り出すとセンパイと同じジュースだった。
話も終わり、ジュースを椅子に置こうとすると長瀞さんのジュースにあたってしまう。
この状況を長瀞さんも見ていた。
1/2の確率で間接キス・・・。長瀞さんの顔を窺いながら自分のジュースを当てようとするが、わからず。
だが長瀞さんもどちらが自分のジュースかわかっていない様子
そこでセンパイ、長瀞さんの言葉を思い出す
「たまには・・・冒険しても」
勢いよく飲むセンパイ、そんなセンパイの冒険心に驚きを隠せない長瀞さん。
間接キス1/2の確率のジュースは二人にもやもやしたものを残した。
第32話 センパイはムッツリだし!!
「癒しが必要だ」
と苦手な体育が二限あったセンパイは考える。
部室で一人静かに絵を描こうと考えているセンパイは部室を開ける。
そこにはいつもの溜まり場にうるさい連中が来たから、と部室に集まった長瀞さん&フレンズ達が・・・。
そのうるさい連中にはフレンズの一人桜を送り込み、思春期特有の性欲を利用し内部崩壊させる恐ろしい計画を立てていた。
そこで話はセンパイに性欲があるか、ないかに切り替わる。
フレンズのガモちゃん、よっしーに性欲はない!とイジられるが、頑なに性欲はある!と言い張る長瀞さん。
その自信は太ももを触られた事があるからだろうか、負けず嫌いの長瀞さんはガモちゃん、よっしーと対決する。
対決内容は部室でエロ本が見つかれば長瀞さんの勝ち、なければフレンズの勝ち。
長瀞さんはひたすら探すがなかなか見つからず・・・
その姿を見かねたセンパイはそっと自分が別室に隠していたエロ本を置く。
勘の良い長瀞さんであるすぐさまセンパイの異常を見抜きエロ本を見つける。
「エロい本だーっ!!」
長瀞さん喜びのキモキモイジりを受けるセンパイ。
フレンズ達はそっとしておこうと部屋を後にする。
第33話 センパイ、本当なんですか?
前日に自分で作った手抜き弁当を長瀞さんにバカにされたセンパイ、翌日気合いをいれて作り直してくる
手抜き弁当で卵焼きが好きと聞いた長瀞さんはセンパイに食べさせてあげようとお弁当を作ってきていた。
どうせ、またぐちゃぐちゃ弁当なんだろうと高をくくっていた長瀞さんはフレンズと共にセンパイの弁当の完成度に驚く。
案の定センパイの弁当はとてもおいしく、ガモちゃん、よっしー共に普段はイジるはずが褒めちぎる。
段々イライラしていく長瀞さん。
そんな姿に察したフレンズ二人はセンパイに長瀞さんとおかずを交換しろと伝える。
そんなこんなでセンパイは唐揚げ、長瀞さんは卵焼きを交換しあい、食べてみる。
長瀞さんの卵焼きはイジりS少女からか明太子入りピリ辛卵焼き。
センパイの唐揚げを食べた長瀞さんはフレンズ二人と同様においしさに包まれるが、恥ずかしさ、負けず嫌いさから何も言わないのであった。
第34話 キモキモセンパイがまともにデート出来るわけ無いっしょ!!
長瀞さんフレンズの一人桜は悩んでいた。
前回のうるさい連中の内部崩壊計画により、ストーカーができてしまったと。
そこで唯一頼れるセンパイに彼氏のふりをしてデートをしてほしいとお願いしてきた。
そんな桜の急なお願いに驚くセンパイ、そして長瀞さん。
少し考えた長瀞さんだったが・・・
いつも通りセンパイを奪わせまいと反撃に。
だがセンパイの負けず嫌い感がまさり、センパイと桜は本当にデートに行く。
そんな二人を追いかけるストーカーと長瀞さん、ガモちゃん、よっしー。
二人の仲良い姿を見た長瀞さんは我慢できず、ストーカーを捕まえ謝らせて一言
「これで茶番は必要なくなったね」
今まで見た事ない凄みを感じたセンパイと桜はただうなずく事しかできなかった。
偽装デートも終わりいつも通りやらしい!とセンパイをイジる長瀞さん。
デートは早いですよとセンパイに言うと・・・
夏祭りの時のデートを思い出してか照れながら言ったセンパイに続けて長瀞さんは・・・
「やっぱセンパイ、キモ♡」
と頬を赤めながら言うのであった。
出張版 意外と楽しいかもしれないっスね、元センパイ
そろそろセンパイ、長瀞さんのいる高校も中間テストが迫っていた。
最近買ったゲームにハマり勉強がおろそかになっているセンパイは長瀞さんに留年しますよとイジられまくる。
センパイが留年してしまった事を妄想し爆笑する長瀞さん。
「意外と楽しいかもしれないっスね、元センパイ♡」と長瀞が言うと、
センパイが気が抜けてか・・・
「まあ退屈はしないかもな、長瀞となら」
と言った本人も恥ずかしがる一言を。
そんな不意打ち発言を聞いた長瀞さんは赤面し、照れ隠しイジリを連発するのであった。
第35話 うちらがパイセンのセンパイになるって事だよなぁ?
センパイの中間テストの結果は特に問題ないものだった。
前回の例え留年話を聞いたガモちゃん、よっしーはセンパイの留年する姿を見てみたいと話す。
そして二度ある事は三度あると留年を重ね、長瀞さん達が学年でセンパイになった事を想像してみる。
確実にこき使われる事しか想像できず、3人でケタケタ笑い続ける。
そんな中、桜がひょいっと現れ、
「トロちゃん以外追試だし~、ウチらが留年する可能性のが高いかも~」
とやんわりと一言
すると手のひらを返し、センパイに勉強を教えてほしいとお願いするガモちゃん、よっしーだった。
第36話 センパイがさせたんだろ・・・
友達から次の絵のモデルを断られたセンパイ。
一人悩んでいるとどこからともなく長瀞さんが
「お困りのようですねっ!!」
と現れ、絵のモデルを引き受けると言ってくる。
長瀞さんを書くのは緊張してしまう為徹底的に拒否するセンパイ。
だが、相手は長瀞さん。センパイに対して一歩も引かない。
そんな長瀞さんの姿勢に負けじとセンパイは妙案を思いつく。
モデルは引き受けるが、以前妄想で書いた猫コスチュームの格好をしてくるのが条件だ!
と一休さんばりのとんちを発揮するセンパイ。
そんな難解な条件にぐぬぬとこらえる長瀞さん。
そして・・・
モデル当日、長瀞さんは来た。完璧な猫コスチュームを着て。
裁縫部に頼んで作ってもらったらしい。
そんなコスプレ姿、さすがの長瀞さんも恥ずかしさの頂点。
照れ隠しでセンパイに当たっていると
「割と・・・に・・に・・似合ってるんじゃ・・な、ないかな」
とドキドキしながらセンパイが答える。嬉し恥ずかし長瀞さんはさらにセンパイに当たるのであった。
第37話 センパイが遠い目してる
コスプレ事件からその後、フレンズのガモちゃん、よっしー、桜も集まり部室で溜まっていると、来週開催される文化祭の話に。
各部活、クラスでの出し物に話題が変わると、センパイは過去の美術部での出し物の事を思い出す。 それは美術部部長と共に作り上げた展示。
部長は厳しいが、美術部をまとめ上げ、人気のない美術部の展示に大勢の人を集める手腕を兼ね備えた人物だった。
センパイが物思いにふけっていると、長瀞さんが「キモい」と話しかける。
今年も展示をする予定と急いで返答するセンパイだったが、それを「地っ味~」と長瀞さんが一蹴。
そんな話をしていると、廊下からコツコツ足音が・・・
「この足音は・・・!!」
部長が来たといち早く気づいたセンパイは、長瀞さん達を別室に移動させていた。
眉間にしわが寄っている部長は何か言いたげな様子。
怯えるセンパイ、急に隠された事に驚きながら聞き耳を立てる長瀞さん。
二人のイジりイジられる関係に暗雲が・・・?
第38話 やってやりますよ、センパイ!!
部長達二年は予備校に行くため部活動は休止していた。そんな部長は文化祭くらいは何かやろうと開口一番センパイに伝える。
続けて部長が来たのにもう一つ理由があると。
段々嫌な予感がしてくるセンパイ。
「美術部が良からぬ輩のたまり場になっていると・・・」
部長が凄みを出しながら言った事は他の人間から聞いた話。
だが、机の上にはお菓子のゴミや一人ではおかしいペットボトルの数。
しまいには長瀞さんの猫コスチュームデッサンまで発見されてしまう。
そこで部長はこの美術部を廃部にしようと考えているようだった。
「待ってくださいよ!!」
そんな話を聞いていた長瀞さんは我慢が出来ず飛び出してしまう。
長瀞さんはセンパイの頑張りを見てきた、部の事をほったらかしにした部長も悪いと立て続けに言う。
長瀞さんの言葉を聞いて、部長は文化祭の人気投票の順位で廃部にするか、しないか決めようと対戦を持ち込んでくる。
おどおどするセンパイに長瀞さんはセンパイの肩を叩き、
「やってやりますよ、センパイ!!」
と元気よく対戦を受けるのであった。
おまけ センパイ、顔真っ赤っスよ~?
ふわふわもちもちで有名なプレミアムあんぱんをゲットしたセンパイは、一人部室でそのふわもち加減を楽しんでいた。
そこにプレミアムクリーンパンをゲットした長瀞さんが現れる。
前回のガモちゃん&よっしーによるあんぱんドッキリに対抗してか長瀞さんもパンを胸に入れゲームを始める。
恥ずかしがるセンパイであったが「やましいことは何もない」と長瀞さんの胸に手を伸ばす。
触っている内に反対側のあんぱんがずれ落ちていく。
焦る長瀞さんだったが、あんぱん当てに真剣になっているセンパイは目を閉じながら既にパンが落ちている方の胸に手を伸ばす。
ある意味ラッキースケベではあるが、長瀞さんの胸を触りまくるセンパイは気づかず。
そして「これはあんぱんじゃない!!」と目を開き答えるが、そこにはパンの膨らみはなく、下にはズルりと落ちているパンが。
何を触っていたか気づいたセンパイはパニックになりながら謝るが、時すでに遅し。
長瀞さんも照れ隠しでぺしぺし頭を叩くのみだった。
そして言葉少なく二人はまるで胸のように柔らかいパンを食べるのであった。
感想
やっぱり長瀞さんがかわいい!
1巻と比べるとセンパイは長瀞さんに慣れてきて逆に長瀞さんをイジったりすることが増えました。
その為か長瀞さんの女王様感というかS感が失われてきているように感じます。
正直1巻の「あれっ?僕ってMだっけ?」と読んでいる側が感じるような長瀞さんのSっ気が好きだったので少し残念。
フレンズ達サブレギュラーが増えた事でドタバタラブコメ寄りになっていっていますね。
それはそうと桜がかわいい。目にハイライトが無い闇ありげな雰囲気でしたが、細かく目が書かれる事で小悪魔感出てきました。これが画竜点睛か。
よっしーのガモちゃんの言葉を端的に言うのがとてもかわいく、第二推しでしたが桜に乗り変わりそう。
そんなサブキャラ達も設定が確定してきた所で今後もドタバタ感が増しそうで楽しみです。
これマーベル VS. カプコンのウルヴァリンの強攻撃のポーズかな?というか確実にそうでしょ。途中ウルヴァリンの如く爪出すシーンあるし。
作者のナナシ先生はキャラの格闘描写がとても上手。絶対格ゲーやりこんでるな。
これは僕も愛読中の岡本倫先生のパラレルパラダイスですね。
『中身はほぼエロ漫画』は本当。極黒のブリュンヒルデから楽しみにしていたがエロ路線重視してくるとは・・・嫌いじゃない。
今回の感想はここまで!最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆さんも良い漫画ライフを!!