『ハッピーシュガーライフ』7巻の簡単な感想です。
簡単な流れ
最悪の出会い
ハッピーシュガーライフ(7) (ガンガンコミックスJOKER)
夢見がちな女子学生『神戸ゆうな』は毎日何となく生きていた。
そしてある男に出会ってしまう。
そしてここから地獄が始まる。
あさひ誕生
ハッピーシュガーライフ(7) (ガンガンコミックスJOKER)
出会った男に乱暴され遂に妊娠し『神戸あさひ』を生む。
頼りであった両親も男の親に唆され自分たちの保身の為に見捨てられる。
訪れない幸せ
ハッピーシュガーライフ(7) (ガンガンコミックスJOKER)
夫は帰らず、幼い『あさひ』と文字通り二人きりで生活する。
そんな時両親から電話が。内容は見捨てたことに対する謝罪、そしてまた家族として関わるという事だった。
喜ぶ『ゆうな』、七五三の準備をしていると今後は知らない番号から夫、『ゆうな』に着信が・・・
内容は夫の父親、そして『ゆうな』の両親の交通事故だった。
壊れてく母親
ハッピーシュガーライフ(7) (ガンガンコミックスJOKER)
両親が死に、夫は父親の遺産だけでは飽き足らず『ゆうな』が相続した遺産も奪いどこかへ出かける。
4年後無一文になり帰ってきた夫に『あさひ』含め暴力を振るわれる日々が続く。
そして『神戸しお』を生むことになる。
そんな『ゆうな』だったが、最早限界だった。
そして・・・
ハッピーシュガーライフ(7) (ガンガンコミックスJOKER)より
情緒不安定になり、『しお』の目から見ても壊れていく『ゆうな』。
何とか母親を元気づけようと『しお』も奮闘するが空回りに終わり、遂に『ゆうな』は手を出してしまう。
そして『ゆうな』は『しお』を外の世界に置き去りにする。
ハッピーシュガーライフ(7) (ガンガンコミックスJOKER)
そこで出会ってしまう。
異常者の叔母により愛が分からず苦悩していた『松阪さとう』と。
そして空っぽの少女と純真無垢な少女の生活が始まる。
感想
ただ単にお母さんがかわいそう。
色々な漫画を見てきましたが、腕切り落とされて痛い～とか拷問されてグロイ～よりこういうのが一番こたえる・・・。
救いようのない終わり方。他の漫画で言えば「ミスミソウ」とか「ぼくらの」みたいな。
だけど見ちゃう。そういう欝系漫画はハマっちゃいますね。
一度見たら当分見返さんけどな。
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本編に戻るとして・・・
あさひやしおちゃんの回想シーンの母親は悪いイメージしかなかったので、こんな子だと全体像が掴めました。
完全に被害者でした。見捨てた両親の気持ちもわかるな～。
大人になってしまうと家庭、仕事と束縛されてしまうので捨てることが怖くてできない。
でも見捨てるのはかわいそう。あのおかげで完全に転落生活まっしぐらだからね。
せめて親が独り立ちできるくらいまで度々顔出せば良かったのに。
スーパーのおばさんに
こんな簡単なことできないなんて今まで一体何をしてたの！？
という言われ
何をって・・・何も。何も、私は、何も・・・
っていう返答はこのゆうなの全てを語っていますね。
本当に何もわからないんでしょう。何も変わらない日常生活から急に乱暴な男に性的暴行を受け、妊娠し、結婚し、子供が生まれ、両親が死に、また子供が生まれ・・・。
こんな事立て続けに起きたら誰も導いてくれないし、教えてくれないでしょう。
学校も辞めてるでしょうし、友達もこんな辞め方したら確実に悪い噂流れて離れてくるでしょうね。
一応今巻はさとうの回想も入っているのですが、それよりゆうなちゃんの転落人生の先が見たすぎてあんまり頭に入ってこなかった。
現実では逃避行生活が始まるので楽しみです。それでは！
