ペーパードラッグ『ヘヴンズ ドア』の簡単な概要と感想です。
概要
著者が20年にわたる漫画家生活にて描いた作品集および海外で発表された「LANDED」を含む初の短編集。
ヘヴンズドア 小池桂一 Extra Works (ビームコミックス)
感想
正直言って何が何だかわからんぞ!
この『ヘヴンズドア』は僕が以前紹介した『ウルトラヘヴン』の著者小池桂一さんの短編集です。
ウルトラヘヴンのような麻薬の話や精神世界の話から、ギャグ要素が強い四コマやバンドデシネのような左読みの話のような変わったものもあります。
四コマとその他の絵のタッチが違いすぎて驚きました。同じ人物が書いたとは思えません。
この四コマとかはわかりやすいのですが、全体的に話の内容が濃くて一回読むだけではわからなかったです。
ですがやはり麻薬によるトリップ状態や、走馬灯(?)の表現はほんとにすごいです!
そして特徴的なコマ割り。漫画の内容だけじゃなく漫画自体がうねって、トリップしているようで見ているだけで引き込まれます。
内容を読み取ることは僕には難しい。わからーん(笑)
自分の国語力の低さを実感できます。まぁこれこそが小池桂一の世界っていうのが少しはわかった・・・と思います。
最後の左読みの『HORIZON』、『LANDED』、『Stereo Scope』は全くわからん。どう読み取ればいいのだ?
巻末に書いてある情報だと、HORIZONは『グラン・ブルー』という映画の10周年記念のパンフレットらしいです。調べてみると1988年に公開されたフランスとイタリアの合作映画でみたいですね。
LANDEDはかの有名なアメコミ出版社のMarvelのイラスト集の掲載されたもののような感じですね。
Stereo Scopeは三浦俊一という作曲家のジャケットみたいです。
どんなものなのかはわかった上で、読み返して見たけど・・・うん!わからん!
あと巻末からこの短編集の話ってだいたい1980年代に作られたものらしいんです。才能とは恐ろしいですね、すごい!
こんな人におすすめ
・ペーパードラッグでトリップしたい人
・小池桂一の世界に浸りたい人
ペーパードラッグ小池桂一短編集『ヘヴンズ ドア』。一冊読んでみてはいかがですか?
小池桂一作品『ウルトラヘブン』もどうぞ